怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

まっすぐに干したい

2012年04月01日 | 家族
義母は結婚前に花嫁学校のようなところに行っていたらしい。
全寮制で、尼僧が指導した、というのだから、現在の少女たちの生活の様子を観察いている限りでは想像もつかない生活が昔は普通にあったものだ。
小説や映画にはありそうだな、うわわわ・・・

私は実家の生活ではハンカチをこのように干していた。
これは実際に帰省時の実家で撮影。
義母はハンカチ類をこのように干す。

後ろに見えるのはシーツ、まっすぐに干す
数枚をまとめて一箇所の角を洗濯ばさみでとめるのだ。
これは、アイロンをかけるときに非常に苦労する。斜めに固まったハンカチを再び正方形に戻す労力が必要だからだ。
義母は「どうしてこうするのがいいのかわからないが、こうやって習ったからずっとこうしている」
と言っている。
どう見ても合理的ではないのだが、ずっと習慣付けてきたので止められない様子だ。仕方なく、私も彼女の方法に従っているのだが。
もしかして、干し場所の節約か?大量にまとめて洗濯をする習慣は昔は普通にあったのだろうか。
この写真でわかるが、秋から春先にかけての洗濯物は地下室に干す。
薄暗いこの部屋で、2.3日かけてじわじわと乾かすのだぞ、こちらに来た頃は気持ち悪かったが、恐ろしいことにそういった感覚は次第になくなっていった・・・・

食事のあと、義母は使った皿を重ねて運ぶ。
これでは汚れる必要がない裏面が汚れてしまうのではないか、と思うのだが、義母はそれも長年の習慣でやめられないらしい。
ごくたまに、義父が「重ねないほうがいいのでは」と提案するのだが、彼女がそんな意見に同意するわけがないっ。
多くの家庭で持っている食器洗い機はウチには存在しない。辛抱強く皿の両面を私は洗い続けるしかない・・・

その花嫁学校のほかの卒業生は、いまでも彼女のようにやっているのだろうか。
それにしても義母の時代は主婦としての仕事が認められていた時代だったのだなあ、と時代の変化を目の当たりにする。
女子も現金を稼ぐのがいい人生という価値観が植えつけられてすでに長い。義母の娘も家事より現金を稼ぐほうに熱心である。










5 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-04-02 13:52:28
1箇所だけ止めてぶら下げる干し方ってやだぁ~~~
こういう干し方って友達の家がそうでした。
干し方って性格出ますよねぇ~
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洗濯ばさみ (ケイ)
2012-04-02 16:31:26
これこれー!
コレって西部劇モンで、荒野の一軒家に訪ねて行くと
黒人のでっぷりとしたおっかさんが、木と木の間に張ったロープに
洗濯物をポイポイと無造作に掛けて、バシバシと
留めてる.....アレですよね!?(説明が長っ!笑)
売ってるの見たことないなー。
プラスチックの味も素っ気もないモンばかり。
な~んか、いいなァ、コレ。(笑)
あっ、この干し方は勘弁ですけど.....
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Unknown (ナイロン)
2012-04-03 10:31:12
あ~~
コメントに名前入れるの忘れちゃいました。
すんません。
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ふむふむ (ナイロンさま、)
2012-04-03 16:52:51
こちらの人たちは、洗濯物でないタオル類もこのように架けるのですよ。
売られているタオルもすでにそうすることができるように作られています。
日本の夏場にそうしたら、湿ったまま使うことになりますよね。
いまじゃあ、すっかり慣れてしまい、なんとも思わなくなった自分が怖いです。
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あらあら (ケイさま、)
2012-04-03 16:56:41
やはり、日本人には相当不評なようで・・・
そちらではどのような干し方をするのでしょうか?
考えてみると、物干し竿って、優れものです。
太さがあるから干した衣類に変な折り目がつきにくいし、乾きやすいと思う。
日本の生活、万歳、かな。
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