ほんの一年ほど前まで廃墟だったと記憶していた建物に、人が出入りしているのを見かけた。
歴史的な建築物なのだろう。すべてをなぎ倒して造りかえることをしないのはここではよくある様子。
外観はほとんど変わらない。数年前までは、窓ガラスは割れていて、中を覗くと何もなくてホコリとがらくたが散らばっていたものだ。
内部はきれいに、今風になっているのだろう。入り口にある郵便受けを観察すると、どうも事務所として使われているようだ。
中に入るのは不可能なので、周りを一周してみた。
あれれ・・・なんだか雑な修繕だな。
まあ、距離を置いて全体を眺めると美しいと感じるので、それでいいのだろう。
靴の泥を落とす道具がひん曲がっている。
いっそのこと、撤去してしまったらいいと思うのだが、それさえも面倒だったのだろうか。
新しいレンガの部分は、以前は入り口だったと思われる。
昔の姿とは違うけれど、大方は変わっていない、ということで街並みをひどく乱さない工夫をしたのだろうな。
義母が言うには、インゴルシュタット旧市街は、現代風になってしまって景観を壊しているらしい。
確かに、近隣の大きな街の様子と比較すると、義母の言うことは当たっているような印象だ。
ニュルンベルクとレーゲンスブルクの旧市街は魅力的だ。
このテキトー修復された建物は、旧市街から外れたところにある。
でも、残されてよかっただろう。義母も満足するかな。ここまで来ないかな。
歴史的な建築物なのだろう。すべてをなぎ倒して造りかえることをしないのはここではよくある様子。
外観はほとんど変わらない。数年前までは、窓ガラスは割れていて、中を覗くと何もなくてホコリとがらくたが散らばっていたものだ。
内部はきれいに、今風になっているのだろう。入り口にある郵便受けを観察すると、どうも事務所として使われているようだ。
中に入るのは不可能なので、周りを一周してみた。
あれれ・・・なんだか雑な修繕だな。
まあ、距離を置いて全体を眺めると美しいと感じるので、それでいいのだろう。
靴の泥を落とす道具がひん曲がっている。
いっそのこと、撤去してしまったらいいと思うのだが、それさえも面倒だったのだろうか。
新しいレンガの部分は、以前は入り口だったと思われる。
昔の姿とは違うけれど、大方は変わっていない、ということで街並みをひどく乱さない工夫をしたのだろうな。
義母が言うには、インゴルシュタット旧市街は、現代風になってしまって景観を壊しているらしい。
確かに、近隣の大きな街の様子と比較すると、義母の言うことは当たっているような印象だ。
ニュルンベルクとレーゲンスブルクの旧市街は魅力的だ。
このテキトー修復された建物は、旧市街から外れたところにある。
でも、残されてよかっただろう。義母も満足するかな。ここまで来ないかな。
歴史ある建築物の修復は難しいですよね
たしかに簡単に修理するだけなら
普通の建築職人でできることですが
歴史のある建物の場合
その当時の技法や材質までに
こだわらないと同じような
風合いが再現できないものです。
日本でもそのような問題が
良く話題になりますね。
限られた予算の中で
当時の仕事を再現するのは困難です。
そのようなことを考えると
ドイツをはじめヨーロッパには
まだまだ歴史ある建築物が
たくさん見られます。
ミュンヘンでも第二次大戦後に
修復された建物などが見られますが
その修復に携わった人々の
努力や執念さえ感じます。
国は違いますが
ワルシャワの歴史地区など
実際に見てみたいものです。