怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

難民との溝

2015年07月17日 | ドイツ生活の外国
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親しくしているアフリカ人経営のカフェでまったりとしていると、店の前を知った顔の若者たちが清掃作業着で通りかかった。

同じく、アフリカ出身者たちだ。ここのカフェの仲間と少々違うのは、彼らは難民申請中。
仲間の一人が「写真撮らせろよ」(とでも言っていると想像できた)と言ったところで、一人は顔を隠した。
日本では公の場での清掃作業にはそれほど抵抗感がないだろうが、日本以外では罰則としての作業として定められていることも多く、あまり名誉のあるものとして位置付けられていない。
嫌な仕事かもしれないが、彼らはドイツ人高齢者の一部より恵まれた生活をしているとも言われているので、街の掃除くらいは堂々とやってもいいんだぞ。

時給1.50ユーロ。最低賃金8.50ユーロを大きく下回るものだけれど、生活保護など他の援助で暮している人たちのための特別なものらしい。(ドイツのここだけの話、他の州や自治体は違うかも)

私が接するドイツ人、在住外国人たちと難民の話しになると、まず、いいことを聞かない。「彼らは私たち欧州人や多くのアジア人たちと全く違うのよ!」
それでも、ドイツ人女性のなかには彼らのためにボランティア活動をしている人も多い。
今日聞いた話は、食料品店を経営している女性の嘆きだ。アフリカ人たちは執拗に値切るのだそう。高額な物や大量に買うのならともかく、バナナ数本を半額にしろ、などと無理な相談を延々と持ちかけるので神経が参ってしまうのだそう。「くれ」という人物もいるらしい・・・おいおい・・・また、万引きも多く、彼らを監視することも仕事になってしまうのだとか。
「今はまだいいけれど、ドイツの将来は大変よ」と彼女は締めくくった。

清掃作業の顔ぶれの何人かとは逢えば挨拶をする仲だ。顔見知りというだけの関係だけれど、少なくとも彼ら数人だけでも嫌われないように努力して欲しい・・・





1 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-06-08 10:32:19
こういう状況だから首相のメルケルさんついに難民の制限を設けたらしいけど、止むを得ない事情だよね。顔見知りの人程度でも知っている人ぐらいは、悪口聞きたくないね。でも難民の人を受け入れると言った時、ドイツの歴史の事情は知りつつも流石だなと思った。
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