怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ツキホシさんからの贈り物

2011年08月22日 | 日本
ネットで知り合った九州在住のツキホシさんから届いた贈り物は梅干
しかも、手作り。
梅干の国際発送は非常に面倒で、ただでさえ面倒がりで外国に嫁いだ私を面倒に思っている実家は「梅干はダメだ」と断言している。
原子力発電所の事故直後は日本からの物資を受け入れなかった国々も多かったらしい。また、食品そのものの国際発送を禁じている国もあるらしく詳細がよくわからないのだが、マレーシアの友人が私に食品を送ろうとしたら郵便局で断られたらしい食べ物を手に入れるのって、けっこう困難なのだなあ~、と実感するドイツ生活。

ドイツも一時期日本からの物資を制限していたらしく、ツキホシさんは手作り梅干を目の前に困ったらしい。
で、思いついたのはスイス経由。
彼女のスイスに住む友人が東京に帰省中を狙った。このスイス在住のP子さんは実家で忙しく過ごすうちにツキホシさんからの梅干を忘れてしまっていたらしい。
数ヵ月後、思い出してくれたそうで、東京からスイスに発送(P子さんのご実家の方々が協力してくれたのか??)、スイスのP子さんがここ、ドイツに発送して先週末に私が手にした。
ああ、約半年に渡る梅干の運命。九州→東京→スイス→ドイツだぞ!けっこうな移動距離!
こんなに人の手間をかけた梅干、お気楽に口にする気には絶対なれない。体調の悪いときの薬剤としていただくことに決まった。

義母に「梅干をもらいました」と報告すると、すでにその不気味な食品をよく知っている彼女は顔をしかめながらも地下の食料保存室に置くことを許した。

梅干四きょうだいは寄り添っている。周囲のシロップ漬けのりんごや様々なジャムビンたちに「お前ら、ヘンだな、何者だ??」と尋ねられているような気がする。
クラフトテープで巻かれたビンの蓋部分、日本人の丁寧な梱包でビンが欠けることも内容物が染み出ることもなく、きちんと届いているぞ。
ドイツの梱包とはエライ違いだ。(ビールが景品で当選して届いたときには半分以下に減っていた、という報告があった~のを思い出す、うははは・・・)

さて、ついでにウチの地下食糧貯蔵小部屋を紹介。
ジャムの棚。



左、イエロープラム(Mirabellen)、右、りんごのシロップ漬け。義両親は米の牛乳煮にこれらを添えて食べる。もちろん、私は遠慮。


様々なジャム。いちご、セイヨウスグリ、ブラックベリー、ラズベリーなどさまざまなベリー類が主材料。
すべて義両親の丹精込めた庭からの収穫物。ああ、私は口にしてはいけない!!
使っているビンは、使用済みの市販品(蜂蜜など)の再利用。数年以上繰り返し使っている。ウチは表彰もののエコい家族か。
いや、ツキホシさんからの梅干ビンもコーヒーが入っていたと思われる再利用!


左、かなり前に(私が嫁に来る前らしい)作られたさくらんぼ酒。クリスマスなどの特別な機会に飲む。
甘ったるくて飲みやすい。
右、りんごジュース。自宅で収穫したりんごを業者に持っていくと、ジュースにしてくれる。1リットルのビンが数百本できるのだが、8月下旬の現在は、残り数十本になっている。来月のりんごの収穫期にはまた、ここにビンがうずたかく積まれることとなるだろう。
ちなみにこのジュース、甘ったるくてとてもそのまま飲む事ができないので水で薄めなくては飲めない。(普通の日本人の味覚!)


アルコール類。頂き物ばかりがこうして保存されたまま軽く10~20年を過ぎている。
義父も夫もほとんど飲まないのでこういう事態になっているのだ。
家に人を呼ぶこともほとんどないし、こうして貯めるだけ貯めて、おそらくゴミになるのかな~。


さて、ここでもう一度。
ツキホシさん、ありがとうございます。大事にいただきます










2 コメント

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Unknown (えびさま、)
2011-08-25 21:11:13

梅干がお好きだと、海外在住は大変ですよね・・・
何個でもおやつに食べちゃうとは・・・塩分摂取量、大丈夫ですか。
でも、ここの食事も塩分強いですから、梅干数個では全く関係ないのかもしれません。本当は日本人、そんなに塩分摂取制限しなくてもいいのかも、とか思って(誤解?)しまうドイツ生活。


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梅干しは貴重品 (えぴ)
2011-08-25 00:56:57
それは素敵な贈り物でしたね!
我が夫は梅干し中毒でして、放っておくと何個でもオヤツに食べちゃう。日本でならイザ知らず、ここドイツでは目を光らせております。
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