リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

125. 3冊目の写真集 ▶クリーヴランド美術館からOKの返事

2017年12月02日 | 日記

クリーヴランド美術館からOKの返事


   

   藤の花で有名な足利フラワーパークにて 

 

 先週書いた美術館からの返信ですが、考えてみたら今までメールのやりとりをしたことのある美術館からの返信が多かったのです。初めてのやりとりはマインツのドーム博物館だけでした。お目にかかったことはないけれど、文章でやりとりをしていた方は、やはり名前をみた記憶のある人間から手紙を受け取ったら、恐らく判断も速やかにしてくださるのでしょうね。

 ここで11館に送った手紙のうち、何館から返事をもらったのか目次とつきあわせてみたところ4館の記録しかなくて、どうも数が合いません。よくよく確かめてみたら、シュヴェービッシュ・ハルのハル・マインフランケン博物館には友達のマリアンヌが掛け合ってくれて、既にOKのメールが届いていたので念の為、写真を載せた頁を送ったのでした。これで合計6館。


 さて、今週の反応です。

11月27日(月)東京のアルテ・ピナコテークの画像を取り扱う株式会社フジ・メディア・テクノロジーから連絡が入りました。出版の内容を知りたいとのことで、アルテ・ピナコテークに送った内容を伝え、1枚画像を買うとしたらいくらかかるのかということを知りたいと返信しました。

11月28日(火)フジ・メディア・テクノロジーから回答が来ました。私の本の内容だと画像を1枚載せるのに6,000円かかるそうです。できれば4枚載せたいと思いましたが、そうなると24,000円となります。アメリカに比べると、それほど高い金額ではないのです。でも、夫は「やめよう。その分、あなたが写した写真を少しでも多く載せた方が良い」といいます。確かに美術館から買った画像を載せるのであれば、自分の写した別作品の写真を増やした方が良いかもしれないと思ったので、残念ですがアルテ・ピナコテークにあるミヒャエル・パッハーの「教父アウグスティヌス祭壇」の絵を載せることはあきらめました。この作家は彫刻だけでなく、絵も描くのです。それもなかなかの技量で、独特な雰囲気を持つ祭壇画だったので紹介したかったのですが。興味のある方は検索してみてください。

12月1日(金)週末になって、また朗報が飛び込んできました。アメリカのクリーヴランド美術館から、画像使用許可が下りたのです。そのためには英文の書類にサインをして送り返さなければなりませんが、「鶏が先か、卵が先か」という問題にぶち当たりました。本の内容を書くのに、手紙ではまだ頁数も、出版会社もタイトルも仮のものであることを伝えましたが、その誓約書にはこれらを書かなければなりません。未確定のままで書いて良いのか、きちんと契約を交わした後で書かないとならないのか、再度お尋ねのメールを送りました。でも、ここの作品「聖ジェロームとライオン」は深い感動をもらった作品なので、掲載が許可されたのはとても嬉しいことです。

12月2日(土)早速クリーヴランド美術館の担当の方から返信がありました。契約書類には未確定のままで書いて良いとのこと。他にもいくつか細かな質問に対して丁寧に回答をくださいました。もう一度しっかり読み直してからサインをして書類を送るつもりです。


 11館のうち7館から返事があり、6館はOKというのはなかなか良い反応です。残るは4館。今年中に返事が届けば嬉しいのですが。

 ※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

コメント
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