映画”卒業”で歌われている素敵な曲”スカーボローフェアー” その名前に惹かれてやってきたのがハワード城からさらに北東海岸線のスカーボロー(Scarborough)。ここは映画とは全く関係の無い町ですが、ホリデータウンらしく何処も人がいっぱい。この町は国道から直接町の中心地駐車場に入った一帯は高台にあり、古い大きなホテル(写真3)がどっしりと構え観光バスがやってきて客を降ろしていました。海岸線(写真1,2)にも大きな道路と繁華街が連なり、遠浅の海に港の堤防が長く伸びています。遠くの丘の上には古城が見えます。
日曜日の朝で観光案内所も開いていないため、この町の見所など何も知らずに1時間町をぶらつきそのままダーラムを目指しました。
この日は時々雨雲の間から日がさすような薄ら寒い一日でしたが、濃い緑の牧草地帯や黄色のペンキをぶちまけたような菜の花畑の道中に時々真っ赤なケシ畑。途中でキャンパーを停めて貰って、500メーターも走り戻って写したのが写真4です。菜の花はマスタードをとったり菜種油をとったりと重要産物ですが、ケシの花は何のために植えられているのか?どなたか知っている方がいらっしゃたら連絡ください。
ダーラムのキャンプ場は高速道路のすぐ近くにあり、街まで3マイル、翌日、近くの住宅地で見つけたバスで町の中心地へ出かけました。ロンドンで60歳以上はフリーダムパスというバス、電車の無料チケットがありますが、このチケットがここでも有効でこのチケットを利用して一日乗りまわっていました。
ダーラムは小さな丘の上が旧市街で周囲を河が流れ町の中心地は巨大なダーラム大教会です。
教会内部は写真禁のため残念お見せできないのですが、英国の各地に散在する大教会と大して違いはありません。只この教会に2000年を記念してモダーンなステンドグラスが一箇所あり、それがとってもきれいで古い教会を明るくしています。
この教会の一番高い塔は有料ですが、何百段もの廻り階段で屋根にたどり着けます。ポールは初めから登るのを拒否したので私一人でチケットを購入しました。チケット売り場のおばさんが”荷物をあずかりましょうか”というので ”いやハズバンドがいるから持ってもらう”と言うとおばさん済ました顔で ”ウン ハズバンドはそのためにあるんだから”と即答しました。
この階段のつらかったこと、荷物を置いてきて正解でした。カメラだけもって、もう永久に階段が続くのじゃないかと思ったころにやっと汗だくでたどり着きました。ここからはダーラムの四方が見渡せ苦労した甲斐あり(写真5,6,7)四方をとりまくって降りるほうは駆け足で目がまわりそうになりました。大教会のすぐ近くのダーラム城(写真8,9)は大学として使われており学生があちこち青春を謳歌していました。
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