Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

オープンガーデン Day 2 ケンジントン・ルーフガーデン

2016-09-16 11:51:15 | ロンドン周辺

2日目は日本人の友達と一日中見て回ることにしてまず最初はケンジントン(最高級地)にあるルーフガーデンへ。ここは1933年にデパートが建てられ5年後その屋上をルーフガーデンに設計した人が ラルフ・ハンコックという人、この人の標識がガーデンの壁の一部に貼られている。

今現在ではバージン系列の所有地で、彼らが顧客をもてなしていないときは見物に行くことができるという。このオープンガーデンのイベントでは日曜日朝8時から11時までしかオープンしていない。

そんなことだから日曜日朝は始発電車でヴィクトリア駅まで行き友達と合流してケンジントンのビルの入り口にたどり着いたときはもう8時半、あまり見物客が入っていなかったからすぐに7階のガーデンに着いた。

 

 前日に3か所のルーフガーデンを見ているがこんなに素敵な庭は見たことがない。もちろん手入れの良さもあるが設計が素晴らしい。チューダー様式からスパニッシュガーデンとウッドランドガーデンの3つに分かれている。

 

 入ったばかりのテラスに這って咲いている花は初めて見たので、近くで働いていた庭師に聞いたところキーウイの花だという。キーウイがロンドンで花をつけ実が実るとは知らなかった。ここはそれほど暖かいのだろう。日本ではどこにでもあるつゆ草も英国では珍しい。

 

 7階から見えるのは上2枚の写真だけ。ここは眺望がよくない。庭の周囲が壁でさえぎられているからで、もう一階上に上がれば見えるがここは禁止されていた。

 

 庭の植物も亜熱帯に近いものが多かった。

 

 スパニッシュガーデンにはオレンジが実っている。

  

 ガーデンの案内書には4羽と書いてあるが3羽のフラミンゴがいて真冬はどうするのだろうかと心配になった。アヒルの子供たちはまだ産毛から変わっていなくて皆固まって暖を取っているように見える。

 

 置物のように見えたオシドリが急に動いて初めて生きているのだと分かった。庭師の話ではこの庭の土は60センチだけとのことでよくぞこんなに大きな木が育つものだと感心した。根がどれほど遠くまで横に伸びているのだろう。

 

感激してこのガーデンを後にするエレベーターの中で知り合ったおじいさんが、この庭が一番、2番目はバージーガーデンだと教えてくれた。だから今日は必ずそこへ行こうと話し合った。

 

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オープンガーデン Day 1

2016-09-16 00:21:44 | ロンドン周辺

 ロンドンには毎年恒例のオープンガーデンというイベントがあり、普通一般人が入れないプライベートな庭園が一般公開される。今年も6月中旬に開かれるのを知ってすぐインターネットで入場券を購入した。

6月18日土曜日は、サンドイッチとお茶をポットに入れてリュックをかづいて早朝出発。(ちなみに亭主は興味がなくてパス)

 

 最初の目的地はドックランドでここには築2年のルーフガーデンがあるという。案内書を頼りに新しいビルの4階に行くと素晴らしく整備された庭についた。この庭のテーマは片一方はアジア系の植物でもう一方はニュージーランド系の植物が植えられてある。このきれいな花は初めて見たが葉の形からするとシャクナゲの一種らしい。

 

 

 竹林やヤツデ,南天の木があったり、ニュージーランドの巨大なシダが生き生きと育っている。屋根は半分ガラスでおおわれているが半分はオープンで周囲の工事現場の物音や空行く飛行機の爆音がうるさい。オフィスで働く人たちの憩いの場所なのだろうか、どこにも案内看板もないから観光客には絶対たどり着けない庭だ。

 

 ドックランドから地下鉄でグリーンパークへ、そこから歩いてマールバラーハウス(Marlborough house)へ行った。行ってみてここは以前にも来たことがあると思い出した。建物は1709年にクリストファー・レンによって設計され以前は貴族の屋敷だったらしいが、現在Commonwealth(英連邦)のメインオフィスになっている。前庭はだだっ広い芝生でその周囲に花が咲いているくらいであまり見るものがない。

  

 

 

 こんな高層フラットの通りが四方を囲む真ん中の四角の庭などはその住人だけの憩いの場所で、普通一般人は入れない。この日だけは開いているところもあって4か所ほども電車・バスを利用して歩き回った。

  

 

 

 皆それぞれ工夫して狭いスクエアーを楽しめる空間にしている。こんなプライベートな庭園にも優劣があり、ある庭園はもう3回もロンドンガーデン・スクエアーで優勝しているとのことだった。

 

 午後行ったのがロンドン一番の繁華街にあるホテルのルーフ・ガーデンで4階の屋上には樹齢100年くらいのオリーヴの木が巨大な箱で育っていて、そのほかは野菜畑。新鮮な野菜が直接ホテルのキッチンへ運ばれるという。この庭を管理している庭師のお兄さんは畑の土にしても屋根が重量に耐えられるよう軽いものを使っていると言った。

 

 この野菜畑の片隅には蜂の巣箱があり蜂はロンドン中の公園や庭などから蜜を運んでくるという。

最後に行ったのがセントポールの川向かいにある真新しいビルでブルーフィン・ルーフガーデンという。7階のルーフガーデンはそれほど感激するほどでもないが、ここからの眺望がすばらしい。

 

 

眼下に新しく出来上がったばかりのテートモダーンの非常に変わった建物が見える。

このブルーフィンのビルも平日は一般公開されていなくてこのビルで働く人たちだけに使われているという。

 

コメント (2)
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