2日目は日本人の友達と一日中見て回ることにしてまず最初はケンジントン(最高級地)にあるルーフガーデンへ。ここは1933年にデパートが建てられ5年後その屋上をルーフガーデンに設計した人が ラルフ・ハンコックという人、この人の標識がガーデンの壁の一部に貼られている。
今現在ではバージン系列の所有地で、彼らが顧客をもてなしていないときは見物に行くことができるという。このオープンガーデンのイベントでは日曜日朝8時から11時までしかオープンしていない。
そんなことだから日曜日朝は始発電車でヴィクトリア駅まで行き友達と合流してケンジントンのビルの入り口にたどり着いたときはもう8時半、あまり見物客が入っていなかったからすぐに7階のガーデンに着いた。
前日に3か所のルーフガーデンを見ているがこんなに素敵な庭は見たことがない。もちろん手入れの良さもあるが設計が素晴らしい。チューダー様式からスパニッシュガーデンとウッドランドガーデンの3つに分かれている。
入ったばかりのテラスに這って咲いている花は初めて見たので、近くで働いていた庭師に聞いたところキーウイの花だという。キーウイがロンドンで花をつけ実が実るとは知らなかった。ここはそれほど暖かいのだろう。日本ではどこにでもあるつゆ草も英国では珍しい。
7階から見えるのは上2枚の写真だけ。ここは眺望がよくない。庭の周囲が壁でさえぎられているからで、もう一階上に上がれば見えるがここは禁止されていた。
庭の植物も亜熱帯に近いものが多かった。
スパニッシュガーデンにはオレンジが実っている。
ガーデンの案内書には4羽と書いてあるが3羽のフラミンゴがいて真冬はどうするのだろうかと心配になった。アヒルの子供たちはまだ産毛から変わっていなくて皆固まって暖を取っているように見える。
置物のように見えたオシドリが急に動いて初めて生きているのだと分かった。庭師の話ではこの庭の土は60センチだけとのことでよくぞこんなに大きな木が育つものだと感心した。根がどれほど遠くまで横に伸びているのだろう。
感激してこのガーデンを後にするエレベーターの中で知り合ったおじいさんが、この庭が一番、2番目はバージーガーデンだと教えてくれた。だから今日は必ずそこへ行こうと話し合った。