Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ポルトガルの旅 (28) 再びポルトガルへ

2010-10-12 14:19:37 | キャンパーヨーロッパ 2010年



朝10時過ぎ、スペイン最後のキャンプサイトを出発、高速道路でセルビアの環状線からポルトガルへ向かった。まるで逃亡者だ!!!

スペインで安いものといえばガソリン・ディーゼル類、ポルトガルの国境でタンクを満タンにして午後も早くにオルニャオのキャンプサイトに着いた。このサイトはスペインへ向かうときに3泊した今までで一番大きなサイトで、キャンパーの駐車場だけでも700箇所以上在る。おまけにバンガローも多いから、トイレ、シャワー洗濯場などの設備が10箇所もあるマンモスキャンプ場で、入り口から最奥まで歩いて10分以上かかる。
このサイトにはWiFiが無いので誰にもコンタクトできないまま12日間も過ごしてしまった。









スペインからポルトガルはどこもアーモンドの花が満開で、それにもましてアゼダスの黄色の花が咲き誇っている。この町はコウノトリの夫婦があらゆる高い所(煙突、電柱)に巣をつくり数えるだけでも10組の夫婦ものが落ち着いている。コウノトリは生涯結婚相手を変えることが無く、この暖かい地で雛を育てるために大きな巣を作っている。その巣は木の枝が多いがなぜか一組の夫婦の巣はぼろのようになったビニールが多くぶら下がっていて真に見苦しい。そして巣つくりの嫌なすずめが借家していて、巣の下方から出入りしている。夫婦は愛情表現として嘴をパクパクさせるが、その音は大きく高いところからカツッカツッと音が降ってくるときは、コウノトリが求婚しているのだ。
スペインからポルトガルへの高速道路脇の電柱にもコウノトリの巣がズラーと並んで作られていた。まるで人間と同じで群れを作る動物らしい。






キャンプサイトから港や魚市場、野菜市場は歩いて30分もかかるが、晴天の下海辺を歩くのは本当に気持ちのよいものだ。港の桟橋から魚市場の赤いレンガの建物はよく見える。この市場は毎朝開いているが、寝坊の私たちは午前中の一番にぎやかなときに訪れたことが無い。







魚市場の横からは椰子の木に囲まれた公園になっていて、たいていおじいさんが何人かベンチで日向ぼっこしているが、このおじいさんは下を見るのがつらいだろうな。アズレージョで飾られた公園のベンチがいい。







海岸べりのレストランで食べた鯵のフライが忘れられなくて、又行って注文したがこの日は鯵も鯖も無いという。がっかりして亭主と同じ子牛のステーキにしたが、やっぱり魚が食べたかった。午後になると港の海水がどんどん引いて、潮干狩りの人たちが砂地をかき回していた。








町の西側も郊外は塩田が作られていて、冬の間は休業しているが、昨年からの塩の山がみえる。色とりどりの野の花が咲き誇るポルトガルの春!!!!






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