今、開かれている春場所12日目(3月20日)で、立ち合いの「待った」合戦が悪質と指摘され、「厳重注意」を受けた、横綱・白鵬と、稀勢の里。
相手がやるなら、こっちも待ったをしてやる。
とでも言うような、対抗意識と、嫌がらせ意識のなせるわざと、言っていい。
呼吸が合わないという、本来の理由なんて二の次だ。
それよりも、この白鵬自ら範を示すべき、「立ち合い」の乱れ、というより、もはやデタラメが、相も変わらず横行している。
一時期、注意を促すことに対して、鳴りを潜めていた行司も、今場所には、すべての取り組みでは無いが、「手をついて」と、土俵上で、キチンと呼びかけている。
序の口力士からだ。
もう、こんなことは、「序の口」。
全力士、聴こえている、はずだ。
まさか、力士に、ニセ難聴・佐村河内守はいないであろう。
なのに、無視!
今、今場所の話題と、人気だけが先行している遠藤などは、大相撲を舐めているとしか思えない。
何故って?
遠藤は、大学時代は、行司に言われるまでも無く、キチンと土俵上の立ち合いの時、両手を付いていたのだから。
アマチュアではキチンと、神技に関わることを守って、プロに成った途端、デタラメ立ち合いに。
見るたびに、その姿勢に腹が立つ。
プロの力士を擁する、日本相撲協会の寄附行為の細則の「勝負規定 第五条」には、こう記載されている。
< 立ち合いは腰を割り、両こぶしを下ろすを原則>
過日、調べまくって書いたように、名力士たちの多くが、手付かずで相撲を取っていた。
この悪行の問題は、「手付かず」のまま。
加えて、八百長まがいの「無気力相撲」も、大手を振って、横行。
そして、今、白鵬を頂点としたデタラメ立ち合い。
片手、擦り手、両手付かず。
根本的なコトも出来ずに、やれ優勝だ、やれ記録だ、などと騒いでみたところで、まったく意味は無い。笑止千万だ。
日本相撲協会は、実は「公益財団法人」。
公益をもたらすどころか、実際やっていることは、「私益」だけ。
なのに、支払わねばならない税金の厚遇を受けている。八百長問題が表面化するたびに、法人を認可するな、という声が渦巻くのは、庶民感情からすれば、もっともだ。
相撲ファンの問い合わせにも、誠実に応えない。
例えば、各相撲部屋の?番号。
聞いても、頑として教えようとしない。
理由を聞くと、「個人情報だから」
部屋は、個人かよ!?
閉鎖的体質は、何も八百長全盛期から、何一つ変わっていない。
そんなど~しょうも無い協会も、さすがにこの問題を野放しにしてはいなかった。
30年前、協会主導で、キチンと両手を付いた立ち合いを全力士に通達と指導。
しかし、デタラメは、放置されたまま。
武蔵川理事長時代の6年前。緊急力士会を招集。再び、両手を付いてから取り組み開始を徹底するようにしたはず・・・・なのに・・・・
北の湖理事長は、ヤル気無し。自分が、現役時代、デタラメ相撲やっていたからか。
白鵬の片手ちょん付き。そして、残る片手は立ち上がるときに、擦るだけ。時には、片手だけのことも目立つ。
どの力士も、立つときにスピードが速いため、なかなか付いてるか、付いてないか、確認しずらい。
だから、スローモーションや、コマ割りで映像確認して、キチンと両こぶしを付いてない力士には、何10回でもやり直しさせる。
5秒ほど、両こぶしがキチンと土俵に付けていることを確認させてから、行司が軍配を翻す。
大相撲中継が終わるのが、午後8時になっても仕方ない。自業自得だ。
何しろ、八百長を見逃してきたNHKが、この悪しき立ち合い問題を長年にわたって、見て見ぬふりしてきた、いわば共犯者なのだから。
例えば、レッド・カードを出し、負け扱いにする。
もしくは、かつて一時期試みたように、罰金を取る。それも、1回100万円など高額に設定。
給金や、懸賞金から差っ引くなどの、痛い目にあわせなければ、このデタラメはまかり通ったままになってしまう。
本気になって、文字通り「手付かず」にせず、取り組んで欲しい。
ほらほら、明日の千秋楽も、デタラメ横行してるぞ!
コレを鶴竜、否、書く理由は、正しい、あるべき立ち合いを、全力士が当たり前にして欲しいから。
腐った協会、デタラメ立ち合い。
相撲ファンを自称する、あなた。来場所も、白鵬の片手ちょん付き、見たいですか?
野放しにしますか?