翁長雄志(おなが たけし)・沖縄県知事。口先三寸の詐欺師の典型みたいな、「普天間移設辺野古沖、新基地建設工事反対阻止」を、ただただクチにしてきただけの、ペテン政治。
それも、囲み会見や、記者会見のたびに、上記&左記掲載写真のように、必ず、県の職員から渡された紙片を手にして、読むのが恒例。
ソレ無しに、自分のナマの言葉では、しゃべられないことを証明しているかのように、毎度、見える。
実際、今年に入ってからも続出している、米軍攻撃機ヘリの不時着におさまらず、窓の落下、またまた不時着と連続勃発。
全国紙5紙は、すべて「不時着」との見出し。
ただし、NHK及び、沖縄放送局のニュースでは、必ず、「不時着」ではなく、「緊急着陸」とアナウンスし、文字のニュースでも、その表記で徹底し続けている。
緊急着陸の言葉のニュアンスは、致し方なく緊急に、止む終えなく緊急に、という伝え方。
さながら、米軍に寄り添う報道。
久米宏は、言った。「NHKは、だから、米軍の回し者ではないかと、言われるんですよ」
菅義偉・官房長官や、小野寺五典・防衛大臣ですら、「不時着」と、政府見解に基づいて言っているというのに・・・・・。
その際に、この翁長カツラ雄志が、やはり、紙を手に言った言葉。
「日本政府は、当事者能力が無いことが、今度のことでも、良く分かったはずです。そのことに気付いて、恥ずかしいと想って欲しい」と。
だが、安倍晋三以下、アメリカ駐留軍サマサマ意識を持つ、日本政府の無能幹部以上に、恥ずかしいと想わなくてはならない! のは、お前、まさに当事者に他ならない、翁長雄志だろう!
そして、翁長と一蓮托生の政治屋、稲嶺進(いなみね すすむ)だろうが!
「オール沖縄」という、政治アドバルーンは、見事にはじけ飛び、バ~ン!と割れて、今や、腐り切ったゴミと化している。
翁長を支持した県内の市長は、次々と落選しまくり、オール沖縄は、すでに実態は無い。
オール翁長政治、反対とまではいかなくとも、積極的に支持せず。
その荒波が、この「名護市長選挙」でも、稲嶺進を襲っている。
なぜ、こんな、カラダの芯は保守色で真っ黒な知事ならぬ、「恥事」ないし「痴児」を、稲嶺進は、支持してきたのであろうか・・・・・・
もう、このボロボロ船は、今まさに辺野古沖に、ズブズブと音をたてて沈みかけていると言い切っていいだろう。
「国からの、支援が必要なんです」とだけ、強調しまくる、この候補者のように、別に、日本政府の言いなりになって、補助金や助成金だけ欲しがるだけの、しょせんパシリでしかない、この写真の対抗馬の能力が有るわけでは、ない。強いのでも、ない。
だが、先に挙げた新基地に反対し、当選後、翁長は建設阻止をクチにはしているものの、具対策を何一つしてこなかった。
「ありと、あらゆる手立てを講じて」と、紙を手にして言いはするが、「あ」すら、一切してこなかった。「あり」の歩みすら、してこなかった。
基地工事を中止させることは、そびえ立つ「厳実」の壁の前には困難にしても、この丸1年。遅らせる方策は、あったはず。
だが、カツラを脱ぎ捨てて、汗をかいて、カラダ張って・・・・・すら、してこないまま、こんにちを迎えている。
政治は、口先では行なえない。評価は「結果」と「実績」で判断される。
だから、「オール沖縄」の絆は日ごとに切れ始め、たちまち崩れたわけだ。
県民や市民、投票権を持つ人々は、翁長が想うほど甘くはないし、まして、バカでもない。
「なんくる、ないさあ」気質も、我慢の限界がある。
まったくもって、基地反対の具体的行動は、「ススム」どころか、手痛い、ならぬ、停滞、後退している。
県及び市の、教育委員など、ながらく小・中・高の教育行政に関わって来ていた稲嶺。
告示後の、街頭演説でも、その経験から、「子どもに安全な市政をしてゆきたい。豊かな未来を、保障するのが、おとなの責任です」
などと、具体策のカケラも無い文言の、意味の無い羅列に終始しまくっている。
米軍の「キャンプ・シュワブ」、辺野古沖の工事現場に続く道路近辺に、名護市の学校がいくつもある。
そこの通学・通行区域に、児童・生徒の、朝夕の通学の際に、危険が考えられるという理由で、スクールゾーンを、次々と拡大し、1日の時間帯の殆んどを、車両通行止めにしてしまう。
交通違反行為は、どんどん、厳しく、法規通りに取り締まる。
大型トラック、トレーラー、などの重量オーバー、積載オーバーも、合わせて取り締まる。
道路上に、海を埋め立てるための石材などが、1個でも振り落ちたものなら、それを理由に走行禁止、片道走行、数々の法的制限を、県知事の職権、専任事項や
市長の裁断で可能な条例制定、県議会の決議を得て、可能な、基地建設工事阻止、ないし、延期の方策は、次々と可能であったはず。
加えて、それらの無謀な走行による騒音、道路の表面破損、スクールゾーンの文字を路面に描くために、走行の期限差し止め、走行に伴う児童や生徒に与える粉塵被害を止めるためのの条例、法律制定、
続々と、仮処分の申請が可能であったはず。
むろん爆撃機の、超低空飛行に伴う騒音への、あらゆる附帯仮処分申請、、
そこから、手練手管の駆け引き伴う、政治力闘争にもつれ込ませるという手だて。
なのに・・・・・仔細に取材、調査、さらに加えて、市の広報を当たってみても、何もせず、ただただ、稲嶺は、手をこまねいて傍観していただけ。
その無能。無策ぶりには、この稲嶺という男。どこまで、本気で辺野古沖への新基地拡大工事阻止の意思があるんだろうか・・・・・・
日ごとに、疑念が湧き上がって行った。
結局、この稲嶺進という政治屋は、基地反対に向けて、一歩も「進む」気持ちすら皆無なのか、と。。。。。。
その間にも、日本政府の指揮のもと、菅・官房長官以下は、汚く、ずる賢い金銭工作を、辺野古沖に面する、貧しい経済地域に、ピンポイント攻撃を加えていた。
あらゆる理由付けをほどこして、補助金、援助金、支援金をばらまき、集会も可能な大規模施設を創らせていた。 むろん、予算も地域に、ふんだんにほどこしていた。
それだけでは、ない。
この普天間基地拡張移設工事に伴い、漁が不可能になった漁師たちには手持ちの小舟を沖合に浮かべさせ、反対派のゴムボートや小舟、ボートの進路をふさぐようにさせる業務を依頼。
ただ、沖合に出して、日中、浮かべているだけで、1日、1人あたり2万円を渡した。
通常の漁獲作業より、天候に左右されないうえ、なにより安定した固定給が確保できるとあって、漁師たちは、心のなかは進まないものの、背に腹は代えられないとばかりに、舟を浮かべている、
背景には、国は1人あたり2万円どころか、3万円以上をばら撒いていたはずなのに、いまだに堂々と、業務を委託された業者による、政府甘受・黙認のピンハネが続いている事実もある。
そんな事実を、大きく問題視もしない、稲嶺進。
どこまで、本気なんだろうか・・・・・。
例えば、越権行為と言われても、沖縄の基地の、現場最高責任者である、ニコルソン中将に面会を求め、紛糾しようが、なにしょうが、徹底的に話しを詰めるべき・・・・・ことも、いまだ、打診すらせず。試みてもいない。
映画で、独裁軍人を演じきった、このニコルソンの恐怖の比ではない、リアル軍人。
日本的にペコリとアタマは下げたものの、いざ席に着くと、カツラアタマにニヤリとしながら、「俺のようなアタマに、いっそしたらどうだね?」とは、言わなかったものの、
「沖縄県民とは、良き隣人のつもりでいるんだがなあ」と、終始、舐めてかかって、さっそうと基地に帰って行った、したたかな、つわもの。
とはいえ、沖縄防衛局の無知・無能木っ端役人と、いくら話したところで、一歩も進まないことは、「進む」もとうに8年間の市長生活で、嫌と言うほど、痛感しているはず。
よほどの、馬鹿でない限り・・・・・。
直接交渉で、なんらかの落としどころが見つかる・・・・・かも知れない。
当たって、砕けろ。
とはいえ、もう、遅いかあ・・・・・・・
荒波は、この名護・前市長の稲嶺進にも、開票後、容赦なく襲いかかるであろうから・・・・・