King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

世の中混沌に満ちている

2017年11月24日 10時53分23秒 | 珈琲
今の時期に求める珈琲は深い味わいと広がるコクと
再三言い続けているわけですが、これが世の中的に
どうかというと、人それぞれ気分も志向もまちまちであり、
感じ方も違うので私がこうだといったとてそれを受ける
人の心にもちっともかすりもしないこともあるでしょう。

そんなことを思ったのはネットでみるコーヒー焙煎豆屋さんの
書き込みや焙煎の仕方などをみると今更ながら色々なものを
見るにつけ何でもやって言ったもん勝ち的に見受けられたからです。

まあ、それはネット上の実際の豆や珈琲を味わったことのない
状態での議論であり、さて、実際に自分で焙煎しようとなった
とき、人々は何を目指すでしょうか。

そこで目にしたのが、パナソニックの商品です。

the Roastという商品で、
家庭でプロの焙煎ができるというものです。

焙煎器と生豆が届くコースまであり、焼き方はスマホから
指示してプロの味ができるとなっています。


この商品など一消費者の目からみると、一言でいうとめんどくせで
あり、なんで10万以上も払ってこんな手間なことをしなくてはならないかと
いうことです。

プロの豆を自宅で飲みたければ、いくらでもネットから注文できる
のにたった50gの豆を焼くのにとんでもないお金と手間が必要に
なるこのシステムに臨む人がいるのかということです。

焙煎器とアマゾンで検索すると様々なものがでてきますが、世の中
の混沌はこの程度ではとどまらず、
実際に銀杏煎りや手回しの焙煎器や電気の焙煎器を使って豆屋さんを
開業している人がいるのです。

それらが商売としてどうだという評価の前に、消費者としては
自分で手を出さずともそれらの豆を味わい、どの焼き方がどうだ
という評価はできるわけです。

ならば、わざわざ手を出さなくてもよいことになり、それでも
実際に銀杏煎りで豆を焼いてみるという行動に出る人は
後もたたず、そうさせる理由を思うと世にまともな豆とか、
満足させられる焙煎豆が少ないことが現実としてあるという
ことを知らされます。

これは最近議論がはげしい人類の宇宙進出に似た話のように
感じます。次回はその宇宙進出について触れます。


コメント
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