King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

祭りの後

2011年12月04日 23時05分49秒 | 日々のこと
人間には色々な欲望があります。

そして色々な欲求とそれぞれの達成感が幸福感を
呼びます。

日本人最長宇宙滞在を果たした古川聡宇宙飛行士
の欲求は水の沢山たまった風呂に入りたいという
ものでした。

それを果たした時、彼は天国にいるようだと言った
そうです。

多くの人の希望が募ったものが祭りなのでは
ないでしょうか。

そんな事を思った今年のお祭りでした。

私の出番の集合時間には雨も上がり、気温も上がり
だしました。

それでも例年祭りというと寒いイメージがあり、
スキー用のタイツと発熱下着とコールドギアで
武装して出かけました。

藤原道長が『この世をば わが世とぞ思ふ 望月の
欠けたることも なしと思へば』と詠んだのは
あまりの出世にこんな歌まで詠んでしまったんですと
いう風に学校では教わりますが、なんか違う
感じがします。

日本の国歌の君が代は千代に八千代にさざれいしの
いわおとなりてとおなじでしょう。

なぜお祭りをやらなくてはならないのか考えると
公共事業と同じ意味合いとか色々思い当りもあります
が、今年フルバージョンのお祭りを経験してみて
やはりこれは人間の弱さの象徴なんだなと感じます。

強い人を立てて折り合って生きていく日本人の知恵も
社会秩序も世の中の成り立ちも新たな人々の考えや
変革の波に折り合いをつけつつ世の中は続くのです。

そんなことを明け方間近の星空にかんじました
コメント
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