お代表気まぐれ日記!

悪代表の袖の下日記→野球問屋、お主も悪よのう。いえいえ、お代表様ほどでは・・悪代表が剣の武士(選手)に成敗される日記です

10年前「進路」という題で(3)

2020-01-04 09:29:00 | ノンジャンル
つづき

今日話をしたときも本人は涙を浮かべていました。
私の父に野球チームの体験だけは行って来いと言われたようでそれも気に鰍ゥってたみたいです。父は野球が好きで私をスパルタとは言いませんが子供のころ素振りなどを課し楽しくはじめたソフトボールを終わりの頃はなんとなく練習をやらされてる感じになっていました。しかしこの練習がなければ大田区で優勝という喜びは得られなかったでしょう。子供のときはそれが分からないのですが、私はそのときの記憶がやけに残っていて、自分の子には自分からやりたいと言ったものを自分で進んでやるようにさせようと考えていました。だから長男も次男もやりたいと思ったことを目標を持たせそこへ向かって努力させたていきたいと思います。
もちろん父の気持ちもわかります。
グローブ・バットを買ってくれたその気持ちを裏切ってしまうのだと考える次男の気持ちも痛いほどわかります。

しかしよく考えれば分かるはずです。
自ずと答えは出るはずです。
だって周りの人や父や私が言うことは誰の気持ちでしょう?
次男への期待や希望を持った私たちの気持ちであって本人が今求めてる気持ちではありません。
人の夢を託されて心からのやる気が入らないままその道に進み本人のためになる結果が望めるでしょうか。
そうは思いません。

今年初め学校公開日で国語の公開授業があり家内が参観してきました。
息子の作文も題材となりました。
その内容は野球とバスケのことでした。
ここに全文を載せたいくらい息子と私の気持ちが読み取れるよう丁寧に描かれていました。話した言葉も一字一句鮮明に覚えていたようで細かく書かれていました。それぐらい彼にとって大きなことで難しい問題だったということです。それがわかりました。
学校の先生もバスケをやっていたようで実際息子にバスケもいいよと話をしたこともあるそうです。この事を聞いたときも無責任なこと言わないでくださいと先生を恨みました。

とにかく何をやろうが本人の意志がもっとも大切で、監督である私がバスケより野球が面白いと圧涛Iに思わせられなかったのが私の悔いの残るところです。

今年二月、野球教室がありましたがそのとき息子は打球をよく飛ばしたということでMVPに選ばれちゃいました。
これにはちょっとした裏話があります。
守備でエラーしないチャンピオン決めるとき息子は早々にエラーをし脱落をしたのですが、理由がここで上手くやって残ってしまい中学で野球がんばれと元プロ野球選手に言われたらバスケットやりますと言えないから早く脱落したというのです。同じ気持ちで打撃競争したのですが、飛ばさないようにしようと力を抜いて打っていたらちょうどいい具合にバットが振れ、ボールがドンドン飛んでいってしまったようです。

人生とはこういうものなのですね。


つづく

萩原
docomoiPhoneから送信?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿