懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

黒木メイサ~スペイン、フラメンコの旅

2012-03-11 01:19:31 | Weblog
再放送だけど、深夜のBSで、女優さんが、スペインでフラメンコ修行するのをやっていた。番組の正確なタイトル失念。

フラメンコの先生は、「心で音楽を感じて踊る」とのサジェストを、繰り返し力説。

フラメンコの人たちの、ギター演奏、手拍子、かけ声、足踏みって、素朴なのに音楽を創り出す力が物凄く強くて、自分はその場面になると、脚や腰が勝手に動いて、下手くそな踊りを踊りそうになる。若い頃からそうだったし、同じような踊り心を持った青年と、気があった記憶がある。

修行中の女優さんは、最初はそうならなくて、じっとしていた。
一方、素人目に、振りを踊る技術は遜色なく見える。一方、音楽を心で感じて身体で表現することは、言われなくても分る人ではなかった。

こういうのは、どちらかになりやすく、技術もダンスマインドも、両方最初からある人は、少数派なのだろう。

―そういえば、熊川哲也の出てたバレエ番組で、白鳥の湖のホワイトアダージョの指導をしてて、お客様は、まず視覚、次に聴覚で見るから、それを計算にいれて踊るように言っていた。

ふうんと思ったけど、自分的には「視覚、聴覚、視覚」の順で、場面が頭に入るのではなく、音楽と舞踊は、もっと一体化してる。きっと熊川哲也の扱うお客様が、視覚が先、そういう傾向なのだろう。

私の場合は、今は見る一方になってしまったが、昔は身体が勝手に踊ってた。
バレエ公演で、小さい女の子が舞台を見た後、幕間に自分流で何やら踊ってて可愛らしいのをみたことがあるけど、まずは心で感じて踊る。この頃忘れてて、踊ることもなかった。

さて、女優さんの方は、最後に紫のドレスで皆の前で踊った時、師のサジェストが効いたようで、稽古よりずっとはじけて踊っていた。

前に上原多賀子がベリーダンスを踊る番組があったけど、こちらはもう少し謎めいた雰囲気。
黒木メイサは、硬質さがほぐれてゆく時、若い娘の素直さがまさってたような気がするけど、流して見たから分らないけど、その女優さんによって、個性が違って、面白い。フラメンコは以前別のセクシー系の女優さんがやっぱりTV番組の中で踊ってたけど、こちらは陽性の個性だった。

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