goo blog サービス終了のお知らせ 

懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

映画「大奥」

2007-01-06 01:12:39 | Weblog
西島秀俊が生島役(大奥総取締りをたらし込む役者)で出てるのよね。彼の評判(?)は例によっていつも通り。(いまいち、が6ぶでいいという意見が2ぶ、くらいでしょうか)テレビ番組の関係者がスタッフみたいだから内容期待しちゃいけないかもしれないが。暇があったら行こうかな。
西島秀俊はときおり面白い演技する役者さんなのだけど、出てる映画郡が微妙すぎて。それに女の子のファンがマンセーがすぎるのもなんかあれで、見なくなったのだけど。
なまじいかにもテレビ的なイケメン色男よりも、展開はまれば女がアホな道の踏み外し方する相手の男としては、説得力あるとは思う。たとえばテレビ的には今の時代だと「北村一輝」あたりだとすると、そういうテレビ的でわかりやすい男より、西島みたいな男の方が、まわりが「何で?!」といいそうな思いがけない展開があっても不思議ない雰囲気はあると思う。娯楽としてフィクションとしてどっちが楽しめるかは別として。

逆に「愛の流刑地」なんかは「豊エツ」と聞いて、なんか萎えるんだな~。
ただの「上手な芝居」を見せられそうで。もちろん原作の渡辺淳一が「終わってる」というのはあるけれど。
表面的にえろっぽい芝居をどれだけ派手にやるかというのと、想像力を刺激するのって違うと思うんだけど。
虚実皮膜。

あっ、俳優・西島秀俊の最高傑作はやっぱり黒澤清監督「ニンゲン合格」(下手なタイトルだな)だという一般的見解に異論ない。(我ながら凡庸な意見)

仲間ゆきえは大河主役やって芝居前より悪くなったと思うけど、それが「役者」の難しいとこなのかもしれない。大河の脇役で宮沢りえと共演で一人の男を想いあう女性を演じていた時は良かった。

「大奥」の話に戻すと、「政治」の話にするのか、純愛の話にするのか、焦点がぼければつまらないかもしれない。「政治」の話を魅力的に書いたのは、漫画だけど、里中満知子の「天上の虹」からの一連のシリーズで、「大奥」のスタッフの発想よりも、この里中氏の発想を使って歴史物を面白くドラマ化したらいいんじゃないかと思ってしまう。

「光明氏」の話なんか「大奥」話をはるかにしのいでる。(聖女扱いされているが、権力者の男性と関係を持ち、しかも政治を心得ていて、女としての私事と公の政治家としての立場を混同しない。)少女マンガ好きの層にしか受けないか。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ストレス福袋 | トップ | 「パッチギ!」と塩谷瞬 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事