懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

2023世界選手権、男子フリー。マリニンの4A、プラスアルファ

2023-03-26 01:28:32 | Weblog
世界フィギュア、男子フリー。

羽生ロスのフィギュア界ではあるが。羽生の4Aを引き継いで実施する、新たなる天才が無事に滑りきって、留飲。

驚異のクワッド・ゴッド、18歳、イリヤ・マリニン選手。

誰も真似できない高難度4回転連続のプログラム。

観れてよかった!!! 録画失敗しなくて良かった。一番の感想は、それに尽きる。

異常レベルの演技構成。冒頭に4A(加点つきで認定!)、

それだけでも驚異だが。続く、4F、4lzはQつきも認定、そして4S加点あり。(前半に、最高難度アクセルと高難度のフリップ、ルッツ入れて、4Tなしで、4回転4本入れるのって、・・・・今後も真似できる人いないんじゃ?)
後半のジャンプは、コンボで4Lz1Eu3Sと 4T3T、最後は 3Lz3A。(最後まで、コンボの2個目に3Aって!!!)
これだけ異次元超高難度ジャンプ入れて、ステップはレベル4、スピンも2つレベル4。・・・堪らん!!!何なのこの怪物ぶり!

今迄の同プログラムで、これ以上の出来ってあったと思うけど、18歳で世界選手権出て、こんなのやれただけでも、凄すぎて。
見せて貰った側としては、僥倖であって感謝しかない。
本人比では、もっと上のことができたと思ってるだろうから、本人は出来に満足していなかったとしても。(マリニンのレベルが高すぎるだけ)

・表現面では、同じ4lzと4Fを跳んできた、ダニエル・グラッスル選手の作品が、自分にはヨーロッパ的に思えて、そういう世界に比べると、いかにもアメリカ文化、って感じがして、そういう所も興味深かった。

【WBC余波】
今回、野球の侍Jの、メディアでの取り上げられ方、余波も凄くって。
マリニン選手がいなかったら、じぶんは野球に引きずられて、世界フィギュア、見なかったかもしれない。

優秀な選手は、どのジャンルもこれからも出るかもしれないけど、マリニン選手の今行えている演技の水準は、類例を見ないもので、

フィギュアスケート界で、ここまでの異次元ジャンプ構成の演技を、この先も見ることはないかもしれないし、マリニン選手の後の時代に、彼を超える選手が出る可能性は、高くないような気がしている。

今しか、見れない!
その稀少性、その価値。
そういう所が、頭切り替えさせたきっかけになったと思う。

【日本選手の活躍】
貫禄の宇野昌磨選手は、平常心でも、後の代表の二人は、世界選手権で少し緊張したかな?

・友野一希選手、6位。初めての世界選手権でも力は出し切ってたように見えて立派な出来。表現も良かったし、ミーシャ・ジーの振付が、いい曲をいい編曲で使って、非常に魅力的なプログラムになっていたんだと、今回見て気づいた。

・山本草太選手にラフマニノフ振付は合う、って思った。鈴木明子氏振付。主観的に感無量でまったく客観的に見れない。

本田武史解説。ジャンプミスの時の声のビブラ~トが、選手に寄り添うマインドがにじんで、相変わらずよかった。

マリニン4A成功、ジャンプすべて着氷を、素直に喜びたい。
(今の採点基準は嫌いだと思った)

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