懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

ステージパフォーマンス

2018-10-24 00:22:48 | Weblog
ちょっとだけ。

フィギュアスケートGPアメリカ大会で、女子シングル余談。

本田真凛さんと言う人のあり方が、他の人とかなり異なっていて、目を引いた。

まだ若いのだけど、年齢に似合わぬ、プロっぽい見せ方をするというか・・・。

身体の使い方、ステージ空間の使い方。

順位は8位だっけ。振るわなかったけど。

これが、ジャンプ等を決めないと話にならない競技でなく、アイスショーだったら、評価は逆転するんだろうけど。

技術的には、精一杯努力しているような気がしたので、これ以上を、と望むのも気が引ける半面、

ジャンプやスピンやらを見せる所以外の、何でもないような所で、いつも腕や上体などが緩やか~~に、動いて、特段難しくないような所で、華麗に滑る自分を観客に見せる技術に、こなれ感があって。

こういう感じの人って、上位選手であまり見ないかもで。


見せ場のジャンプを決められず、沈んだけど、このまま、沈むには惜しい、ユニークなものを体得しているように見えた。

衣装と繊細な髪飾り、作品を追及した姿勢がほの見えて、やっぱ、惜しい感じ。

逆に、ロシアの女子選手(名前忘れた)が、年齢相応の屈託のない動きを見せて、対照的だった。

ついでに、アメリカの選手で「ロミオとジュリエット」をやった人が、・・・。曲の使い方が、フィギュアスケートならではの、めっちゃくちゃさで、ぶっとんだ。
相変わらず、フィギュアスケートの音楽の編曲って、安易・・・。

最初、プロコフィエフ曲、バレエの「ロミオとジュリエット」なのに、次に、ニーノ・ロータだったかな、昔の映画の「ロミジュリ」の曲、そして、後半に、ディカブリオ主演の、映画「ロミジュリ」の曲。プロコフィエフはバレエ音楽の作曲家の中では、一流の方だし、この曲はバレエのシーンをきちんと考えて作られてたはずなので、こういう安易なやり方は、止めてほしいと、いつも思う。

フィギュアの編曲って、もっと酷いのはあるので、今更感はあるけれど。教養がないのが、悲しい、といつも思う。

世界観、とか、安易にすぐ評されるけど、世界観もへったくれもなく、衣装と音楽変えたら、何を表現してるのか分らないのが、ざらにあるというか、いや、ほんとのところ、ジャンプとスピンとステップとか、エッジワークがどうとかを見せるためにのみ存在して、音楽は単なるそのバックミュージックに過ぎない、と言うのが本当の所なのかもとも思う時が多くあるけれど。

安易に使うなら、三流の音楽で充分だと思う。(怒)

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