上野の森バレエホリディという企画期間中の、東京文化会館公演、
東京バレエ団『眠れる森の美女』再演(プティパ版、齋藤新演出)、東京千秋楽4/29(祝)、行ってきました。
公演前は、仕事疲れで、行くのよそうかと思ったけど、観れば、行ってよかった、それに、自分のコンディションが良くなくてみこぼしもあって、これだけのものをやってくれるなら、もう一回観たい、と思って、一瞬、琵琶湖ホール公演(ここのホールをバレエ友が凄く褒めていて、一度行ってみたいホール。ボリショイ来日公演の時行くつもりが、コロナで公演中止になって、結局行ってない)に、行きたくなってしまった。
(時間が経って冷静になり、日程、仕事状況でそれはやめとこう、と自制)
私事はともかく、舞台は、満足度の高い公演でした。
オーロラ姫:沖香菜子
デジレ王子:秋元康臣(ゲスト)
指揮:ベンジャミン・ホープ
観る前は、プリマの沖さんは、上手に踊る人、技術的に手堅く遜色ない、と言う印象だったけど、それが、観ると、観る前より沖さんをもっと好きになる、と言う公演でした。
(今、ロシアのバレエ団が来なくなって、自分らの見方が甘くなってる所はあるかもしれませんが(?))
もう、第三幕のGPPDの辺りでは、ここまできれいにクラシックバレエを踊ってくれて、感謝感激、と言う気持ち。
日本屈指の、優れたバレリーナの一人なのではないかと。
プリマだけでなく、コールド、全体的に印象がよく、総合力として古典をきちんと上演できるバレエ団があるというのは、いいものですね。指導側がしっかりしているということかも。
王子の秋元さんは、人気があるので、彼が出ると観客が湧くので、客席で見ていて楽しかったです。見る前は、結局もしかして、眠り、って1幕が最大の見せ場?なんて思ってたけど、演奏と秋元さんらの踊りによって、王子の心を感じたので、2幕の印象が深くなりました。
って、感想言い出すと切りない。
「大入り、満員御礼」が出ていたけど、いいお客さんが集まっていて、舞台上も客席も両方が良かった感じ。
後日、感想書けるかな?
あと、前後に見た公演のリハーサル動画も、観劇の一助になりました。
文化会館の横側で、ダンサーのトークイベントをやっていて、昼過ぎ位?の時間は谷バレエ団の時間だったみたいで、この公演の終演後にちらっと見たら、東京バレエ団の秋山瑛(あきら)さんと、宮川新大さんが出ていて、宮川さんは、自然体トークでもしっかりした人柄と言うか、役を任せられる人柄の人なんだな、と言う感じがしたのと、秋山さんが、髪を下ろして黒髪のロングヘア姿が、とてもきれいで可憐で、見かけだけならアイドルの人みたいで、愛らしさにびっくり。(プリマは芯は気丈なので、そういう要素だけではないのでしょうけど)
ロシアのバレエ団が来なくなって、我ながらこの2年ほど、妥協してバレエ公演言ってる気がして、これを最後に暫く公演行くのやめようかと思ってたのが、この公演に行って、やっぱり次も見に行きたい気になってしまいました。
(そうはいっても日程調整が難しくて、今年はそんなにいかないかな、と思うけど)
自分主観では、もしかして、東京バレエ団と牧バレエ団は、古典で、自分的2強かも(?)極く私的独断偏見による見解ですが。(見解の相違は好みの問題とか、主観の違い、ということで。)
古典をきちんと上演することについて、指導側がしっかりしてて、年季もそれなりにある、と言う印象を受けました。
東京バレエ団については、沖さんも、前回観た別のプリマも良かったし、また別のプリマも機会があったら見てみたいなと思いました。
素敵な公演をやってくれたバレエ団に感謝。
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【オンデマンド配信】
一方、マラーホフ版「白鳥」、オンデマンド配信があるそうなので、主催の衣装の会社のヨシノさん(バレエ衣装界の桂由美、と言いたいくらい、良い衣装を作ってるのを以前に見たような・・・)に免じて、これも見ようかな、と思ってます(ネットで見る位なら、公演行った方が良かったけど。)
こちらは良くも悪くも寄せ集めメンバー、かつ日本人の白鳥だし(←by非国民)、と思って、公演はいかなかったんだけど、神奈川県民ホールは行きたいホールだった・・・。
ロシアのバレエ団が来日しない、と言う状況の中で、今後、自分がバレエ公演どうするか、ちょっと考える機会になったGWでした。
一つ、公演に行くと、また見に行きたくなってしまう…ビョーキですねぇ~(笑)