懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

会社の美女

2016-05-17 00:43:07 | Weblog
脱線、美女譚、与太話。

一緒に働いた女性が、美女だった時は、社会人1年目も含めて時々あるけど、

今までで一番、印象に残った美女は、鬼上司だった。

きっつい性格、という事で、男性社員から嫌われていた。

でも、仕事がとってもできて、美女で。スタイルも良くて、見た目だけならセクシーさも愛らしさも出せる。

何より言う事に一本筋が通ってる。よく勉強もしてる。判断力も、決断力の凄さ、上や取引先へのプレゼン力・・・。

圧倒されてしまって。仕事で、結局、きつくても尊敬できるので・・・。

ちょっとボンテッジ着せたくなるような、SMの女王様みたいな人だったけど。

個人的には、(一緒に働いて、苦労がなかったわけではないけど)

私は男性社員と違って、彼女を嫌いではなかった。

逆に男性たちの見方って。

美人であればいいというものでもないのね、性格が優しい方がいいのね、とは思ってた。いやいや、勉強になります。

その彼女。美人の鬼上司。

私を叱責する時は、センテンスで言わない、名前を呼ぶだけ。

「○○さんッ!!○○さぁぁ~ん!!!」って。おっかない。

(もたもたしないで、さっさとやれ、って意味だなと、これで了解してた。後から見れば面白い日々だった。その時は戦争だった。)

仕事は、いい時もあれば悪い時もあるから、ある時、朝からその彼女が、上の人にガ~ンガン怒られていた時があったけど、

そんなピンチな不利な瞬間でさえ、彼女は輝くばかりに美しかった。不謹慎ながら、内心、その美しさに、ちょっと感動してしまった。こんな時でさえも、綺麗なんだな~、と思って。

ブランドもののスーツをさらりと着こなし、髪をゆるく結って、はあ~似合うな~~と思いつつ、怒られている上司を心配してた。

そんな彼女も、ヘッドハンティングだったのか、転職し、そして理想的な優しい夫君と結婚し、・・・可愛い奥さんになっていた。仕事の環境の違いもあるみたいで、厳しくガンガン行ける環境と、なんとなくルーティンで、そんなに熱を持てるでもない環境と、あるのだろうと、憶測した。

年月が流れ、いつか彼女とまた会う機会があったら、その時はもう、昔ほど、輝くばかりに美しい年代ではなくなっていて、落ち着いた年代の普通の奥さんになっているかもしれないし、私を驚嘆させたような、凄い人ではなくなっているかもしれない。

でも、だからこそ、あの日の彼女の美しさを、忘れてはいけない。仕事ではちょっと、この人には負けるな~、というか、(多少無理難題を言われても、抗弁せずにやってしまうかも、とか、)自分もイケイケで言われた通りにやろうと頑張ってしまって、そうやって振り回されても仕事上充実はしてたこととか、・・・、忘れては、いけない、と思った。人は変わってゆくもの。その時々で、咲く花がある。

彼にこの話をしたら、100%誤解されてしまったのだけど、男女差や年齢の問題でなく、人が働いて充足を得る時もあれば、環境変えると、案外、思うに任せない、そういうことは、時々あることだ、という趣旨だったのだけど。

彼の職場の周りには、そういうインパクトのある鬼美女が、いないんだろうなと思った。

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