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想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

自力な犬

2010-03-20 01:48:12 | Weblog
水がぬるんできたようだ。
親分が川に足をつけてジャブジャブと水を飲むようになったから
わかるのである。



上流の方まで川のなかを歩いて、なるべく落葉が溜まり澱んで
いるところを避けて澄んだ水を飲む、うむ、賢いのう君は。
日々おっかあとの駆け引きで学んだのだろう知恵がついて、
効率的な行動をとるのである。

そんなベイビー、病で薬(ヤク)漬けのせいかハイテンション
なこの頃、こんな写真を見られると病説がうさこのでっち上げ
ではないかと疑われるやもしれんなあ。
でも本当なんです、残念ながら。
宇都宮の禰宜さんからお見舞いの金一封が届いたのであるが、
カメに「おまえもエラくなったなあ」と頭をなでてもらって
どたっと横になり甘えている。

この頃は犬猫などペットの医療用の保険商品がある。
しかし高齢犬は加入できないのである(ヒトと同じ仕組であるな、
歳とるとリスクが高い、つまり保険屋が損するから排除ってことだ)。
無保険だと全額実費となる。年一回の予防注射やちょっとした手当て
は数千円だが、手術や検査を受けたりするとまとまった費用を要する。
心配性かつ備えあれば憂いなしと考える飼い主は加入し、同時に動物
病院は繁盛するわけである。
ペットというより大事な家族と考える人々にとっては金を惜しんで
治療を放棄するなどということはありえないその弱みに「保険」である。

わたしはベイビーがまだ若かった頃から保険のDMが届いたり、ペット
フード屋さんで買い物の際にもらうチラシなどで知ってはいた。
だが「こんなものに入ると病気するような気がする」という理屈をつけ
今日まで入らずにきたのである。いまや高齢なので加入資格がない。
よって突然の変調に直面しベイビーの治療費のレシートを手に複雑な
思いなのであった。
そこへ思いがけずお見舞い頂戴し、薬代1週間分が助かった。
心配してくださるお気持ちも嬉しいし、そしてお札はありがたい。
ベイビー、おまえはエライのう、自らを助く犬なんだから。

これから誰かの病気見舞いに行くようなことがあれば、花より団子で
いくことにしようと思ったりしたのであった。
これまで花を届けるヒトであったが、花も団子もいるのだ。
必要なときに必要なものを届けるのが何より相手のためであることを
よくよく考えようと思ったりしたのである。
禰宜さん、ありがとうございました。
何よりわが犬に金一封のお心がうれしゅうございました。
一人前に扱ってくださって、うれしゅうございました。

早くよくなってお礼しようなあ、ベイビー。




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