あんた、食べられんでしょ、酸っぱいよー。
みかんをビニール袋から取り出しそこねてゴロゴロ転がった。
すばやく陣取って、ベイビーどうするつもりだ?
こちらが手を出すのを待っているのである。手を出したらパッとくわえる。
くわえても食べられないんだけど‥、取りっこして遊ぶのである。
歯形があちこちについているみかんを、その後食べました。
一ついかが? と向いたみかん一房差し出しても、首を横へ向けて避けます。
酸っぱいの、ダメなんだよねー、カメと同じだよねー。
そう、先生も酸っぱいものが大の苦手であられますので、「これ、酸っぱくないです」
と言って柑橘類等をお勧めしても、なかなか騙されません。
はい、何度かいたずらして信用を失っていますので。
ベイビーも小さい頃に「おいしいよ~」とみかんをみせびらかすおっかあにツラレて
パクっと食べて吐き出してからは利口になって甘噛みして転がして遊ぶオモチャ
という位置づけにしているよう。
そののちに、うさこはみかんの皮を向いていただきます。
もちろん舐めたり噛んだりしたあとのみかんをです。イラナイというベイビーに、
おいしいよ~とみせびらかして食べるのであります。
バッカみたいでしょ、そうなんですよ~、アホですよ~。楽しいですよ~。
第一義、義を以て第一とするという一のところを空白にして、そこに何を入れるか?
その問いをカメから出されて、各自色々と応えていたけれど。
忠と応えた方がいて、わたしはなんだか泣けました。
忠義となるわけです。正解は一なのですけれど、その方のなかに忠義という言葉が
あるのだなあと思うと、それがなぜだか心を打つのでした。
その方にとても似合う言葉であったせいもあると思います。
その方は長く人の上に立つ立場を勤めてこられたようですが、このご時世、義など
なくなってしまったかのような時代にあって、志を高く持ちつづけるのは困難な
ことだと思います。
なればこその義であり、忠を思うことでしょう。
金より義でありますなあ。義のためにこそ金を活かすのでありますなあ。
食うためのみにあらず。
義なくば恵みめぐることなし、です。
みかんをビニール袋から取り出しそこねてゴロゴロ転がった。
すばやく陣取って、ベイビーどうするつもりだ?
こちらが手を出すのを待っているのである。手を出したらパッとくわえる。
くわえても食べられないんだけど‥、取りっこして遊ぶのである。
歯形があちこちについているみかんを、その後食べました。
一ついかが? と向いたみかん一房差し出しても、首を横へ向けて避けます。
酸っぱいの、ダメなんだよねー、カメと同じだよねー。
そう、先生も酸っぱいものが大の苦手であられますので、「これ、酸っぱくないです」
と言って柑橘類等をお勧めしても、なかなか騙されません。
はい、何度かいたずらして信用を失っていますので。
ベイビーも小さい頃に「おいしいよ~」とみかんをみせびらかすおっかあにツラレて
パクっと食べて吐き出してからは利口になって甘噛みして転がして遊ぶオモチャ
という位置づけにしているよう。
そののちに、うさこはみかんの皮を向いていただきます。
もちろん舐めたり噛んだりしたあとのみかんをです。イラナイというベイビーに、
おいしいよ~とみせびらかして食べるのであります。
バッカみたいでしょ、そうなんですよ~、アホですよ~。楽しいですよ~。
第一義、義を以て第一とするという一のところを空白にして、そこに何を入れるか?
その問いをカメから出されて、各自色々と応えていたけれど。
忠と応えた方がいて、わたしはなんだか泣けました。
忠義となるわけです。正解は一なのですけれど、その方のなかに忠義という言葉が
あるのだなあと思うと、それがなぜだか心を打つのでした。
その方にとても似合う言葉であったせいもあると思います。
その方は長く人の上に立つ立場を勤めてこられたようですが、このご時世、義など
なくなってしまったかのような時代にあって、志を高く持ちつづけるのは困難な
ことだと思います。
なればこその義であり、忠を思うことでしょう。
金より義でありますなあ。義のためにこそ金を活かすのでありますなあ。
食うためのみにあらず。
義なくば恵みめぐることなし、です。