Min Dagbok

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『いっしょに暮らす。』

2008-04-29 | Min Blog
最近、新書でいろいろ面白いのがあって、
図書館や本屋さんをウロウロしては、
今まで読んだことのなかったようなのも
探しては読んでる。

今回、安曇野旅行に持っていったのは、
タイトルが気になって手に取った
長山靖生さんの『いっしょに暮らす。』という本。

表紙裏の説明をそのまま引用すると

親子の絆が揺らいでいる。
結婚しない人も増えている。
人間関係が苦手な若者も急増中だ。
他者との間にたちはだかる
厚くて高い壁を越えるために、
いま、私たちには何が必要なのだろうか?
本書では、家族であれ、伴侶であれ、
あるいは同居する友人であれ、
他人と「いっしょに暮らす」ことの
意味と可能性を考える。


とある。

シャロム・ヒュッテも、
新しいライフスタイルだとか
新しい人と人とのつながり方を築こうと
何十年も模索してきた場だし、
一軒家で会社の仲間4人で暮らしている
今の私のライフスタイルだって、
けっこう変わってるのかもしれない?

と思いつつ読んでいて、とくに面白かったのは、
第3章の「いっしょに暮らせない人々」と
第4章の「現在の共同生活事情」のところ。

昔は、若者は共同生活を経験するのが普通で、
家を出ても、学校での寮生活や軍隊生活、
会社の独身寮だとか、間借り下宿だとかで
自然とみんな、共同生活する能力を培っていったという。

でもそういう場が必然ではなくなってしまっている今、
他人との共同生活を「面白いかも」と思えるのは、
一種の「強さ」というか、他人とうまくやっていける
自信があるからの選択で、現代の若者は、
その能力の度合いが二極化しているのでは?
と長山さんは書いている。

今の一軒家シェアだけじゃなく、
大学&院の寮生活も、留学のときのルームシェアも
けっこう楽しく過ごせたし、
私は共同生活力が高い方なのかもしれないけど、
そういうシェアは一時的なものだという
ある意味、割り切りがあったから、
多少の不便は我慢もできたし、
今となっては、いろいろ笑い話にもなる(^^;

でも、結婚して夫婦二人で暮らしたり、
家族をつくっていくっていうのは、
全然違う次元の話なんだろうなぁ、と
ちょっと不安に思ったりもする。

気がつけば、結婚して子供も生まれてる友達が
続々増えてる中、みんなすごいなぁ、と思ってしまう。