なんだか心がモワモワしていた8月もいよいよ最終日。
モワモワしたまま、踏ん張って一つチャレンジをし、
これからどうなるんだろう?というところですが、
しばらく前に田坂さんのメールニュースで届いていて
気になった本を読んでみました。
一通り読んで、なるほどーっと思ったところもあったけれど、
哲学的な語りっていうのが難しすぎたからか、あまり後に残らず・・・。
でも、この「心の重心」のこと(↓)は、私も意識したいなぁ。
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田坂広志 「風の便り」 特選 第51便
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「こころの生態系」が見えるとき
『こころの生態系』という本で、
臨床心理学者の河合隼雄氏と対談をしたときのことです。
人間集団を相手にしたグループ・セラピーにおいては、
その「こころの生態系」に、
どのように処するのでしょうか。
この私の質問に対して、
河合氏は、次のように答えました。
全体の「重心」という考え方をすると、
一番わかりいいんです。
重心はどこにあるかと、
ずっと考えていくんです。
人が集まっていると、
そこにどこか重心があるんですね。
そこを見ていたらいいという場所があるんです。
この河合隼雄氏の答えは、
日々、職場の「こころの生態系」に処している
多くのマネジャーにとって、
深く納得できるものでしょう。
しかし、そのとき、我々の心に、
もう一つの問いが、浮かびます。
では、どうやって、その重心を見出すのか。
その問いです。
もとより、この問いに、
安易な答えはありません。
しかし、私自身のささやかな経験が
教えてくれたことがあります。
自分のこころの重心が、定まること。
そのとき、不思議なことに、
こころの生態系の重心が、見えてくるのです。
2001年12月6日
田坂広志
モワモワしたまま、踏ん張って一つチャレンジをし、
これからどうなるんだろう?というところですが、
しばらく前に田坂さんのメールニュースで届いていて
気になった本を読んでみました。
一通り読んで、なるほどーっと思ったところもあったけれど、
哲学的な語りっていうのが難しすぎたからか、あまり後に残らず・・・。
でも、この「心の重心」のこと(↓)は、私も意識したいなぁ。
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田坂広志 「風の便り」 特選 第51便
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「こころの生態系」が見えるとき
『こころの生態系』という本で、
臨床心理学者の河合隼雄氏と対談をしたときのことです。
人間集団を相手にしたグループ・セラピーにおいては、
その「こころの生態系」に、
どのように処するのでしょうか。
この私の質問に対して、
河合氏は、次のように答えました。
全体の「重心」という考え方をすると、
一番わかりいいんです。
重心はどこにあるかと、
ずっと考えていくんです。
人が集まっていると、
そこにどこか重心があるんですね。
そこを見ていたらいいという場所があるんです。
この河合隼雄氏の答えは、
日々、職場の「こころの生態系」に処している
多くのマネジャーにとって、
深く納得できるものでしょう。
しかし、そのとき、我々の心に、
もう一つの問いが、浮かびます。
では、どうやって、その重心を見出すのか。
その問いです。
もとより、この問いに、
安易な答えはありません。
しかし、私自身のささやかな経験が
教えてくれたことがあります。
自分のこころの重心が、定まること。
そのとき、不思議なことに、
こころの生態系の重心が、見えてくるのです。
2001年12月6日
田坂広志