Min Dagbok

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『こころの生態系』

2012-08-31 | Min Blog
なんだか心がモワモワしていた8月もいよいよ最終日。

モワモワしたまま、踏ん張って一つチャレンジをし、
これからどうなるんだろう?というところですが、
しばらく前に田坂さんのメールニュースで届いていて
気になった本を読んでみました。



一通り読んで、なるほどーっと思ったところもあったけれど、
哲学的な語りっていうのが難しすぎたからか、あまり後に残らず・・・。

でも、この「心の重心」のこと(↓)は、私も意識したいなぁ。



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 田坂広志 「風の便り」 特選  第51便    
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 「こころの生態系」が見えるとき



 『こころの生態系』という本で、
 臨床心理学者の河合隼雄氏と対談をしたときのことです。


  人間集団を相手にしたグループ・セラピーにおいては、
  その「こころの生態系」に、
  どのように処するのでしょうか。


 この私の質問に対して、
 河合氏は、次のように答えました。


  全体の「重心」という考え方をすると、
  一番わかりいいんです。
  重心はどこにあるかと、
  ずっと考えていくんです。
  人が集まっていると、
  そこにどこか重心があるんですね。
  そこを見ていたらいいという場所があるんです。


 この河合隼雄氏の答えは、
 日々、職場の「こころの生態系」に処している
 多くのマネジャーにとって、
 深く納得できるものでしょう。

 しかし、そのとき、我々の心に、
 もう一つの問いが、浮かびます。


  では、どうやって、その重心を見出すのか。


 その問いです。

 もとより、この問いに、
 安易な答えはありません。
 
 しかし、私自身のささやかな経験が
 教えてくれたことがあります。


  自分のこころの重心が、定まること。


 そのとき、不思議なことに、
 こころの生態系の重心が、見えてくるのです。



 2001年12月6日
 田坂広志

『人を助けるすんごい仕組み』

2012-08-30 | Min Blog
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げた
西條剛央さんの本、ずっと手元に置きながらも
ようやく読みました。



ほぼ日の記事や本で、取組の内容については知っていたけれど、
西條さんが専門とする構造構成主義という視点から見るというのが、
とても面白くて&分かりやすくて、はまってしまいそう。
(とても難しそうなので、はまれるか自信はないけれど)

ボランティア経験のない西條さんがここまで活動を展開できたのは、
「方法の原理」に忠実に、状況と目的を見定めてきたから。
この二つを見定めれば方法の有効性が決まる。方法ありきでは無い。

そして、あっという間に日本最大級の支援組織になれたのは、
最後の5%にはこだわらず、あまり厳密に考えすぎずに、
95%のところで、どんどん迅速にやってきたから。

もう1つ、自分自身がNPO活動にかかわったり、
学生の地域活動を見守っていて、課題だと感じていたことに、
第6章にある「トラブルを減らすための7か条」はすごくヒントになりそう。

項目だけ以下に引用させてもらいます。(pp. 225-230)

(1) 質問は気軽に、批判は慎重に
(2) 抱えてから揺さぶる
(3) 集中攻撃に見えるような言動は慎みましょう
(4) 初めての参加者も見ています
(5) 電話や直接会って話しましょう
(6) 休むこと
(7) 被災者支援を目的としている人はすべて味方です

この前から関心を持っている「伊那食品工業」の会長さんの本では
長く続く「いい会社」となるために、あえて急成長を阻み、
年輪のように育っていくためのヒントがたくさん詰まっていたけれど、
この本では、緊急事態を切り抜けるために、急速に拡大する組織を
いかにしてスピード感を殺さずに成長させるか、という観点からの
ヒントがたくさんあって、とてもとても興味深かった。

こんな風に状況を好転させていく力になれるように、
私も西條さんを見習って、構造構成主義&質的研究を
学びたい・・・という気持ちになってきた。

五環生活の総会

2012-08-29 | Min Blog
五環生活の理事として加えてもらって
2年が経ち、3度目の総会に参加。

今年から新しい理事も3名加わって、
生まれ変わりつつ五環生活。

近藤事務局長からの運営方針の話も
すごくよかったなぁ。

思えば、会社を辞めようかと思い始めた頃に
理事として仲間入りすることを誘ってもらい、
その後、職場が彦根に移ったから
事務所にも顔を出しやすくなって、
代表の近藤先生ともご近所さんになったし、
前よりも五環生活がだいぶ近い存在になってきた。

学生をいろんな形で活動に巻き込んでいく、
という今の私のできる貢献(かかわり?)の形だけじゃなく、
他にはどんな形でかかわっていけるんだろう。

そんなことを思いながら、帰途についた。

食を通じて被災地応援!

2012-08-28 | Min Blog
平日の昼間ですが・・・
8月初めの被災地応援プロジェクトの延長線ということで、
被災地を応援することについて考えるランチ会を開催しました。

東京にいたときのエコ仲間で、震災の3年前から地元・岩手に帰って、
実家の飲食業を手伝いながら、地道に生産者のネットワークを紡いできた
りさちが関西に滞在している機会に合わせて企画した今回のイベント。

りさちが中心となって立ち上げた、全国から岩手の一次産業の復興を
応援する仕組み 「Olahono」の背景や目指していること、
参加している生産者の方たちの復興状況などなど、
現場で動いている人だからこそ!の話がたくさんありました。



同じ岩手県内でも、盛岡から沿岸部へはどこも100kmくらい遠く、
(彦根ー大阪間と同じくらい)しかも間を山脈が隔てていること。

牡蠣養殖業を営んでいた人は3分の1に減ってしまい、
再開しても3年間は、借金するばかりで収入はゼロだということ。

事業を復興していくにあたり、ボランティアには
商売のことなのでお願いしづらいと思っていること。

厳しい現実もいろいろあるけれど、
いろんな可能性も見せてもらいました。

カキ養殖用の筏をつくるために、
たくさんの人がボランティアに駆けつけてくれたこと。

ロープ一本の個人オーナーになったり、
仲間を集めて筏1枚丸ごとオーナーになったり、
いろんな人たちが応援してくれていること。

来週、ドリプラで発表する予定の
プレゼンテーションも見せてもらいました。

岩手に帰ってからのりさちの思い、震災後の覚悟、
いろんな思いが伝わってきました。

お話をきいた後は、特別にOlahonoの食材を取り寄せて
中村さんがつくってくれたスペシャルランチ!





豚肉きゅうりソースがけも、パプリカのパスタも、
豆腐とそうめんかぼちゃのも、いろいろと美味しかった~。

ランチタイムで大賑わいのところ、大奮闘してくれた、
ほっこりカフェ朴の中村さん、本当にありがとうございます。

本音をいうと、もっとたくさんの人に参加して欲しかった・・・
と始まるまでは思っていたのですが、パワフルな参加者の皆さんが
きっと彦根全体に広めてくれそうな予感がしています!

模様替え~カウンターテーブル?

2012-08-27 | Min Blog
座卓で作業していると、どうしても
背骨が曲がっていってしまうので、
デスクを買おう!と思い始めて数週間。

けっこう値段の高いものだし、この先、
どんな部屋に引っ越すか分からない、
と思うとなかなか決断に踏み切れず。

そんなときに、ひらめきました!

普段ほとんど使っていない浅い
収納スペースの襖をあけてしまえば、
その上をカウンターデスクとして使えるかも!

というわけで、実践し始めて数日。



パソコン仕事したり、モノを書いたりするには
なかなか使いやすいかも?
(椅子の代わりに、バランスボールだけど)

足元の床がちょっとざらざらするから、
何かちょうどよくはまるカーペットとか
探そうかな・・・。

fence works『はたらき』seriesに参加

2012-08-26 | Min Blog
橋本久仁彦さん率いる(?)fence worksが企画した
『はたらき』series 西村佳哲さんの場合に
参加してきました!



きくことや場のファシリテーションに関して、
それぞれスタイルは違うけれども、
とても憧れているお二人に一度に会えて、
私にとっては(&多くの参加者にとっても)
なかなか幸せな企画。

前半は、西村さんと過ごす時間で、
これまで働き方の研究を通して出版してきた
3冊の本、『自分の仕事をつくる』
『自分をいかして生きる』 『なんのための仕事?』
を振り返りながらお話をきいたり、
近くの人と感じたことをシェアしたり。

後半は、西村さん&くにちゃんのトークセッション。
二人とも型にはまらず自由に語っていて、
ときどきお互いに意表を突かれて驚いているのも
面白かった(^^;

個人的に印象に残ったことばや話は、

20%=80%の法則の応用編?
全力を出してやっているときには、
最初の20%くらいの時間で創造性を発揮して
80%くらいの質まで到達する。
残り80%の時間で残り20%の質を少しずつ磨いていく。
どんどん始めていくことが大事。

「参照」ではなく「つくって」いる。
人生を答え合わせにはしない。

「その場に居合わせた人がすべて」方式。
「夢をかたちに」から「出会いをかたちに」へ。
今あるもの/人で何がつくれるか?

はたらき→生業→事業→産業


・・・などなど。

一日どっぷり話を聞いて、いろいろ考えて、
なんだかここ最近モヤモヤして動けなかったところに
なにか取っ掛かりを見つけられそうな気がしてきた。

やっぱりこの二人と出会うといろんな気づきをもらえる。
というか、自分の心をちゃんと確認できる、というのか。


 ・ ・ ・ ・

西村さんの著書「わたしのはたらき」を
電車の中で読みながら帰ってきたら、
山本ふみこさんとのインタビューが心にヒット。

うまく「成り行き」に乗るのもいいんじゃないかな。
(中略)
成り行きに乗るときに手放すのは、思考や思い込みで、
意識はむしろハッキリしてるんだ。


このあたりの文章を読んでて、なんだか覚悟がつきました。
悩んでいたことをとりあえず着手して前に進めてみよう。
興味をもっていたことをきちんと研究してみよう。

+Cycle、はじまりました

2012-08-23 | Min Blog
今日は午後から滋賀県庁にて、第1回の
プラスサイクル推進協議会の会議に参加。

昨年から委員として参加している
滋賀県自転車利用促進協議会の続編で、
今年は具体的なアクションプランを検討し、
実現していくフェーズに入っていく。

(1)ルール・マナー・安全
(2)自転車をもっと楽しむための情報発信
(3)自転車をもっと利用できる環境整備
の3つを重点メニューとして進めていく。

というのはいいのだけれど、委員の人数が多すぎて、
協議会としてどのようにアクションプランを決めていくのか、
それをどう県の予算と整合性をとっていくのか、が
よく分からず・・・どんな場になっていくか、ドキドキしています。

単なる真似になってしまっては嫌だけど、
埼玉県みたいに、Facebookでの情報発信(Love bicycle Saitama)と
ポタガール埼玉という自転車好きな女子のロールモデルの活動を
連動させてるみたいな、行政からできるけど、でも革新的なことを
何か滋賀でもできないものか・・・。

と悶々としながら、帰路につきました。

取材に来てくれていた京都新聞も
さっそく記事に載せてくれています!
(残念、私が座っていたのは、写真に
写ってる藤本さんのすぐ隣なんだけどなぁ)

久しぶりの東京にて

2012-08-22 | Min Blog
久しぶりに東京にきました。

今回のそもそもの目的は、「地域通貨」をテーマにした
幸せ経済社会研究会に、夜、参加すること。

『エンデの遺言』と『マネー崩壊』を課題図書に、
枝廣さんの解説&ファシリテートで、
お金って何だろう?地域通貨に期待することは?
などなどを参加者の皆さんと話し合いました。
地域通貨に取り組むにあたり、もやもやしていたことが、
だいぶすっきりしました。

環境通貨「びわ」にはこだわりすぎず、
ほんとに大事にしたい目的が何なのかを見直しつつ、
最後に話していた、地域のResilienceを引き出すような
補完通貨を検討・設計してみたい。


ちなみに、午前中は、YEN仲間のあかりちゃんからのお誘いで、
アミタホールディングスの中間決算説明会を覗きに。
今まで他の会社のそういう説明会に参加したことはないので
比較はできないのだけど、熊野会長の熱い思いが伝わってきて、
&漠然と知っていたアミタの様々な事業の全体像やビジョンが
わかって、とても面白かったです。

南三陸町で、地元のお母さんたち&障害者の仕事を創るために
アンジェリカ(漢方のトウキ)を栽培して、スワンベーカリーと
商品化している、という話が個人的には印象に残りました。

↓のパンをお土産にいただいたからだけじゃなく(^_^;
長い目で、地場産業になりそう&日本の健康産業の
自給率が高まりそうで、すばらしい!


次の目的地は、表参道。
まずは、自転車メーカー・シマノがプロデュースする
ライフクリエーションスペース、OVEにてランチ。

自転車を主張しすぎないおしゃれな空間と、
丁寧につくられたご飯がなんとも嬉しい。



そして午後は、JFSの10周年を振り返り、
今後の活動を考えるボランティアミーティング。



いつの間にか設立にかかわったところから早10年、
JFSもすごいネットワークに育ってきました。
改めて、これまでやってきたことを振り返り、
何を残して、何を新しく仕掛けていきたいのか、
みんなで考えて、とてもいい時間を過ごしました。
みんなの声をきちんと受け止めながら、次々と
新たな策を打ち出していく枝廣さんはほんとすごい。


・・・というわけで、朝一番の新幹線で行き、夜行バスで帰る、
というハードスケジュールも無事終了(^^;

明日の朝はいったん家に帰ってから、
普通に大学に出勤します!がんばるぞー。

『特別授業3.11 君たちはどう生きるか』

2012-08-21 | Min Blog
この本、すごくよかった!



多様な分野で活躍している方々が、
東日本大震災を経て考えていること・感じていることを
教科別という設定で執筆している。

14歳の世渡り術シリーズの一冊だけあって、
とても読みやすく、でも大人にもすごく響く内容。

それぞれの著者からいろんな気づきをもらったけど、
特に「地理」の章で、今回の地震とは
比べ物にならないくらい大きな規模の超巨大地震の
可能性が地球科学者から警告されていることを知って
驚愕・・・。

私たちはいったいどう生きていったらいいんだろう?

続・スヌーピーの会

2012-08-20 | Min Blog
先日のスヌーピーの会に続いて、
能登川のまちづくり関係の仲間たちを招いて
わが家でのビアガーデンをしました。

瓶ビールは、ご近所の酒屋で買ってきて、
私もチリコンカルネとかいろいろつくりつつ、
皆さんの持って来てくれた一品もとても美味しくて、
ベランダを吹き抜ける風はとても涼しくて、
新月直後だからか、星もたくさん見えて、
とてものんびりした気分で楽しめました。


(写真だと分かりにくいけど、ベランダです)

私の予定の空いてるのが今日しかなかったのだけど、
やっぱこういう会は月曜夜じゃなくて、
翌日休みの日がいいねぇ、とみんなで口々に言いつつ解散。

でも、こうしてわが家に集まって楽しんでくれる機会が
増えてきて、なんだかいい空気が流れ出したような気がします。

続々・スヌーピーの会はたぶんY邸にて開催されるけど、
また皆さんにも遊びに来てもらいたいです♪
(美味しいもの付だと、さらにHappy(笑))