西村さんのワークショップで印象的だったことの一つで、
終了後にジワジワと考えていること。
今回は事前のメールで、
「基本的に自己紹介禁止ルールでスタートしたいと思います」
との注意書きがあったので、うっかりと自分の仕事のことなんかを
話しすぎないように、と、皆ちょっと緊張しながら、
手探りで会話していた。
最終日の別れ際になって初めて名刺交換をして、
名前をどんな漢字で書くのか、とか、
どんな仕事をしているのか、とか
普通だったら最初に聞くようなことを初めて知ってみて、
改めて、西村さんが意図していただろう、
素敵な効果を実感した。
事前メールでも書かれていた、
「いまここにいる私とあなた
というレベルで関わり始める数日間」は、
相手の言葉や表情や振る舞いや雰囲気、
いろんなところから人となりを掴もうとして、
本当に人そのものに向き合っていた感じがした。
それが名刺をもらって、肩書きを知ってみると、
「やっぱり!」と思うところもあり、意外なこともあり。
最初から仕事や肩書きを知っていたら、
質問する内容にも影響があっただろうし、
自分と相手のかかわり方が変わっていたかもしれない。
そんなことを感じて、なんとも複雑な気分になった。
できれば、いろんな勉強会に出るときも、
いきなり名刺交換したり、肩書きを明かしたりしないで、
懇親を深めてみたいんだけれどなぁ、と思うけれど、
なかなかこれを一般に持ち込むのは難しいかもしれない?
ともあれ、こんなかかわり方を実感できる機会もくれた
西村さんと参加者の皆さんに、改めて感謝。