毎月恒例で参加するようになってきたダイアログbar京都。
今日も素敵なゲスト&参加者の皆さんに出会えて、
とても楽しい時間でした。
今回のゲストは、
「社会課題を解決するデザインの力」に取り組む
issue+designプロジェクトの筧裕介さん。
issue+designの取り組みは、
2010年に自転車通勤+designをテーマに
Twitterで盛り上がっているのを見つけたのを
きっかけに注目していて、去年は
震災復興+designのワークショップに
参加してみたりもしたので、いろいろ
知っているつもりだったけど、今回改めて
お話を伺ってみて、思っていた以上に
幅広い展開をされていることを実感。
詳しくは、
公式HPや
最近発売された本「
地域を変えるデザイン」を見てもらえたら…。
筧さんのお話で特に心に響いだメッセージは、
・公助型から自助共助型へ、デザインの力で変えていく
×「個人が自治体に完全依存」から
◯「自分たちでできることをする」へ
・解決したくなるような課題の
ポイントを見つけることがデザイン。
そのためには、ちゃんと人の声を
聴いてからスタートすること。
たとえば、親子健康手帳をつくるのに
都市(世田谷&神戸)と離島(海士)で
100人以上、いろんなお母さんたちから話を聞いた。
・いいデザインを生み出すためには、
できるだけ早い段階で形にしてみる。
頑張ってつくりこみすぎると、自分でも
やり直しにくくなってしまうので。
・最終的にいいものにするためには、
いろんなものをそぎ落とさないといけない。
そこの判断がすごく大事。
・ヒアリングには2種類あって、
1)一緒にシゴトをするためのヒアリング。
行政やNPOと関係性をつくるため。
いちおうフローを用意する。
2)課題の本質を探すためのヒアリング。
前提をもたないようにして、話を聞く。
フローは流れに任せる。
思いがけず、海士町の話がたくさん出てきたのもびっくりしました。
教育+designで、生徒数が減ってしまっている離島の学校の問題に取り組んで、
今も展開している海士町の「島留学」の仕組みづくりに関わったり、
結婚+designで、海士町の未婚男子へのヒアリングをもとに
婚活支援ワークショップ「恋札」を開発して、現在は、
全国の自治体向けに支援パックを準備中だったり。
最近では、人との出会いを楽しむ、まちの日常を知るための
海士町のcommunity guide bookを出版したり!
こんな素敵な本もできていたなんて、ほんと知らなかった。
issue+designもすごいけれど、こうやって
いろんなすごい人が何かをしたくなるような
プラットフォームになっている海士町ってすごい。
毎回後半のセッションは、参加者提案型のダイアログで、
ついいつも自分からテーマを掲げていたんだけれど、
他の人の話題もすごく気になるので、今回は
言い出したい気持ちを我慢ガマン。
今回は2ラウンドあって、私は前半は、
「捨てられているハギレをパッチワークする作業を通して、
世代間をつなげる場づくりをCBとして実現できないか?」
滋賀で出会った「ちくちくの会」に通じるところが
あるような気がして参加。
後半は「どうしたら長年、妻/夫、彼女/彼氏と
仲良くやっていくことができるのか?」に参加しました。
こちらは男性2人は既婚、女性2人は未婚、という居合わせで
ぶっちゃけトークを展開して、面白かったです。
勇也さん、賢州さん今回も素敵な場をありがとう~。
そして、今回もUst&Twitter配信を担当してくれている
@resignerさんのまとめは
こちら!!