スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

ギリシャの詩人

2017年01月31日 | 雑感
前ブログに記した古代エジプトの女考古学者を描いた本、『 転生者 オンム・ セティと古代エジプトの謎 』での
彼女の日記、その中に古代ギリシャの女性詩人サッポー(紀元前7末~6初)の詩があったので載せてみた。


日記ではオンム・セティが過去世において時のファラオ(王様)にこの詩を聞かせ、大そう気に入られたようです。

   愛 は と て も は か な い も の
    ひ と 目 だ け で 、 一 つ の 言 葉 だ け で も 失 わ れ て し ま う
     恋 人 た ち よ 、 愛 を て い ね い に 扱 い な さ い
    愛 は た い へ ん 強 い も の
     揺 る ぎ な い 真 実 に よ っ て 愛 は さ ら に 強 く な る
      神 々 で さ え 手 が 出 せ ぬ ほ ど に


         

サッポーはそのイメージから同性愛者を彷彿、その呼称である「レスビアン」もサッポーがレスボス島出身
であることに由来するという。  英語で「レスボス人」は"lesbian"と表記されるようだ。


   月 は 沈 み  ス バ ル は 沈 み
    真 夜 中 は  す で に 去 り
     か く て  時 は 過 ぎ
      横 た わ る  我 は ひ と り


かのプラトンも絶賛したというサッポー女史。 古代にもいたんですねぇ、こんなにも美しい心の持ち主が。 

古代エジプトとまではいかないまでも、あの時 あの頃に 転生・タイムスリップ 叶うるならば ・・・ 。