朝 目が覚める。 昨日の朝 となにかが違う、どこかが違っていた。 5年前もそうだった。
人はいつもと同じ朝が続くのに慣れてしまっているのだろうか。 ガンを宣告された翌日の朝のことだ。
舌ガンを乗り越えて5年が経つ。 定期健診(CT・血液検査)も異常なく過ぎた。 ところがである。
翌日突然主治医から電話があり、腎臓に異常がみられるので精密検査受診して下さいとの要請があった。
紹介状をいただき泌尿器科へ。 早速(4日)造影剤を注入しCTによる再検査。 結果は腎臓ガン。
事前には腎臓ガン特有の症状(血尿・痛み・発熱・貧血・食欲不振。倦怠感)は全くなかった。
実はこの時往診するはずの担当医が手術の為不在で、別な医師から検査状況を聞くこととなる。
左腎臓の腫瘍は4㎝、結構深く深厚しており、私だったら全摘するとの見解でした。
ガン進行のステージを聞くも開腹してみないと判らないとのこと。 えっ、普通は答えてくれるのでは?
7日(昨日)担当医から改めて検査結果を聞き、執刀内容・入院日・入院期間等の説明を受けた。
確かに4㎝と腫瘍は大きいが、ステージは初期<1のB>という。 右腎臓も弱っていることも考慮し全摘せず。
開腹し、3分の2の<部分切除>とする。入院は10日間。 念の為 骨と頭の転移は追って検査するとの見解。
同じ医師なのに、医師の見解って、こうも異なるものなのだろうか。 (でも どちらも正論かな)
勿論医師に委ねるしかない。 正月は病院やむなしか。 そんなわけで しばらくは ≪冬ごもり≫。
それにしても ≪青天の霹靂≫ とはこんな字を書くらしい。 世の不思議をまともに受けた字だ。
自分の内にガンが巣喰っているとの実感が今もって無い。 ほんとに不思議な感覚なのです。
● 『 野辺の露 草の葉ごとに すがれるは 世にある人の 命なりけり 』 (西行法師)
落ちるか乾燥するか いずれ消える命だが それまで 奮闘します。
人はいつもと同じ朝が続くのに慣れてしまっているのだろうか。 ガンを宣告された翌日の朝のことだ。
舌ガンを乗り越えて5年が経つ。 定期健診(CT・血液検査)も異常なく過ぎた。 ところがである。
翌日突然主治医から電話があり、腎臓に異常がみられるので精密検査受診して下さいとの要請があった。
紹介状をいただき泌尿器科へ。 早速(4日)造影剤を注入しCTによる再検査。 結果は腎臓ガン。
事前には腎臓ガン特有の症状(血尿・痛み・発熱・貧血・食欲不振。倦怠感)は全くなかった。
実はこの時往診するはずの担当医が手術の為不在で、別な医師から検査状況を聞くこととなる。
左腎臓の腫瘍は4㎝、結構深く深厚しており、私だったら全摘するとの見解でした。
ガン進行のステージを聞くも開腹してみないと判らないとのこと。 えっ、普通は答えてくれるのでは?
7日(昨日)担当医から改めて検査結果を聞き、執刀内容・入院日・入院期間等の説明を受けた。
確かに4㎝と腫瘍は大きいが、ステージは初期<1のB>という。 右腎臓も弱っていることも考慮し全摘せず。
開腹し、3分の2の<部分切除>とする。入院は10日間。 念の為 骨と頭の転移は追って検査するとの見解。
同じ医師なのに、医師の見解って、こうも異なるものなのだろうか。 (でも どちらも正論かな)
勿論医師に委ねるしかない。 正月は病院やむなしか。 そんなわけで しばらくは ≪冬ごもり≫。
それにしても ≪青天の霹靂≫ とはこんな字を書くらしい。 世の不思議をまともに受けた字だ。
自分の内にガンが巣喰っているとの実感が今もって無い。 ほんとに不思議な感覚なのです。
● 『 野辺の露 草の葉ごとに すがれるは 世にある人の 命なりけり 』 (西行法師)
落ちるか乾燥するか いずれ消える命だが それまで 奮闘します。