新宿サザンテラスの名物、といえばクリスピークリームドーナッツ。何時も行列が出来ていて、朝5時に通っても、夜10時に通っても、何時も人が並んでいた、不思議なお店。そこまでしても食べるべきものなのかと、何時も疑問に思っていた。他人と同じことをすることがすこぶる嫌いな私は、結局それがどんな食べ物なのか体験することなく日本を離れてしまっていた。
先日、同僚が、「おやつがあるよ」と何時ものように声をかけてくれたので行ってみると、どこかで見たマーク。そう、「クリスピークリームドーナツ」だった!ああ、こんなところでお目にかかれるなんて!食べてみると、決して高級な味ではないけれど、不味くもない。どちらかといえば、ちょっと酸味のあるグレーズ(砂糖)が病みつきになりかねない味だ。「しゅくしゅく(?)」とつぶれるように口の中に消える。このために皆並んでいたのね。。。
そのクリスピークリームドーナツを、TESCOの1階(Ground floor)に発見!丁度家族が来ていたので、戴いたものと同じ「オリジナル・グレーズド」を購入して持ち帰ることにした。勿論誰も並んでいないし、夕食時だからだろうか、お店の中には、一家族のみ。お店の広さの割には巨大な機械が絶え間なくドーナツを揚げているのが見える。日本のお店にもこんな機械が置いてあるのだろうか?ちょっと食欲が失せてしまいそうだけれど。。。
妹は気に入ってくれたようだった。2時間並んでまで買いたいとは言わないだろうけれど、帰国後に送られてきたmailにも、あのドーナツがまた食べたいと書いてあった。喜んでくれたのならば、ドーナツがつぶれてしまわないようケーキを持つように箱を平らにして持ち帰った甲斐があったというもの。
こうして、美味しいものにあふれた日本では幻だったドーナツを、食に関心が高いとは思われない英国で簡単に味わうことができました。行列したくない方は、どうぞ英国へいらしてください。