Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

Long Walk

2007-07-17 23:03:06 | イギリス

Windsor城から真直ぐに伸びるLong Walkという道がある。それが家の近くを通っているので、家族と歩いてみた。

Dsc00203 Lond walkというだけあって本当に長い。どのくらい、どこまで続いているのか知らん?Long Walkの両側は見事な芝生。また並木があり、沢山の鳥が来る。帰化したオウムのような鳥もここでは見ることができる。またリスも居る。週末だけあって、多くの人が犬の散歩やピクニックをしている。ここは本当に素敵だ。Windsorの中でも最も好きな場所かもしれない。

Londonに住むのも魅力だけれど、Windsorの街の美しさも捨てがたい。それにしても女王様は良いところにお住まいだわ。


陶器の日

2007-07-17 22:29:33 | イギリス

ツアーで立寄った街で骨董市が開かれていた。カップ&ソーサーはかなり傷んでいたけれど、コーヒーポットがとても素敵で、ほとんど一目惚れ状態で茶器のセットを購入。

ロンドンに戻って、某有名陶器店のセールでマグを購入。白地に彫りと浮き彫りで羊歯とアンモナイトのシンプルなデザインがオフィスで用いるのに相応しく思われる。

そんなわけで、予定もなかったのに一日で沢山の陶器を購入。早速家に帰って骨董市で購入した茶器のセットを洗い、使ってみる。それがあるだけで食卓が華やかになる。マイセンの美術品のような陶器には勿論憧れるけれど、こんな風に日常使いできる陶器も良いものである。

イギリスに居ると、日本では贅沢品に思われるものが当たり前に使われる(勿論逆もある)。お部屋の間接照明やちょっと洒落たリネン類、香りをつけた蝋燭などなど。特にセールのこの時期は、普段は躊躇する小物が安くなっていて、必需品でもないのに、ひどく円安だということも忘れてついつい手が出てしまう。


オックスフォード

2007-07-17 22:28:42 | イギリス

家族と一緒に日本人向けツアーに参加した。その中で立寄ったオックスフォードはとても素敵な街だった。歴史ある建物、落ち着いた豊かな雰囲気。。。

折りしも大学の卒業式シーズン。オックスフォード大学卒の学生がガウンを羽織り、家族と共に街を歩いている。本人も家族もとても誇らしそうだ。日本人の学部生は19-20人程度しかいないらしい。アメリカの大学に比べると狭き門のようである。

孟母三遷とはよく言ったものだ。こういう所に来ると、勉強しなくちゃ、と思う。自分の日頃を振り返って反省しきり。折角英国に来ているのに、インターネットで日本語のニュースを読んだり、家でもフランス語のTVが見られる、なんてニュースをフランス語で聞いていたり。「え、本当にイギリスに住んでいたの?」なんて言われないよう、きちんと英語を勉強しよう、と心に誓う。

Londonに住もうと思っていたけれど、オックスフォードにしたほうが良いかしら。ケーキ屋さんも美味しかったことだし。


人間ドラマ

2007-07-17 22:15:03 | イギリス

家族がイギリスに遊びに来てくれる、と言うのでHeathrowまで迎えに行く。飛行機は到着したもののなかなか出てこない。私が到着したときも、荷物が出てくるまでに2時間掛かっているので、気長に待つとする。

本当に様々な人種の人が目の前を通り過ぎてゆく。ヨーロッパは勿論、アラブ、インド、アジア。。。顔も違えば衣装も異なる。大きな荷物を抱えて出てくる家族やパートナー、友人を見つけると、駆け寄ってキスをしたり、ハグをしたり。。。いろいろなドラマが空港にはあふれている。TVのドラマを見ているより飽きない。

イギリスは本当に人種の坩堝だ。そして皆が当たり前のように共存している。日本人だから英語が下手なんです、なんてとても言えない。この国で生き残ってゆくためには、国籍がどこであろうと、きちんとコミュニケーションが取れる美しい英語を話せなくてはならないと感じる。同僚のフランス人には、言われなければフランス人とは分からない人が複数居る。いつかはそんな風になりたいものである。

ようやく出てきた。聞けば、パスポートコントロールのところで知り合った方が、Lost Baggageされて、その対応に付き合っていたとか。今度来るときにはきちんと英国でも使える携帯を持ってきてもらわなくては!人助けは大切だけれど、荷物があって大変だろうと同僚が車で一緒に来てくれていたので、2時間近く待たせてしまったのは本当に申し訳なかった。

ちなみに、母はこの国の人間ドラマを見すぎたのか、帰りには「ハグはしないの?」などとのたまった。お母様、私は日本人です。人前であなたとハグなんて、無理~。


大型スーパーマーケット

2007-07-17 21:54:52 | イギリス

Windsorの駅前にはWaitroseというスーパーがあって、結構気に入って使っていますが、19時には閉まってしまうので、ちょっと残業でもしようものなら、何も食べることが出来ません。先日、上司と打ち合わせをしているうちに、会社から駅へのシャトルバスの最終便を逃してしまい、waitroseの閉店時間に間に合わなくなってしまいました。そこで、恐る恐る会社の最寄駅前にある24時間営業の大型スーパーマーケットTESCOに挑戦してみることにしました。

初めはとても疑っていました。というのも、最近日本では大型スーパーマーケットがあちらこちらに出店していますが、確かに安いものの、そのお店ブランドの品物だけがだた数だけ多く置かれていて、ヴァリエーションに欠けるという印象を持っていたからです。

さて、エスカレーターでお店のある2階(イギリス英語ではFirst floor)に上がってびっくり。本当に、本当に広い!最初はそれを見ただけで帰ろうかと思ったほどでした。

しかし、嬉しいことに品揃えはかなりのもの。お酒や乳製品だけでなく、野菜も果物もどんなものも複数の種類、グレードのものが並べられていて、自分の好みや必要に応じて選ぶことができます。

さらに素晴らしいのは、世界中から集められている香辛料、調味料です。イギリスに来て驚くことはその人種の多様さですが、その多様な人種の要望に応えるかのように様々な調味料が揃っているのです。チャツネなど、日本では表参道や広尾の有名店や新宿のデパートへ行かないとなかなかお目に掛かれませんが、10種類を超える瓶詰めチャツネが売られていて、どれをどのように使うべきなのか、見ているだけで楽しくなります。また、カレーも香辛料に加え、タイ、インド、勿論イギリスからの缶詰、瓶詰めが置かれています。そうそう、勿論、日本のお酢や醤油もありますし、なんと寿司の素みたいなものまで売っています。

この品揃え、もう、嬉しくて、嬉しくて、あっという間に時間が経ってしまいます。また、楽しくてお店の広さも気になりません。本当に危険です。この日は、家で家族が待っているので、あまり長居できませんでしたが、今度はゆっくり来たいものです!


イギリス家庭料理

2007-07-17 21:18:15 | イギリス

イギリスの料理は美味しくないというけれど、果たして・・・?先日、同僚にdinnerに招かれ、恐る恐る(?)伺ってみました。

メニューはチキンを蒸し焼きにしたものに、マッシュルームと玉葱を炒め、マサラ酒とダブルクリームを入れて塩胡椒で味を調えたソースを添えたもの、これに温野菜のサラダでした。チキンはとても美味しく戴きました。

お料理をする過程を見せていただいていたので、早速家族が訪ねて来てくれた際に再現してみることに。果たして、非常に美味しく出来上がりました(マサラ酒がなかったので、日本からの同僚と飲んだ残りのスコッチを使ってみました)!!乳製品は日本と異なる分類がされていて、スーパーで見ているとどのように使ったらよいのか良く分かりませんが、こちらの方のお料理を真似ているうちに慣れてくるかな、と思いました。

この他に、パスタや牛肉のビール煮なども作ってみました。牛肉も質がどうかと心配していましたが、購入したヒレ肉はなかなか良い肉質で、日本で作るのと同じように(って日本ではほとんどお料理しませんが)美味しく作ることが出来ました。

結論としては、イギリスの家庭料理は結構美味しいです。男性の同僚もお子さんと一緒にお料理やお菓子作りをされたり、お料理はなかなかポピュラーに思われます。ただ、外食をするとそのあまりの値段の高さと、その割りに垢抜けない味に、「やっぱりイギリスは」という感想を持つのかもしれません。

そうそう、ジャガイモの美味しさは特筆すべきかもしれません。このジャガイモだけで3週間で体重が○kg増えました。自分がジャガイモのような体型にならないうちに日本へ帰国しなくては!!


Villa Florentine

2007-07-10 23:28:21 | フランス

Lyonでの宿泊はVilla Florentine。数年前、妹とこの町を訪ねたときにも泊まったホテルで、Relais et Chateauxの加盟店、レストランはミシュランの1つ星だったと思う。故橋本元首相が参加されたサミットの開催場所で、今でもその当時の写真が飾られている。言わずもがなではあるが、素晴らしいホスピタリティのあるホテルである。

今回は1泊しかできず、しかも夜遅く到着して朝早く出てしまうので勿体無いとは思いながら、一人である分安心して休める宿が良いと思って、結局ここを予約したが、期待に違わぬ結果であった。一人なので最も安いお部屋にしたものの、板張りの床はとても清潔で、Parisの某超有名ホテルの薄暗く何となく歴史なのか汚れなのか分からないようなお部屋とは全く違う。身を任せてよいのだというこの安心感のために人はお金を払うのだろう(といってもそれ程高くはない。とても良心価格だ)。

バスタブの中でただぼおっとする。革張りのソファに体を沈め、Welcomeスパークリングウォーター(?)を頂いてほっとする。大好きなTV局であるARTEを見ながら夢の世界に誘われる。

翌朝、友人が迎えに来てくれたので一緒にホテルで朝食をいただく。カフェオレとヨーグルトが美味しい。プールサイドを散歩して、小高い丘の斜面に位置するホテルからLyonの街を眺め、下界に下りることを決心する。

今度はParis、Lyon(勿論宿泊はVilla Florentineで)、スイスアルプスを巡る旅行をしよう、と朝食を摂りながら友達と話をする。実現しますように!いえ、必ず実現させよう!!


嵐を呼ぶ女

2007-07-10 23:00:47 | フランス

基本的に「晴れ女」である私なのだが、Lyonでは全く当てはまらなかった。到着と共に雨が降り始め、友人が泊まるホテルに着いた頃には雷鳴が聞こえ始めていた。

友人の家族にご挨拶した後、リヨンのレストラン街へ。まずはRelais et Chateauxの加盟店http://www.relaischateaux.com/page.php3?lang=fr(ミシュランの星付きでもある)をあたってみたが、いずれも満席とのことであった。日曜日でもともと営業しているお店が少ないということもあり、星付きのお店は大変な人気だったようだ。

結局私が宿泊するホテルのコンセルジュから教わったビストロの一つへ。折角Lyonへ来たのだからとLyonの郷土料理のコースをいただくことにした。いずれも特別なものではないがとにかく重い。日本の軽いフランス料理が好きな私には応える。またコストパフォーマンスも東京に軍配が上がるように感じられるが、パンとチーズは流石に本場。敵わない。私が選んだサンマルセランは既にどろどろに溶け出していて、大好きな状態。夜こんなものを頂いたら後が大変!と思いつつ止まらない。さらにデザートのガトーショコラの美味しいこと!!チョコレートの少し酸味のある素直な味わいがそのまま伝わってくる。

デザートに入る頃から大変な雷雨に。稲妻が美しい。レストラン街の喧騒が雨音にかき消され、人通りも途絶える。古い町並みが過去に沈んでゆくかのよう。ただただ空から降ってくる大粒の雨をレストランの軒から皆が見つめている。

タクシーが迎えに来る頃には雨も小降りに。楽しく美味しい思いを胸にホテルへ向かった。


リヨンへの道/リヨンからの道

2007-07-10 21:34:30 | イギリス

友人がLyonで家族と休暇を過ごしていると言うので出かける。既にバカンスシーズンに入っているからなのか、普通の航空会社のチケットは安い会社(BA)でも往復で約£600(=150000!!)。これらの会社はWindsorからは程近いHeathrow空港を利用しているため、魅力的ではあるけれど、Heathrow空港へもタクシーを利用すると約20分の道のりが£60(=15000!?)とこれまたすごいので、Stansted空港を利用する格安航空券(それでも約£330(=82500円)、空港への往復代£31.5)+一泊でLyonへ出かけることにした。

Stansted空港へは、Windsorからは

①Windosor→London Paddington、

②Paddington→Liverpool Street、

③Liverpool Street→Stansted airport

とそれだけで一仕事(約3時間)。無事空港に着いたものの、Check in counterが大変なことになっていた。Easyjetは座席指定をしないなど徹底的に省力化を図っているはずなのに、それでも十分な人員配置をしていないからなのかCheck inがひどい。ものすごい列になっている。どこ行きがどのカウンターなのか分からない。どうやったらこれほど効率の悪いCheck inが出来るのだろう。運の悪い人はおそらく2時間は待つのだろう(私は運よく隣で開放されたカウンターで30分弱待つだけでcheck inできた)。お年寄り、体の弱い人などは辛いだろうに。。。

ようやく搭乗、と思いきや、搭乗口が変わる変わる。11番→7番→1番。11番のカウンターで7番だと言われるので行ってみると、列が出来ていたので、そこに並ぶと、どうも聞きなれない言葉と少し濃い目の顔、顔。「Lyon行きですか」と尋ねると、まずは「英語は分かりません」、ついで別の人が「イスタンブール行きです」。飛んでイスタ~ンブ~ル(古い!!)、エキゾチックな響きだ。イギリスに居ると、いろいろな異国が近く感じられる。

諦めてそのあたりを歩いていた係員に聞くと1番のあたりで待っていろと言われる。結局、1番から搭乗。1時間位遅れてLyonに到着。友人が空港まで迎えに来てくれて無事市内へ。

翌日のLyonからの道のりはさらに遠かった。空港に着いた頃、雨が激しくなり、空港閉鎖か?といやな予感。空港は閉鎖されなかったものの、今度はセキュリティチェックを待つ列が長い。どう考えても搭乗時間に間に合わないが、同じDestinationの客が近くに何名も居ることが分かっていたので、小説を読みながら順番を待つ。結局これも別の入り口を開けてもらうこととなった。しかし、勿論その搭乗口からは予定の搭乗口へはアクセスできず、係員にまるでツアー客のように先導されて搭乗口へ移動。ようやく飛行機に乗り込める、と言う段階で既に1時間以上は遅れている。

さて、ようやく機内に落ち着くが、ここでまた順番待ち。結局飛行機に乗り込むと条件反射で眠ってしまう私が、一眠りしておきてもまだ滑走路の上。暫くして飛び立つが、予定離陸時間より2時間以上遅れていた。パイロットは「全速力で行きます」とか言っていたけれど、結局2時間遅れてLondon到着。行きと逆の経路を経て、Windsorに着いたときにはもう22時半。

なんと長い一日だったのだろう、特に飛行場についてからが長かった。もしここから再びLyonに行くことがあれば、例え片道6-7時間かかるとはいえ、ユーロスター&TGVにしよう。こんなに待ち時間は発生しないだろう。待てない私には何とも辛い道のりだった。


Windsorのレストラン

2007-07-07 09:07:34 | イギリス

木曜日の夜は、Windsorにある有名なレストランへ。テムズ川沿いにあるここは、なかなか洒落た外観で、waiting barからWindsor城を眺めながら食前酒をいただいていると、外国に居ると言う感じがする。

食事は別室で。10人用のかわいらしいお部屋、レースのテーブルクロスや壁に掛けられたリトグラフはいかにも英国風。もちろん、食事も英国風。言ってしまえばジャガイモのスープとゆでゆでパスタ、日本人だったらどんな人でもここまではゆでない、と言うほどの茹で上がり。何でパスタなのにナイフが置いてあるのかな?と最初は疑問に思っていましたが、理由がわかりました。ぐだぐだなのでフォークに巻きつけて食べる、ということがほとんど不可能なのです。ふやけたきし麺ようなパスタをナイフで切って、フォークですくって食べなければいけなかったんです。デザートはなんだか石油っぽい味のするストロベリー。これにコーヒー、スパークリングワイン(シャンパンではなく。。。)、リースリングとブルゴーニュワイン(Croze Hermitage、でもあんまりpinot noirっぽい味がしなかった)各2本を10人で分けて、値段は。。。星一徹になってテーブルをひっくり返したいのは私だけではないはず、という程のもの。夜重いものはいただけない私の選択が悪かったのかもしれませんが、他の方のステーキの断面を見ても(厚みだけは2cmはありました)、日本人だったら決して食べたくはないだろう、という感じだったことは申し副えておきます。

同僚もとても良い人たちで、英国に来たことは少しも後悔するところではないけれど、とにかくこの食事だけは噂どおりです。会社のカフェテリアが比較的まともなことは私にとって大きな救いです。やはりなるべく早くLondonに移って美味しいお店を見つけなくては!