「きっかけ(CUE)」

”CUE”が写真を載せ発信します

レガシィ「2.0GT DIT」

2012年09月14日 | 自動車・automobile



「レガシィ(LEGACY)」とは「大いなる伝承物」「後世に受け継がれてゆく物」
もしくは「遺産」の意 オーストラリアのみ「LEGACY」という単語が
戦争を想起させる
という理由から現地名は「リバティ(LIBERTY)」となる

2009年春に開催されたニューヨークオートショーにて5代目となる新型レガシィのプロトタイプが公開された
プロジェクト・ゼネラルマネージャーは2009年4月より富士重工業執行役員・スバル商品企画本部長 STI社長兼任の日月(たちもり)丈志
日本国外から(北米)の要望に応え先代に比べ車体を大きくしたことで室内長・室内幅・室内高が広くなり十分にゆとりがある室内空間を確保
最小回転半径5.5mと取り回しの良さも実現している

各グレードにおいて先代より約100kgの重量増となった また電動パーキングブレーキの採用
(インパネ右端に装備、6速MTを含む全車に採用)でハンドレバーがなくなりセンターコンソールのレイアウトに余裕を持たせた



レオーネ以来の伝統であったサッシュレスドアが廃止され 一般的な窓枠(サッシュ)付きの
ドアになったことでドアの剛性アップと開口部の拡大に繋がっている またドアノブもこれまでのフラップ式からバーグリップ式に変更
ツーリングワゴンにおいては同じくレオーネ時代からの伝統であったDピラーのブラックアウトが廃止されボディ同色とされた
またエンジンフードはコストを削減するためアルミ製ではなく鋼板製となった

エンジンは4代目モデルから大型化し2.0Lは廃止され 2.5L水平対向4気筒SOHCエンジン
2.5L水平対向4気筒DOHCターボエンジン アウトバックのみに設定する3.6L水平対向6気筒DOHCエンジンの3種類 2.5LのSOHCエンジンには縦置きパワーユニットを搭載する



量産四輪駆動車としては世界初のチェーン式のバリエーター(主変速機機構)を採用したCVT「リニアトロニック(6速マニュアルモード付)」を新たに設定し
オーバードライブ走行時の燃費向上やパドルシフトの採用で0.1秒以下の素早い変速を実現



2012年5月併せてツーリングワゴンとB4には新グレードとして
「2.0GT DIT(Direct Injection TURBOの略)」を追加
BRZに搭載されているFA20型エンジンに直噴ターボを組み合わせたもの

同時に「リニアトロニック」は高トルクに対応するため ケースの強度アップやトルクコンバーターの変更などを行い
AWDはリニアトロニック搭載車では初となる 「VTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)」を採用

「SI-DRIVE」は「スポーツ#(S#)」モード時に8段ステップ変速を設定 
ハイパフォーマンスでありながら燃費性能も高く「平成22年度燃費基準+25%」を達成
シャシーにおいてはサスペンション剛性の強化や ダンパーチューニングやスタビライザー径の
サイズアップを行い 高速領域や車線変更時連続コーナー走行時においての安定性を高めた

ちなみにメーカーオプションのHDDカーナビゲーションシステムに地上デジタル放送のチューナーとアンテナが装備され
更にマッキントッシュサウンドシステムは10スピーカーから12スピーカーになる等の大幅な改良を実施した



レガシィが アメリカ・アリゾナ州フェニックスで10万km耐久走行における走行平均速度223.345km/hという
国際記録(当時)を樹立した 衝撃的な記録画CMでデビューして早24年!?
(※燃料補給やメンテナンスなどのロスタイムも含めた19日間で達成した速度記録)すっかりスバルの看板=屋台骨になりました



モデルチェンジ繰り返す毎に内外装+燃費はまだトヨタには負けてますが かなりなクオリティアップこれはマツダにも共通することでしょうね
初代(特にセダン)は地味でしたし  リッター4km!って経済性の悪さも指摘されてましたから…
4代目までは堅調な売り上げ見せてましたが5代目になりボディの大型化がスバルマニア(スバリスト)に受け入れられずやや売り上げ落ちます

そこで起死回生図るべく環境性能も重視した「2.0GT DIT」が登場したのですよ
昔のドカーンってパワー&トルクが炸裂するエンジンではないので扱いやすいです 言い換えればフィーリングは4500ccの自然吸気なエンジンのようです



電光石火なシフトチェンジも相まって女性でも高速道の王者になるでしょう 実際スポーツモードにすると リミッターかかるのにあっという間で 時間かかりません(笑)

乗り心地も優秀+居住性も上々+ご覧のように後部にエアコン噴出し口もあるので 
高速・長距離移動なら 「トタ・クウン」とか ハイソカーより ずばりこれです☆
ただ ビルシュタイン製ダンパー採用してるため 街乗りではやや硬いってネガティブに感じる方もいるでしょうかね

欲を言えば車両価格がもう少しなんとかならないかな~ってところ
あとメーカーオプションの組み合わせがややこしくホントに欲しいものだけが選びにくいです!
ここはなんとか販売さん・要改善願いたいですよ(物がいい車だけに余計にね)


 


最新の画像もっと見る