「きっかけ(CUE)」

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kuro

2013年08月07日 | 自動車・automobile



ジャガー・XJはインド・タタ自動車の子会社である

イギリスの自動車メーカージャガーから販売されているFセグメントの高級セダン
1960年代中盤ジャガー社のサルーンはデイムラーを除けば大型高級サルーンであるマークX
および小型サルーンであるSタイプというラインナップであった

 

1960年代後半にはマークXは420GへとモデルチェンジまたSタイプをベースに420GとSタイプの間を埋めるべく
発表された420と言う3モデルのラインナップとなった

 

しかし420Gも420もすでに旧態化しておりジャガーは新たなサルーンの開発を迫られていた。
XJシリーズは新たなジャガーのアイコンとなるべく開発され1968年に登場
XJ6は直6DOHC2.8リッター/4.2リッターエンジンに4速MTまたは3速ATの組み合わせ
また1972年に登場したXJ12はV12SOHC5.3リッターエンジンに3速ATの組み合わせであった

XJ12の登場と同時にバッジエンジニアリング版であるデイムラー・ダブルシックスも登場
いずれもそれまでのサルーンに比べればかなりスマートなデザインで
実際のサイズもかなり小ぶりになり運動性能も非常に高かった

 

このモデルの登場によりジャガーのサルーンのラインナップは
1970年まで生産が続けられた420Gを除き1本にまとめられることになった
その後1986年 2003年とモデルチェンジを続けながら進化を遂げ2009年7月に最新型である4代目が発表



さて自動車にさほど詳しくない方でもこの低く幅広く かつこのカラスの濡れ羽のような艶やかな黒いボディ見たら
ただならぬオーラを感じるはずでしょう あと工業製品というより工芸品のような有機的なボディラインにもね☆

国産車は自動車黎明期からずっと真の色気のある高級車は造れないと揶揄されてきました
つまり所詮はベンツやジャガーの模倣だってことです バブルの頃には各メーカー競って高級車投入してきましたが
やはり2番煎じだよねって片づけられるのがオチだったので・・・

個人的な意見ですがそれでも初代マツダセンティアや日産レパードJフェリーはなかなかに頑張ってましたけどね
特にセンティア大好きでした でもスペック・装備に比べ如何せん価格が高価なことや極端にトランクルームが狭いことが相まって
好セールスとはいかなかったです しかもモデルチェンジしたらセンティアもレパードも全く別物に変ってしまったのでガッカリしたなあ
皮肉なことに2台とも年月が経ってから再評価され格安な中古がよく売れた話を聞きましたよ

ただ何故かセンティアはヤンキーの兄ちゃんにウケがよく 流麗なボディライン崩すような
エアロパーツに憤慨しましたけどね(車好きとしては)タイヤとホイール オーディオだけ交換すればいいだろうって!

ですがトヨタがセルシオを投入しモデルチェンジ繰り返した後 レクサス立ち上げ試行錯誤しながらも
高品位な室内空間 安定しトラブルフリーで信頼できる走り 国際的な評価を見事に獲得しました
とはいえ ややクラシックな佇まいのこのジャガーXJRの存在も衰えてはいません
コノリーレザーをふんだんに使ったシート 味わい深い本木目パネルで覆われたインパネは走る応接室みたいなものだから☆
そんなジャガーも新興国インドのメーカーに買収されるとは思ってみませんでしたが
これからも妖艶な佇まいな車造りしてもらいたいです




 


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