ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

天平の美少年

2007-10-23 07:29:39 | 仏像

奈良興福寺八部衆の中の阿修羅像のことです。最近の調査で髪は金泥、目には青い顔料が使われている事がわかりました。
・・・という事は、この阿修羅っていわゆる金髪碧眼だったと言う事になりますね~モデルはどんな美少年だったか想像するだけでロマンを感じます・・(私ってかなりのミーハー)
天平時代の奈良はとても国際色豊な都市で多くの異邦人が住んでいたと記録にあります。シルクロードの始発はローマ、終着が奈良だった事を考えるとヨーロッパから来た人たちも居た可能性も。正倉院宝物にも、ペルシャ、ローマから伝わってきた品々も多いですから納得できます。大変な旅、だったことでしょう。。。
この八部衆の製法は乾漆造 大変高価な「オートクチュールの一点もの」だったわけです。
この阿修羅に限らず、仏像は能面と同じで、見る角度、光の当たり方で様々な表情に見えます。その時の心情をあらわしているような気も。。阿修羅は後ろ姿も美しいです~
興福寺・国宝館で公開中

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