ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

認知と失認

2011年12月22日 02時56分53秒 | 教育・指導法
子どもを教えるのは難しいと思う。


低学年のほうが難しい。


さらに幼児のほうが難しい。


体育や少林寺拳法の場合だ。


勉強なら、学年に応じて、教える内容がある。


算数でも、一年生から順に習熟されていく。


しかし、運動面は、そのあたりが曖昧だ。


学習指導要領には学年に応じた運動目的や目標が示されている。


体育系も絶対に習熟過程が必要だ。


一年生と四年生が同じことをしようとすることには無理がある。


話は戻る。


中学生より高学年が難しい。しかし、低学年はもっと難しい。さらに幼児は。


このばあい、


【空間認知】


がかなり重要なポイントになる。


低学年は空間認知がない。

高学年になると空間認知が備わってくる。


幼児や低学年がうまく並べない(運動する間隔に)のは空間認知がないからだ。


少林寺拳法の技も、低学年がつまずくのは、低学年を教えるのに苦労するのは、この空間認知の問題がかなりのウェイトを占めると長坂は考えている。


全転換などもそれだ。


こんなのは四年生にもなれば、あっというまに出来てしまう。
しかし、一年生に教えていたら、ものすごく時間がかかる。


前後、左右、上下、奥行き…空間認知は運動だけでなく、指導者はよく認識しておいたほうがいいと思う。


ちなみに、うちでは全転換は指導しない。しないが、みんなできるようになる。できる先輩の真似をしているだけ(見て、やっているうちにできる)


空間認知を養う運動として、長坂は長縄跳び(地域によっては大縄跳びと呼ぶ)がいいかな~と思う。


乱捕もかなりいいと思う。


空間認知がないことをよく理解せずに、子どもたちを叱り飛ばしている人をよくみかけるので書いてみた。

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