ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

2011年01月27日 04時09分17秒 | 教育・指導法
この部屋の小窓。


昔二階ベッドがあったときにちょうどよい高さだった。


両親が離婚後。


母はよく男を家に連れてくるようになった。


14歳の私には、なにもかもムカついた。母にも、その男にも。


ある夜、ある男が泊まっていくことになった。


弟や妹にはまだそれがどんないみなのかはわかっていない。


私は、夜中にそうっと、その男の靴を片方だけ捨ててやった。


そう、その二階ベッドの小窓から。


小窓の外は隣の家の壁との隙間だ。そこに捨ててやった。


朝になって、案の定騒ぎ出した。
靴がない!と。


当然私はしらばっくれていた。


弟が調子に乗って、いいカッコしようと必死になって探している。


すると、な、なんと二階ベッドに上り、あの小窓から外を覗き込む。


「あっ、ここに捨ててある!」


そこから責められるのは私だった。(と言ってもあまりよく覚えていない。)


いまは開けられることもほとんどないこの小窓。


いや、開けないのではない、開けるのがなんとなく怖いのだ。


それでも私はいまでもこの家に住んで、ここで生きている。

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2 コメント

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まだ… (西村 朋子)
2011-01-27 19:19:24
子どもの頃の事は記憶が曖昧です。

結構記憶力には自信がある方なのに…。

私が子どもの頃のことでハッキリ記憶しているのは、父親からの暴力の事だけだ。

父親に刃向かう事も出来ず、犬小屋で泣いていた事だけだ。

でも中学生になって、両親が離婚して、私は自由になった。父親にとっていらない子どもになったからだ。

今でも父親の事は許せない。もう、24年会ってないし、これからも会うことはない。でも許せない。

暗い話になってしまって、すみません。
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Unknown (文次郎)
2011-02-09 01:41:41
西村朋子さん、こんばんは。

同じ姓繋がりということでよろしくお願いします。

なんとも、いきなり私がコメントするのは失礼なのですが・・・。

私は、「幸せは自分の心が決める」とか、「人は変われる。自分次第でどうにでもなる。」
そう思います。
幸せは、自分の足元にあると思います。
朋子さんが、より良い人生を、幸せな人生を
おくられることを願っています。

状況も把握せずにコメント、ごめんなさい。
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