ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

笛の使い方

2011年01月28日 02時46分09秒 | 教育・指導法
たとえばなわとびで笛を使って指導するとき。


パターン1


ピッ やめ。


→次は後ろとび10回 用意ピッ。


この場合、スタートの合図に笛を使っている。


向山型は違う。


ピッ(これで注目させる)


そして次の指示
前かけあし10。

この「前かけあし10がスタートの合図」


次のようになる。


「前とび10」


「できました!できました!」(子どもたち)


「ピッ」(これが終わりの合図&注目の号令)


「後ろ10」


「ピッ」


「前かけあし10」


「ピッ」


「後ろかけあし10」


このように、笛の使い方一つだけでまったくテンポがよくなり、指導にリズムが生まれます。


少林寺拳法の指導でも


指導者が


「やめ~!」


と言ったときに、


そこでわいわいガヤガヤが怒るケースがある。


これは「やめ~!」が終わりと合図になってしまっている。だから、指導者は次の指示や説明をする前に、
「はい静かにして、説明を聞きなさい。」


と指示する必要が出てくる。指導はだれる。
私語が多く、不要な指示や指導が入ってテンポが悪くなるから。


反対に、

「やめ~!」


の号令は


「次の指示や説明のためのもの」というパターンを認識させておくと、そこでわいわいガヤガヤとはならずに、テンポよく稽古はすすんでいく。


笛や号令はそれを使う指導者如何によって、優れた教具にもなるし、その反対にもなる。

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