ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

約束

2011年10月27日 02時25分29秒 | 教育・指導法
Hくん。


高校三年生。


支援学校に通学中。


土橋が長坂の右腕なら、Hくんは長坂の左腕だ。


彼は、少林寺拳法も学童もドリームも体育教室も全部手伝ってくれている。


よく考えると、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日と本当に毎日彼と一緒だ。


これはすごい!


Hくんは明日支援学校関係の陸上競技記録会らしい。

和歌山市の紀三井寺競技場。


「できたらみにきてほしんやけど」


とHくん。


「明日はずっと仕事やから、ちょっと無理やな。」


と長坂。しかし、続けて、


「でも、卒業式は絶対に行くわよ!」


「はい、3月7日です!」

「うん、先生もお前の卒業式は見たいからな。」


これは、適当な口約束でも、世辞でもない。


Hくんと長坂との約束だ。

男同士の約束だ。


だから、仕事は休んで必ずHくんの卒業式を見届ける。


こんなに毎日がんばってくれているHくんへの、せめてもの恩返しだ。

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