少林寺拳法 橋本西支部道場通信
ドリーム No.609
発行日 2007年11月29日(木) 発行・文責 長坂 徳久
【アンダー79 1】
アンダー79とは、「1979年以降生まれ」ということ。
これを「ケイタイ世代」呼びます。
1994年に固定電話の加入数が、携帯電話の新規加入数に抜かれた。このときケイタイ世代は15歳になりたててで、高校1年生になった
年。
彼らの多くがこの年に初めて携帯電話を持ち始め、さらにいえばパソコンより携帯電話に先に触れた、という仮説が立てられる。
ケイタイ世代の日常には、携帯電話があって当たり前。
「財布を忘れてもお金を借りればすむけど、携帯電話を忘れたら代わりがきかない!」
真面目にそういう彼らは、それぐらい携帯電話に依存していることになる。
しかし、それはすべて悪いことなのか? 知っておいてほしい、これは、おとなが作り出した今の文化なのだ。
「最近の若者はなにを考えているのかよくわからない?」とよく聞く。
なかには、自分のお子さんや自分の生徒、門下生のことも「なにを考えているのかよくわからない」という人たちもいる。
お子さんのことは長坂がとやかくいうことではないにしろ、世間一般として、
「今の若い子達は何を考えているかわからない。」といっているおとなたちは、少なくとも「わかろうとしていない」と長坂は思う。
そして、わかろうとしない限りわかることはない。
ただし、子どもや若者のことをわかるということは、子どもたちや若者に媚びたり、妥協したりすることではない。
子どもたちを守っていくために、おとなが知っておかなくてはいけないことがあるということ。おとなが子ども化することではない。
さて、よく、耳にする言葉。
「若者たちは携帯電話に入れ込みすぎではないか。」
「そんなに携帯電話をいじる必要があるのか。」
長坂もそう思った時期がある。しかし、それは、若者に対する「偏見」であり、私たちの時代にケイタイがあれば、間違いなく同じことをし
ていただろう。
そして、ケイタイがない代わりに、そのときその時代にあった様々なことをしてきた。それは、いいことにつけ、悪しきにつけである。
長坂が、この「アンダー79」について、連載して書いておこうと思ったのには理由がある。
1.おとなが子どもたちを少しでも理解できるように。守れるように。
2.子どもたち、若者がおとな社会(儲けや性の世界)にだまされないように。
3.はいまのケイタイ事情を語ることで、若者の考えていること、やっていることが見えてくる。見えてくると、「いまの子どもたち(若者)は
宇宙人のようだ。」という言葉は出てこない。むしろ、「あ、自分にもそんな時代があったなー」と理解できるだろう。
2.は、若者に「たとえば、このサイトは、こういうふうなしくみをおとなが作っているんだよ。だから、無料で使用できるんだよ。でも、落
とし穴もあるんだ。」ということを知っておいてほしいということ。そのことでよけいなトラブルは防げる。
長坂には多くの情報が入る。
1.教育という仕事をしている関係上、多くの専門家から情報が集まる。
2.若者や子どもたち自身からも情報が入る。
3.当然おとなからも情報が入る。
4.若者を市場(ゲーム、携帯)として仕事をしている人たちから情報が入る。
中高生からすれば、
「長坂先生、そんなことばらさないで! 子どもには子どもの世界があるのよ!」
と思うだろう。しかし、はっきり言っておく。
長坂は子どもたちの味方だ。中高生の味方だ。お父さん、お母さんと戦ってでもお子さんの味方だ。
だからこそ、子どもたち(若者たち)には、きちんと常識や知っておいてもいい社会のしくみを理解しておいてほしい。
反対に、保護者の方とは、指導者、保護者、子どもたちがうまく三位一体で成長できるように協力体制を築いておきたい。
すべては自分の弟子、自分のお子さんのため。そして、社会、世の中のため。
では、問題です。
「着うた」
「ワンセグ」
「デコメ」
「SNS」
「モバゲー」
「アバター」
「プロフ」
「アフィリエイト」
「ケータイ小説」
「お手伝いネットワーク」
「パケ死」
「ポイント」
「モバG」
「マナー着信音(マナーモードではありません。)」
→いくつわかりますか?(これらは知っていて常識のケイタイ情報の範囲です。)
※長坂注 この通信は、2007年に書いたものです。
ドリーム No.609
発行日 2007年11月29日(木) 発行・文責 長坂 徳久
【アンダー79 1】
アンダー79とは、「1979年以降生まれ」ということ。
これを「ケイタイ世代」呼びます。
1994年に固定電話の加入数が、携帯電話の新規加入数に抜かれた。このときケイタイ世代は15歳になりたててで、高校1年生になった
年。
彼らの多くがこの年に初めて携帯電話を持ち始め、さらにいえばパソコンより携帯電話に先に触れた、という仮説が立てられる。
ケイタイ世代の日常には、携帯電話があって当たり前。
「財布を忘れてもお金を借りればすむけど、携帯電話を忘れたら代わりがきかない!」
真面目にそういう彼らは、それぐらい携帯電話に依存していることになる。
しかし、それはすべて悪いことなのか? 知っておいてほしい、これは、おとなが作り出した今の文化なのだ。
「最近の若者はなにを考えているのかよくわからない?」とよく聞く。
なかには、自分のお子さんや自分の生徒、門下生のことも「なにを考えているのかよくわからない」という人たちもいる。
お子さんのことは長坂がとやかくいうことではないにしろ、世間一般として、
「今の若い子達は何を考えているかわからない。」といっているおとなたちは、少なくとも「わかろうとしていない」と長坂は思う。
そして、わかろうとしない限りわかることはない。
ただし、子どもや若者のことをわかるということは、子どもたちや若者に媚びたり、妥協したりすることではない。
子どもたちを守っていくために、おとなが知っておかなくてはいけないことがあるということ。おとなが子ども化することではない。
さて、よく、耳にする言葉。
「若者たちは携帯電話に入れ込みすぎではないか。」
「そんなに携帯電話をいじる必要があるのか。」
長坂もそう思った時期がある。しかし、それは、若者に対する「偏見」であり、私たちの時代にケイタイがあれば、間違いなく同じことをし
ていただろう。
そして、ケイタイがない代わりに、そのときその時代にあった様々なことをしてきた。それは、いいことにつけ、悪しきにつけである。
長坂が、この「アンダー79」について、連載して書いておこうと思ったのには理由がある。
1.おとなが子どもたちを少しでも理解できるように。守れるように。
2.子どもたち、若者がおとな社会(儲けや性の世界)にだまされないように。
3.はいまのケイタイ事情を語ることで、若者の考えていること、やっていることが見えてくる。見えてくると、「いまの子どもたち(若者)は
宇宙人のようだ。」という言葉は出てこない。むしろ、「あ、自分にもそんな時代があったなー」と理解できるだろう。
2.は、若者に「たとえば、このサイトは、こういうふうなしくみをおとなが作っているんだよ。だから、無料で使用できるんだよ。でも、落
とし穴もあるんだ。」ということを知っておいてほしいということ。そのことでよけいなトラブルは防げる。
長坂には多くの情報が入る。
1.教育という仕事をしている関係上、多くの専門家から情報が集まる。
2.若者や子どもたち自身からも情報が入る。
3.当然おとなからも情報が入る。
4.若者を市場(ゲーム、携帯)として仕事をしている人たちから情報が入る。
中高生からすれば、
「長坂先生、そんなことばらさないで! 子どもには子どもの世界があるのよ!」
と思うだろう。しかし、はっきり言っておく。
長坂は子どもたちの味方だ。中高生の味方だ。お父さん、お母さんと戦ってでもお子さんの味方だ。
だからこそ、子どもたち(若者たち)には、きちんと常識や知っておいてもいい社会のしくみを理解しておいてほしい。
反対に、保護者の方とは、指導者、保護者、子どもたちがうまく三位一体で成長できるように協力体制を築いておきたい。
すべては自分の弟子、自分のお子さんのため。そして、社会、世の中のため。
では、問題です。
「着うた」
「ワンセグ」
「デコメ」
「SNS」
「モバゲー」
「アバター」
「プロフ」
「アフィリエイト」
「ケータイ小説」
「お手伝いネットワーク」
「パケ死」
「ポイント」
「モバG」
「マナー着信音(マナーモードではありません。)」
→いくつわかりますか?(これらは知っていて常識のケイタイ情報の範囲です。)
※長坂注 この通信は、2007年に書いたものです。