ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

2008年通信「指導の要諦」

2014年06月04日 03時55分05秒 | 教育・指導法
※2008年に書いたものてす。


古いのをブログに挙げているのには理由があります。


パソコンがクラッシュするとデータが消える可能性があります。

しかし、ブログへ残しておくと、パソコンやディスクがやられても記録として残ります。

そのためです。

つまり、自分の記録保存のためです。

ご笑覧ください。


少林寺拳法 橋本西支部道場通信
ドリーム No.620
発行日 2008年2月9日(土)   発行・文責 長坂 徳久




【長坂流少林寺拳法指導の要諦①】


「静かにしろ!!」

信じられないような大きさの長坂の怒鳴り声!

それでも、言うことを聞かなければ、

「ちょっとこい!」

と言って、頭をバチーンときつく叩く!

恥ずかしながら、長坂にもこんな指導をしていた時期があったのです。

 本格的に少年部の指導を開始した1995年、1996年頃のことです。

今の長坂の指導方法からは想像ができないことでしょう。特に、全国で長坂の指導を参考にしてくれている方々からは、「うそでしょう!」と

いう声が聞こえてきそうです。

今でも厳しくすることはありますが、それは、意図的に叱っている(指導要素がある)のであって、怒っている(自分の感情で)のではありませ

ん。あの頃は、うまく指導できないことを子どもたちのせいにして怒っていました。

そのような指導方法しか知らなかったし、できなかったというのが本当のところです。

いつのときも、子どもたちひとりひとりはみんないい子なのです。しかし、それが集団になると騒がしくなります。これは当然のことです。だ

からこそ、指導者には技や心を教える以前にしなければいけないことがあるのです。それは、





●子どもたちを集団として統率できる力を持つということです。





 その次には、決して、力で押さえつけるのでない、媚びるのでもない、物でつるのでもない、




●子どもたちが熱中して食いつくような知的で楽しい稽古指導が必要なのです。


 長坂が最初に指導でつまずいたのは六地学園でした。六地学園は児童養護施設なので、みんなが共同生活をしています。みんな兄弟感覚。お

互いに遠慮がありません。だから、すぐに兄弟喧嘩のようにもめごとが起こりました。毎回の稽古は、子どもたちの騒々しさ、けんか、泣き声

で喧騒なものでした。こちらが泣きたくなりました・・。


 それまでは高校生を日本一に導きました(1991年)。また、支部開設(1992年)早々から一般部は県大会で活躍、全国大会出場も重

ねていきました。だから、自分でも力のある指導者だとうぬぼれていたのです。

 しかし、こと子どもの指導ということでは自分は力のない指導者だと痛感しました。でも、嘆いていても解決しません。大好きな少林寺拳法

です。前に進むことしか考えませんでした。必死で勉強しました。

 そんなとき、向山洋一先生(現TOSS代表)の本「教育技術入門」(教育技術文庫)を読みました。家の本棚にあったのです。ということ

は、以前にも読んであるのです。でもその頃は、自分の指導に悩むことがなかったので「気づき」がなかったのでしょう。

 そこで次の文章に出会いました。江戸時代の細井平洲という学者の言葉です。


●「子育てというのは菊好きの人間が菊を作るようにしてはならない。

  百姓が野菜大根を育てるようにすべきだ。」



『菊作りをするときは菊の花の良さそうな芽を残し悪いものはつんでいく。最後に二つか三つのつぼみになり、その中から一輪を咲かせる。

 しかし、お百姓さんは、どの野菜でも大切にするように、日当たりの良いところのものはそれなりに、日かげのものもそれなりに大切に育て

 るようにしなくてはならないわけである。一つ一つの個性に応じて育てろというわけである。』


 この子育ての部分は、そのまま「教育」(指導)に置き換えることができます。

 ※この「長坂流少林寺拳法指導の要諦」は少しずつシリーズ化して書いていきます。




※以上、2008年の通信であり、あくまで道場内の部内へ向けた通信として書いています。

2007年の通信

2014年06月04日 03時43分15秒 | 教育・指導法
2007年の通信「ドリーム」



少林寺拳法橋本西支部 隅田道場通信
ドリーム No.589
《きみたちへ 4》
発行日 2007年6月18日(月)   発行・文責 長坂 徳久


《きみたちへ》は子どもに向けた通信です。



【あいさつ】
   
やあ、きみたち! 元気ですか?! ひさしぶりです!

かなり、さぼっていました・・・。

しばらく、スランプだったので、書くことができませんでした。

ふっかつしてきたので、みんなも読んでください! 

 今日は「脚下照顧・あいさつ・作務・服装をただしくします」の「あいさつ」について。

あいさつは、「挨拶」と書きます。

きみたちは「挨拶」の語源をしっていますか?

「挨」には心を開くという意味があります。

そして、「拶」には相手に迫る・近づくという意味があります。

つまりあいさつには「心を開いて相手に近づいていく」という意味があるのです。

あいさつは、他人のためにするのではなく、自分のためにするのです。

自分から相手に心を開き近づいていけば、相手も心を開いて近づいてきてくれるかもしれませんね。


《あいさつの4つの大切なこと》


①あ:明るく

②い:いつでも

③さ:先に

④つ:続ける


《長坂先生が思う、あいさつのレベル》

☆白帯レベル  相手の人があいさつしても、自分はあいさつを返さない。

☆黄色帯レベル  相手があいさつをしてくれると、自分もあいさつをする。

☆緑帯レベル  知っている人と出会うと、自分から先にあいさつをする。

☆茶帯レベル  そんなに親しくない人にでも、自分からあいさつをする。

☆黒帯レベル  相手が気づいていなくても、自分からあいさつをする。

☆支部長レベル あいさつひとつで、他人を自分のファンにしてしまう!

☆名人レベル  きみたちで考えてみてください。また先生に教えてね!


次は、少林寺拳法のあいさつ「合掌礼」について書くよ!


じゃあね! バイバイキーン(古いですか?!)じゃあ、新しく、バイちゃ!

リングネーム

2014年06月04日 03時14分38秒 | 教育・指導法
K-1選手権のKは「気合」のK。

気合の大きさをを競う。

N-1 チャレンジ という橋本西内の大会でやっていた。

そのときに、各自自分で「リングネーム」をつける。

それが以下。(現役は名前を出します。それ以外はイニシャルで。)


※この「K-1」は長坂の原実践ではありません。以前、本部の少年部指導講習会でどなたか受講生の方が発表されたものです。


2008年の大会より

●K-1選手権リングネーム●





亀谷 尚平 小1 「ポッチャマ」

戸田竜太郎 小2 「パイナップル」

橋本健太郎 小2 「ケンけんパー」

井上 未唯 小3 「スター」

S・男   小3 「ブラックレインボードラゴン」

R・男   小3 「レレレのおじさん」

H・男 小3 「小林よしお」

Y・男   小3 「ブラックナイトレオ」

安福 高瀬 小3 「ブラキオサウルスたかせ」

井上 智輝 小4 「トッティー」

C・男   小4 「そんなの関係ねぇ」

R・男   小4 「くいだおれ太郎」

亀谷 幸市 小4 「世界爆発」

D・男   小4 「およげ!たこやきくん」

T・女   小4 「クローバー」

戸田健太郎 小4 「とだっち」

細野 堅斗 小4 「カブ」

M・男   小4 「みつキング」

M・男   小5 「植山P(ピー)」

R・男   小5 「オッペケペー」

M・男   小5 「ブラックサンダー」

K・男   小5 「ピクミンクライマー」

T・男   小5 「ポテチマン」

橋本かおり 小5 「かおるん」

福田 彩可 小5 「ドルフィーナ」

水浪まどか 小5 「まどっちんグー!」

道根 綾乃 小5 「モノクロブー」

森脇  栞 小5 「ホワイト家族校長」

Y・男   小6 「きのこ きのこ 青きのこ」

E・男   小6 「最強さん」

S・男   小6 「スペード」

六地・女  小6 「ラブ友」

六地・男  小6 「T・R」

T・男   小6 「鳥骨鶏(うこっけい)」

六地・女  小6 「ズッキー」

細野 夏帆 小6 「リュカ」

六地・女  小6 「K・Y」

中1・男 「アントキのはまぐり」

中1・女 「JUMP」

中1・男 「瀧夏彦」

中1・男 「スイマメーン」

中1・男 「ホワイト家族俺にはまだ早い」

中1・男 「キャラメルマン4号」

道根 慶太 中2 「ムンクの叫び」

中3 「ハナカミ王子」

安福 穂高 中3 「マナフィーほだか」

六地・女 高1 「たこ焼き食いてー」

高1 「高校生ですが何か?」

六地 高2 「キャプテン翼」

高2  「ビッグフットVol3.0」




魔の6月

2014年06月04日 02時58分00秒 | 教育・指導法
魔の6月に入った。


子どもたちが問題を起こしたり、各種トラブルが起こるのが、6月だ。


急に暑くなってくる。


梅雨に入り、気圧の変化が大きい。


4月、5月の新学期の緊張がとけてくる。


それが、魔の6月。


学校でも、勉強している先生たちはこの魔の6月を意識している。


長坂もそのつもりで対応しているし、心づもりをしている。


だから、何かが起こっても、あせらないし、苦にもならない。


案の定、5月末~ 仕事も少林寺拳法も各種トラブルが多発している。

それも含めて、理事長や支部長の仕事、役目である。


ちなみに、魔の6月以外は、


魔の11月


魔の2月


である。


あとは、何月に関係なく、「満月」は要注意である。


さて、日常。


バターらぐまん





たこライス






映画鑑賞 万能鑑定士Q モナ・リザの瞳

※知っているみなさん、「夏帆」って、綾瀬はるかに似ていませんか? (笑)





来来亭 


6/2 月

2014年06月04日 02時47分58秒 | 教育・指導法
長坂の仕事の都合で、

この日はAチームのみドリーム会館で。


ドリーム会館に入ってくるときの玄関でのあいさつの声が小さい。


橋本西のあいさつ標語


「あいさつは こころをほぐす マッサージ」


「あいさつも 聞こえなければ ひとりごと」


大きな声を出すと、自分の殻を破ることができる


そして、1時間ずっとあいさつの練習をした。


ただし、軍隊式でやってもダメ。


子どもも乗ってくるように楽しく、かつ、毅然とやる。


だから、子どもたちは笑顔で叱られている感じ?


内容は割愛する。


「県大会まであと2週間しかないのに、こんなあいさつの練習ばかりしていてなんになるのか?!・・・・と思うかもしれませんが、県大会で勝つことよりも、あいさつのほうが大切なのです。
大会で勝っても大人になって別に役に立ちません。しかし、あいさつは一生の宝になります。」


あと残り2週間は、


声を3倍出す。


リーダーは5倍出す。

と約束した。

数値化するから具体的になる。



この日から、終わりのミーティングを


「グッド&ニュー」

を行うことにした。


機会があればやりかたを書きます。




インターハイへ かほ、あやの

2014年06月04日 02時02分00秒 | 教育・指導法
2014年6月1日 日曜日 9時~16時

和歌山県立笠田高校にて

和歌山県高校総体少林寺拳法の部


橋本西からの出場者は次の4名。


細野夏帆 橋本高校3年生

森下陽菜 橋本高校3年生

道根綾乃 伊都高校2年生

井上智輝 橋本高校1年生


4人とも全国中学生大会の全国入賞者。


細野夏帆→中二の団体で1位、中三の単演で4位

森下陽菜→中一の団体(男子の部)で1位。同単演で6位。中二の単演で3位。

道根綾乃→中一の団体で1位。同単独で4位。中二組演武で4位。同団体で4位。中三組演武で2位。※まどかと組んでいた。

井上智輝→中三の単演で4位。


しかし、和歌山県の高校のレベルはこんな実績など関係ないぐらい、レベルが高い。

全国屈指である。

だから、県予選を突破することが至難の業となる。

実際、和歌山県代表で全国に出場する高校生たちは、全員といっていいぐらい、少なくとも「全国大会の決勝」に残っている。

入賞、優勝も多数である。


また、橋本西は道院やスポーツ少年団であるため、部活のように練習時間は多くはない。さらに、橋本西は「ぬるい」(苦笑)。

大会2日前の金曜日も、細野夏帆は2時間稽古したが、そのうち1時間30分は長坂と話していた。

この日は、「集団的自衛権」の話が大半で、天皇制や(典子女王殿下のご結婚の話があったので)、沖縄問題の話にもなった。

ほとんど長坂が話をして、かほが質問する感じ。

なかなか、かほはいい質問をぶつけてくる。

でも、実は、この1時間半の話もこちらとしては計算済み。

疲れの状態やけが(かほは腕を痛め、全治2週間。大会は本当なら無理状態。)を考えてこのように無理をさせていないのだ。

けがをしているかほには焦りとプレッシャーがある。

そのストレスをわざと緩和させることも目的。


そして、大会の結果は、


女子単独演武の部


24人出場


予選(24人)→決勝(8人)




かほの拳友(あやちゃん・神島高校)と、決勝前に「健闘を誓う?」二人。あやちゃんも靭帯を損傷し、本当ならドクターストップの状態。







はらはらドキドキの競技終了の結果、





第1位 細野夏帆(橋本高校)


第2位 道根綾乃(伊都高校)


※1位、2位は総合点は同点だった。


第5位 森下陽菜(橋本高校)


女子は3人とも入賞した。


森下陽菜は2年以上休眠していたからそのブランクがあったが、それでもここまでやるのはなかなかだ。

終了後は、悔し泣きしていたが、

「挑戦しただけ、立派だ」

とだけ声をかけた。

それ以外の言葉は見つからないし、そんなときはそっとしておいてやるほうがいい。










男子は、38人?の出場。

井上智輝は予選敗退。点数も伸びなかった。

全中で全国4位になっていても、高校生の中では全く通用しない。

次にまた挑戦するのかどうかは本人次第。



そして、細野夏帆、道根綾乃は、和歌山県代表として、インターハイの出場を決めた。


この日から夏が始まった。








この日同じ会場で、全中和歌山県予選も行われた。

橋本西の結果


井上未唯(中三) 女子単独演武の部 第1位→全中出場

橋本健太郎(中2)・戸田竜太郎(中2) 男子組演武の部 第5位→全中出場ならず


男子組演武は、ラスト1週間長坂が付きっ切りで追い込んだ。

来年に期待したい。

前の週に紀北大会で二人の組演武を見てあるお母さんたちは、

「めちゃくちゃ、うまくなっていてびっくりしました!」

と逆に喜んだくれた。

来年は必ず!

と長坂は心に期した。




大会後、長坂は隅田八幡へ。(神頼みは一切しない。「感謝」をしにいくだけ。毎日の日課。)