ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

ドリーム No.362

2007年05月18日 22時11分06秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
少林寺拳法 橋本西支部 道場通信

発行日 2003年4月28日(月)   発行者・文責 長坂 徳久


【スーパーチャイルド育成法!】

約束どおり、「スーパーチャイルド育成法!」です。
 但し、ここでいう「スーパーチャイルド育成法」とは、決して英才的な教育法ではありません。誰もができる、小さいうちだからできる、今しかできない指導、教育法です。(子育て論ではありません。私は子育て、家庭教育にはなにも申す資格はありませんから・・)

《長坂流スーパーチャイルド》
何にも負けないタフさと、判断できる賢さと豊かな感性を兼ね備えた子ども

誰もがお子さんにはこのような子どもになってほしいと思うことでしょう。また、少林寺拳法の指導者である私も、このような拳士に育ってほしいと願っています。
 では、スーパーチャイルドに必要な条件ってなに?
 体力なの? 感性かな? それとも知識?

まず、次の文章を引用します。(キッズトレーニング ~6歳までに運動能力を伸ばす本~より)

まずお母さんは配偶者を選んだ時点で、子どもの資質は決定済みだと思ってください。
残念ながらと言おうか、ラッキーでしたねと言おうか。
 脳細胞の数、つまりざっくばらんに言って、「頭がいいか悪いか」「運動ができるかど
うか」は生まれた時点で決まっています。でも子どもは教育のチャンスを与えられるこ
とで育ちはじめるのです。でも過剰な期待は子どもにとってはかわいそう。だって自分
の子どもですよ?
えっ、だからこそ期待は十分ですか?冷静に事実を見つめる客観性が必要ですね。

上記の文章は、取り方によっては失礼な文章かもしれません。しかし、今や「遺伝の法則」(メンデル)、遺伝子(DNA)は常識であり、最近もヒトゲノムの解読がすべて完了したと発表されました。
また、リチャードドーンキンスの「利己的な遺伝子」という本によれば人間のすべての行動、言動は遺伝子理論で説明がつくといわれています。
さて、「3つ子の魂、百までも」と言います。これは本当らしく、脳細胞は3歳までに大人の70%にまで発達します。3歳までに経験して身につけたことは一生離れないといわれています。
また、高名な教育者「ラッセル」によれば、「一人前の大人としての道徳観は、6歳までにほとんど決定される」と言っています。日本の森信三氏によれば「8歳までに道徳観を教えこむ必要がある」といいます。
そして、体育においてもこの6歳がキーポイントなのです。(続く)

(閑話休題)
みなさん、子ども達がやっている作務(さむ)をどう思いますか? 
 まあ、1度やってみてください。かなりしんどいですよ。筋力のない幼児さんには特に。
 土曜日の稽古でうれしいこと、感じたことがあったんです。
 幼年部の時から入門している「m君」(小2)。
 幼児の頃は、当然作務にもてこずっていたのですが、なんと先日見ると、途中で1度も膝をつかずに、「スイスイ~」と最後まで行っていました。しかも速かった!
私は、「あ~、人間ってこれでいいんだよな」と感じました。つまり、「小さいときからなんでもかんでもできる必要はない。その年齢に応じて成長していればそれでいい。」と。
 「子どものときだけスターだった」という人達はたくさんいます。それでは全く意味がないと思いませんか? 人間の勝負は18歳を過ぎてからです!