ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

ドリーム No.359

2007年05月12日 22時49分24秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
少林寺拳法 橋本西支部 道場通信
発行日 2003年4月21日(月)   発行者・文責 長坂 徳久


          【少林寺拳法は『修業』ではない?!】

はたと次のように考えました。公式MLより引用します。
『長坂です。通信「ドリーム」で考えていることがあります。反省かな。
 今までほとんど内容は「少年部」(小学生)を中心にしたものでした。確か に小学生に 関する事項も多く、そうなってたのですが。これからは、できるだけ次のようにしたい と思います。
 月曜日発行分→幼年部に関することを書く。木曜日発行→少年部に関することを書く。 土曜日発行→一般部(中高生・社会人)に関することを書く。
 やはり、自分やお子さんに直接関係のあることが書いてあると読みがいもあるかなと。
 そして、こちらが書きすぎると「読むのが大変」という声もよく聞きますので、そのあたりも独断にならないように注意しますね!』  

ドリーム1枚(裏表)を仕上げるには、連絡事項の場合は1時間有ればできます。稽古記録、エッセイ、論文風の場合は、早くて3時間、遅くて10時間以上かかります。(それだけの文書作成能力しかないということですが・・・)
 やはり、人に読んでもらうには、色々なことに気をつかいます。また、本部や他の支部の方も読むのでいいかげんなことは書けません。推敲、推敲、推敲の連続です。ちなみに、A4表裏で原稿用紙約8~12枚ぐらいです。
と、最初にいい訳をしておいて(笑) できるだけ、上記で発行します!

 ということで、「幼年部」ですね。私は幼年部の拳士も大好きです。(かわいい!)
 さて、拳士、そして保護者が少林寺拳法に一番力が入る時期、または少林寺に期待する時期・・・それはやはり、少年部(小学生)のときだと思います。
 そして、中高生になれば、拳歴も長くなっており、支部や長坂への信頼もある程度あり?保護者の方としても「本人の意思に任せる」という感じではないでしょうか。また中高生は幼児や小学生のように手もかからないので、保護者の方が指導者や支部へ関わる密度も少なくなるのは自然なことです。(反面、拳士個人と指導者との接点は濃くなる。千明や真輔のようにとんこつスープぐらい濃くなる場合もある!)

さて、幼年部はどうでしょう。修練時間は、週1回のたった45分です。ただし、保護者の方も毎回稽古を参観されているので、小学生の保護者よりも直接お話する時間は多いかもしれません。
 では、少林寺に対する期待度、関心度はどうでしょう? 私は、他の習い事と同列ではないかと感じています。そして幼年はそれでいいと。
 だから、幼年部の保護者の方にとっては、支部の行事や取り組みは大変に思うことも多いことでしょう。また、行事やイベントも小学生以上を中心にしていますので、よけいにそう感じるかもしれません。このドリームや小車輪もほとんど直接関係のないことが多いかもしれません。ここにお詫びと感謝を申し上げます。

さて、大会後少年部に上がる拳士も4名いますので、ここで、今一度確認しておきたいことがあります。それは少林寺拳法は「行」であるということです。これを少林寺では、禅門としての「宗門の行」といいます。わかりやすく言えば「心と体の修行法」が少林寺拳法なのです。他の習い事とは違うのです。いえ、同じと思ってもらっては困るのです。どちらがいいとかということではなく、「違う」ということです。

 何が違うか・・他の習い事、お稽古事は「修業」という言葉を当てはめます。つまり「業」(わざ)を修めるということです。当然その中で精神性を説かれる指導者も多いでしょう。
 少林寺拳法は「修行」です。「行」(行い・心)を修めるのです。他の武道ですら、「修業」を用います。「修行」という言葉はそれぐらいまれなものです。だから少林寺拳法の技術(技)
は心を修めるための副産物でしかないといっても言い過ぎではありません。
そして、開祖は言います。「少林寺拳法は苦行でも楽行でもない。養行だ。」と。
 苦行とは、断食行や打滝行などです。少林寺拳法は苦しいこと、しんどいこともあるが楽しい行であると。

脱線します。釈尊(釈迦)は29歳で妻子を捨てて出家したのち約6年間の苦行を行いました。しかし、悟りには至らず、35歳のときに、衰弱しきってガンジス川のほとりで倒れているところを、スジャータという女の子に助けられました。その後、苦行をやめ、大きな木の下で座禅を組み瞑想に入りました。そこで悟道したのが12月8日のことです。
 その場所は、のちにブッタガヤーといわれ、仏教の4大聖地とされました。他の3地は、釈尊が産まれた「ルンビニ-」、最初に説法をした「サールナート」、入滅(亡くなった)「クシナガラ」です。そして、その大きな木は「菩提樹」と呼ばれるようになりました。
幼年部ということで、簡単に書くつもりがなぜかいつも以上に難しくなりました。
次回は「スーパーチャイルド育成法!」を書いてみましょう。