ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

ドリーム No.353

2007年05月08日 23時02分15秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
少林寺拳法 橋本西支部 道場通信
発行日 2003年3月20日(木)③   発行者・文責 長坂 徳久

【中学生の少林寺拳法③】

前号、前々号の話は長坂が中高生にいつも言っていることです。
 橋本西支部の中学生の定着率は今のところ100%です。千明から以降、小学から中学になるからという理由で少林寺拳法をやめた拳士は一人もいません。今後も辞めてはいけないということでは決してありません。決めるのは本人ですから。ただ、今のところはみんな残ってくれています。今年の6年生もみんな当たり前のように続けると言ってくれています。やはり、続けてくれる何かが橋本西支部にはあるのでしょう。私達指導者は、ただ精一杯指導と運営を行っているだけです。

 実は全国どこの支部でも、中学入学を理由にやめる拳士が一番多いのです。しかし、千葉大の明石要一先生(中教審委員)は以前少林寺拳法本部の全国支部長研修会の講演会でおっしゃっていました。
「なんだかんだいっても、子ども達は本当に楽しいと思っていることはやめないものなんです。」
確かに、うちの支部は他に比べて楽しい要素は多いのかもしれません。但し、この楽しいは、「甘い」ということではないと私は思っています。「ためになる楽しさ」なのかもしれません。

 次のことは私の方針です。小学生、幼児、学生、社会人全てに当てはまります。 

 ①自分で決めてください。
②できないと分かっていることは最初から言って下さい。(無理は必要ない)
③状況が変わったならば速やかにその事情を伝えてください。
④できる範囲で各々が精一杯やってください。

 つまり、筋を通してほしいということだけです。②と③で矛盾が出れば筋が通らなくなります。
 例えば③、状況は変わってもいいのです。変わらざるをえないことも多々有ります。また、何かを止めたり、制限しないと新しいことには当然進めません。それをどのタイミングで伝えるか、それが大切であり、礼儀であると思います。早ければ早いほどいいのです。
また、決まってからよりも、決まる前のほうがよりよいのです。後先が逆になるだけで大きく違います。
中学生になれば、「変化」する機会はおおくなるでしょう。その場合も、拳士に言ったように「連絡」を必ずお願いします。もしよろしければ「相談」という形で前もって話をしていただければよりよいアドバイスもできるかもしれません。
 また、中学になればそういうことを自分で伝えられることも大切です。また休みの連絡なども中学以上ならばできるだけ自分でしてくるようにさせてください。
以上、生意気な書き方ですがお許し下さい。