ゆめひこう 

日々の思いを

司教様の本

2014-09-03 11:04:35 | カトリック
               

森司教様の著作です。

社会の問題点や不幸について、考え方を具体的に語っておられます。

私の記憶があいまいなのですが、3.11の時に、日本の少女が教皇様に

どうしてこんな不幸が起こるのですかと、尋ねたという記事がありました。

教皇様は「わからない」と言われたとか。

そのほかにも何か言われたのでしょうが、私はその言葉だけしか覚えていません。

とてもまじめで誠実な方なのだと思いました。

少女はがっかりしたのではないかと、心が痛みました。

このような機会をだれが作ったのでしょうか?

キリスト教に悪意を持った人かと思いました(笑)



この本では、


「神頼みの神からの脱却」

「神はなんでもできる」という神理解

「沈黙を貫く神」

「災害は神の罰?」

このような項目で、神のはたらきを書いておられます。

神様がなんでもいいようにしてくださったら、独裁者で

人間は神様に操られるロボットになってしまいます。

やっぱり失敗が多いけれど、自分の気持ちで生きてゆきたいです。



読んでいて、よかった!と思ってしまいました。

ほかに、遠藤周作のキリスト教を日本人のからだに合ったものにしたこと。

福音書の読み方など。

司教様のお話は、いつもとても愛情に満ちたやさしい神様のことです。