ゆめひこう 

日々の思いを

寂しくなります・・・

2013-06-28 23:05:35 | カトリック
聖書の勉強をしているお仲間に韓国の方が居られます。

ところが御主人の仕事の関係で、韓国に帰られることになりました。

みんなとても残念がっています。

とてもきれいな正しい日本語を使われるので、私達も襟を正してしまうことがあります。

「韓国の聖書では、・・・」

と解釈の違いを説明されたりして、わたしたちの視野も広がったように思います。


教室へ行く前にお別れのランチをしました。

ちょうどお誕生日というラッキーもあって、食後にケーキとコーヒーも頂きました。




お隣の国だから、また会えるわよねと、みなさん何回も口にしました。

わたしたちみんな、素敵なプレゼントをいただきました。


却って申し訳ないみたい・・・

カードの裏に美しい韓国の字でメッセージの訳を書いてくださってありました。


クリプタ

2013-06-21 22:32:04 | カトリック
聖書の勉強の日だったので、お昼のミサに与りました。

                              

お説教は、お祈りする時や、良いことをするときは、さりげなくしなさい。
いかにも見せびらかしているようなのはダメ。
イエス様の言葉です。

ミサのあと、テイールームに行きました。
ボランテイアの方々が珈琲を出してくださいます。
ここの珈琲はとても美味しいです。

同じ世代の女性が一人ずつ座っていられて、三人でそれとなくどちらからですか
などと、言葉を交わしました。


そこへ少し年配の男性が一人で珈琲を持ってこられて座りました。

「どちらからですか」
などと聞かれて、話されたことによると・・・。

後楽園、ドームの近くにお住まいだそうです。
わたしは信者でも何でもないのですけどね、家内がずっとカトリックで、
亡くなりましてね、この下のクリプタにいるんですよ。

「まあ、それでお参りに来られるんですね!」

いやあ、そんなんじゃないんですけどね、ここに来ると地下のクリプタに行って、
トントンと叩いて、「おい、きたよっ」て言うんですよ。

「まあ、優しい!」

3人は感激で言葉も出ません。

男性の目が赤くなって、涙が伝わりました。

「奥様うれしいでしょうね」

子供たちが行かなきゃだめだっていうんですよ。
それでね、神父さんの話を聞きに来たついでにクリプタに行くんですよ。
子供も家内もカトリックですが、
わたしは会社人間だったから、話を聞いても分からないんですけどね。

「良いじゃありませんか、そうやっていらっしゃるだけだって、奥さま喜んでいられるわ」

本当はさみしくて、奥さまのために義理でこられてるのかもしれないのに、
女性3人が、感激したり、うらやましがったり、一緒に涙を流したりしてので
男性はちょっと困ったような笑顔になりました。

短いお茶の時間でしたが、
「またお会いしたいですね」
と、何回も言い合って、席を立ちました。

神様がすぐ近くにいられるように感じました。


勉強の帰りに、教会の図書館に寄りました。
入り口の書架の棚です。

新しい教皇様はどこでも人気です。

           

森のイスキア

2013-06-14 22:17:41 | カトリック
今回の巡礼で一番楽しみにしていたのは


「森のイスキア」に行くことです。
そして佐藤初女さんにお会いすること。

ずっと願っていましたが、今回本当に実現することができたのです。



森のイスキアに着いて、すぐに佐藤初女さんが迎えてくださいました。

みなさんただうれしくて感激して、握手を求めたり、お話をしたがったりで大変でした。


それから1時間ほど佐藤初女さんのお話を伺い、質問や言葉のやり取りがあって、あたたかいひと時でした。



初女さんは嫌な顔もせずに、何回モデルになられたでしょうか?

一人ひとりの話をしっかり目をみながら聞いてくださり、ゆっくり考えながら言葉を話されます。

「命とはなんですか」
「食べることを大切にしています」
「一緒に食べると、心が開けます」

こうして生きる力をいただいた人が何人もいるそうです。



マリア観音
私達も初女さん手ずからよそっていただいたご飯で、おいしい夕食をいただきました。

イスキアには温泉もあって、気持ちが良かったです。

その日は心も体もゆったりと満たされて、ぐっすり眠ることができました。


朝の岩木山です。
すぐ近くに見えます。

初女さんのレシピの本です。
扉に一冊ずつていねいにサインをして下さいました。

                      
キッチンに置くより、いつも座るテーブルの手元においています。

巡礼に御一緒した方々の個性的な人柄が、時々懐かしく思い出されます。
良い出会いでした。

3日目カトリック弘前教会へ

2013-06-13 16:50:52 | カトリック
早朝、十和田湖畔をあとにして、奥入瀬渓谷へ進みました。
バスの下にはくねくねと流れる渓流が緑の木々の間から眺められました。



リュックを背負って歩いている人を見かけました。
「半日くらい歩きたい」
バスの中からみんなで言ってました。
所々でバスを降り、冷たい水に触れ、みどりの空気をいっぱいに吸い込みました。

                         


それから八甲田山のふもとを回りました。

明治時代、ここで200名の若い将兵が寒さの中で亡くなったという話です。
穏やかな山並みに自然の恐ろしさを改めて思いました。

           
                 6月だというのに、ブナの林には多くの残雪が見られました。


               


長いバスの旅を終えて、弘前につきました。
弘前教会の信徒の方々が、待っていてくださいました。

わたしたちは弘前教会で、ちょっとエキゾチックでレトロな雰囲気の素晴らしいミサに与ることができました。



    




  教会のみなさんと神父様に心からお礼を申し上げて、お別れしました。
  いよいよ最後の宿泊地、「森のイスキア」佐藤初女さんところへ向かいました。

巡礼2日目

2013-06-11 20:12:18 | カトリック
6時から朝の祈りがありました。

聖堂には8人ほどのシスターが座っておられました。

わたしは以前はシスターは生涯独身で、淋しい人生ではないかと思いました。

シスターがシルバーカーを押して聖堂に入ってこられました。

高齢になられてもそれぞれの役目があって、姉妹に支えられて暮らしていられるのは

寂しいことなどないのだと気付きました。

1年の半分を雪の中で暮らしていられる方が、こんなに穏やかで優しく人に接することができるのだ

この方々と出会ったことを、わたしは一生忘れないと思います。


続いて7時からはミサに与りました。

和風の欄間を通して朝の光が優しく差し込んでいます。

穏やかな心温まるミサでした。



朝食のあと、シスターがたの暖かい見送りを受けて出発しました。

角館の街並みを歩き


静かな街並みです。
こういう地方の旧家に暮らすというのはどんなものだろうかなと考えながら歩きました。


田沢湖に向かいました。

日本でいちばん水深が深いそうで、水の色がとてもきれいでした。






翡翠色というのだそうです・・・
               


それからバスでずっと北上して、十和田湖に向かいました。

バスでは以前の巡礼の思い出話や、遠藤周作のキリスト論、

新しい教皇様が日本に来て下さるといいなどという希望的な話も・・・

ロザリオ一環をみなさんで唱えて、やっと十和田湖につきました。

その日は普通のホテルで個室だったので、ゆっくり疲れをとることができました。




高村光太郎「乙女の像」