ゆめひこう 

日々の思いを

申命記 26~28

2017-01-30 20:27:55 | カトリック

 

申命記26章

初穂を供えるときの祈り

「私の先祖は滅びゆくアラム人であり、わずかな人を伴ってエジプトに下り

そこで強くて数の多い、大いなる国民になりました。

エジプト人は私たちを虐げ、苦しめ、重労働を課しました。

わたしたちが先祖の神、主に助けを求めると、

主は私たちの声を聞き、力ある御手と御腕を伸ばし、

大いなる恐るべきことと、しるしと軌跡をもって

わたしたちをエジプトから導き出し、乳と蜜の流れる

この土地を与えられました。

わたしたちは、主が与えられた地の実りの初穂を

今、ここに持ってまいりました」

この歴史が一番大切だということなのでしょう

申命記 27章

契約の更新

石に律法を刻む

「イスラエルよ、静かにして聞きなさい。

あなたは、今日、あなたの神、主の民とされた。

あなたの神主のみ声を聞き従い、

今日私が命じる戒めと掟を行わなければならない」

「この律法の言葉を守り行わない者は呪われる」

民はみな、アーメンと言わねばならない。

申命記 28章

従順に対する祝福

もし、あなたがあなたの神、種の御声によく聞き従い

今日私が命じる戒めをことごとく忠実に守るならば

これらの祝福はすべてあなたに臨み、

実現するであろう。

不従順に対する呪い

恐ろしい呪いが6段にわたって書かれている。

そてはイスラエルの民がそれまでに実際に

遭遇した苦しみだと想像される。


申命記 23~25

2017-01-30 15:02:49 | カトリック

申命記23章

近親相姦を厳しく禁止している。

アブラハムの甥のロトと娘たちの間に生まれた子の子孫が

アンモン人とモアブ人と述べている。

ロトと娘たち

イスラエルの女子は一人も神殿娼婦になってはいけないとある。

神殿娼婦は異邦人たちだったのか?

 

聖書で述べる貸し付けは、商売のためではなく、

病気や凶作などの窮状を救うためであった。

兄弟には利子をつけてはいけないが、他国のものにはよいとは・・・

こういう考えが戦争のもとのなる・・・

申命記24章

人道上の規定

日々の暮らしの規定 

貸し借りの規定

親と子をともに復讐することを禁止(古代国家では一族が処刑された)

穀物を借るとき取り忘れたものを残してく

落穂ひろいの絵

申命記25章

刑のムチは40回まで(39回まで)

パウロの手紙にムチ打たれたことが。

レビラート婚について

秤を二つ持って不正を働いてはならない

エファ升は23リットル。

 


申命記 20~22

2017-01-27 17:59:40 | カトリック

申命記20章

約束の地を征服する戦いについて

戦いにおいて、実際に力を与えるのは主である

兵役免除 新しい家を建てて、まだ奉献していない者・

ぶどう畑を作って、まだ収穫を味わっていない者・

婚約したままで、まだ結婚していない者

申命記21章

犯人不明の殺人に関して

牡牛の首を折って流した血で洗い清める

捕虜の女性との結婚

捕虜の女性は今までの生活と全く断ち切られ、

神の民の間で新しい生活を始めるため、髪や爪や衣服の手入れをする。

長子権は必ず守られなければならない

手に負えない子

町の人みんなで石打の刑にする

木に掛けられた者は、神に呪われたのだから、その日のうちに埋める。

申命記 22章

兄弟の所有物への配慮 必ず持ち主に返す

忌むべき服装 女は男の衣装を身に付けてはならない、

また、男は女の服を着てはならない。

母鳥とひな鳥 巣を見つけたときは雛だけを取る。

ぶどう畑に別の種を蒔いてはならない。

花嫁に対する訴え

男の目的は離婚を成立させ結納金を取り返すこと

訴えが嘘だと証明されたときは

生涯彼女を離縁することはできない。

姦淫について

男が人妻と寝ているのを見つけられたときはふたりとも死なねばならない。

婚約している娘が街中で強姦されたときはふたりとも石打になる

野原で強姦されたときは、男だけ石打になる。

 


沈黙

2017-01-25 21:31:51 | カトリック

封切されたばかりの映画を見てきました。

急に、時間が空いたこと、家のすぐ近くのシアターで上映されていたこと。

すべて、わたしにとってラッキーでした。

遠藤周作の沈黙を読んだ時もつらいという印象でした。

今回は、映画を作った監督の意図がつかめないままにエンデイングになりました。

今、日本のキリスト教信者は3%?

日本にキリスト教は根付かないと井上が言ったことは当たっているのかもしれない。

という悲観的な印象も持ちました。

雲仙も五島も、巡礼で廻ったところなので、胸が痛みました。

キチジロウが一番日本人らしいと・・・。

監督の心はそういうところなのかと・・・。

遠藤周作をアメリカの映画にする、

監督のテレビのインタビューを見たのにもかかわらず、

意図を理解することができませんでした。

ただ、迫害の中で生きた日本人のキリシタンは良く描かれていたと思います。


高山右近 加賀乙彦

2017-01-22 13:02:37 | カトリック

久しぶりに加賀乙彦の作品を読みました。

氏が受洗する前のころの作品をたくさん読んだ時期があります。

今回も長い作品でしたが、読みやすかったです。

大阪城の列福式に参加するので、読んでおきたいと思いました。

戦国時代の勇猛果敢な武将だったことを知りました。

昨年、ガラシャの巡礼で、坂本城を訪ねていたので、

あのあたりの様子も想像できました。

大名の地位を捨てて追放されることを選んだのが納得がゆきました。

そして福者に挙げられたわけも理解できました。

マニラに追放されたことは不名誉に感じていたけれど、

右近の生涯はまっとうされたと思うようになりました。

すがすがしささえ感じるように思いました。

それにしても迫害の歴史はすさまじいものです。

マニラでもフィリピンの人たちは奴隷扱いだったし・・・

今の世も、同じような不幸が存在します。

人間の業のようなものでしょうか。