ゆめひこう 

日々の思いを

聖ペトロ

2014-02-23 10:28:02 | カトリック
聖ペトロ使徒座の祝日でした。
マタイの16章 ペトロの信仰告白が読まれました。

聖書の勉強は新約に入っているので、ペトロについて考えることが多く、
今日はペトロにたくさんの感謝の祈りをささげました。

あなたの磐の上に教会を建てると、名誉なことを言われて、
どんな気持ちだったろうと思いました。

その後の苦難を予測していたでしょうか。

             

教会の庭は、まだ雪がたくさん残っていました。

              

去年の枝を回収しています。
もうすぐ灰の水曜日、枝の祝日ですね。


何人か集まって聖書の話になると、
ペトロが好き、パウロが良いと分かれます。

ペトロの人間味が好きなほうが、多いかな・・・


               

教会の前の土手の大きな松が折れていました。
先日の雪は水を含んだ重たいものだったのですね。

終わりの日々

2014-02-16 16:50:09 | カトリック
またまた大雪で、閉じ込められてしまったので、読書に没頭しました。

              


昨年、2013年7月に亡くなった、高橋たか子氏の本です。


好きとか、傾倒しているとか、いえないような存在でした。

初めのころは女性でこんな歯切れの良い考え方をしていることに驚き、憧れました。

それからカトリックの洗礼を受けられていることを知りました。

修道生活に入られたことも知り、どんどん遠くの人になりました。

ついていけないような、それでも何とか理解したいと、作品を読み続けました。

「終わりの日々」は原稿の表紙に、死後出版するものとあったそうです。

老いてからの孤独が書かれています。

老いるということはこのような状態なのでしょう。

普通の人は、家族や周囲の人とのかかわりや、物などに心を寄せて

気がつくと命の終わりになっているとか。


雪に閉じ込められた中で、シンシンと読むにはふさわしい本でした。


追悼の気持ちをもって、過去の作品を読み返そうと思います。

仏の発見

2014-02-13 16:20:05 | カトリック
                 

五木寛之と梅原猛の対談です。

高度な知識を持った二人の雑談のようで、読んでいても楽しかったです。

パワースポット・仏像ガールというものもあるそうです。

「イチローは仏に近い?」
などという話題もありました。

明治以降の作家や文化人もたくさん登場して、良質の噂話を読んでいるよう。

日本は神も仏も殺して、近代化を成就させてというのは納得でした。

お二人ともこれから、親鸞を書くそうです。
ぜひ読みたいです。

とても深い哲学や宗教を持ちながら、軽妙に語って、
もっともっと深く考えなさいと、諭されたような気がしました。

世界病者の日

2014-02-11 21:46:54 | カトリック
今日は、「いやしのミサ」の日でした。



1時間前に着いてしまいました。
すると、聖堂では聖歌隊の練習が始まっていました。
こんなに早くから準備をされるのですね。

今日は「世界病者の日」 聖母マリアの日 そして「建国記念日」

神父様
「病者の日」にいやしのミサが行われるのは意義のあることですと
言われました。

福音朗読はマタイ5章13~16

あなた方は地の塩である。
あなた方は世の光である。

というところでした。

「イエス様は、光になりなさいと言っていません。
 あなたたちは、既に光であると言われたのです。
 光はどんなに小さくても光です。

 闇は、どけようとしてもどけられません。
 自分の中の闇を一生懸命数え上げても
 闇は増えるが、闇の解決にはなりません。

 光を一筋でも、点けることができたら、
 闇はなくなるのです。

 闇に中にいるときに、光を自分で点けるのは
 並大抵のことではないでしょう。
 
 でも、何かのきっかけを見つけて、
 イエス様に力をいただいて、
 光を点けてみましょう」

闇のイメージが広がりました。
そこへ小さな光・・・
自分では無理ですね。
苦しんでいるのだから。

祈りの力が必要です。

病者の日なので、教会にあるマリア様全部に
私の周囲で、病に苦しんでいる人への慰めを
祈ってきました。

                  

ミサに与ったマリア聖堂のマリア様

                 

庭のマリア様です。
ミサの後、必ず誰かが祈っています。

                  

主聖堂のマリア様です。

ナツェラットの男

2014-02-04 09:46:39 | カトリック
                   
山浦先生の本を読みました。
先生の本はいつも楽しいです。

先生は、聖書をいつもこんな風に読んでいられるのではないかと思いました。

イエス様は生き生きとして、やさしくて、行動的です。

弟子たちの個性も描かれていて、浮かび上がるようです。

特にペトロ・ヨハネ・トマス。

トマスがイエス様にそっくりだったなんて、資料があるのかフィクションか。
興味深かったです。

女性が語り手になっているのも、本当に自然で、
山浦先生の文章力に脱帽です。

最後の2編、ユダについて。
とても良かったです。

人に誤解されたり、恨まれたり、うらんだりして、
時間が経ちすぎて、もう修復不可能なこと。

あるなあ・・・と思ったりしました。