ラザロの復活の話です。
ヨハネ福音書では、イエス様の最後の奇跡のお話です。
奇跡は、イエス様が誰であるかを示すしるしです。
イエス様は、ラザロをよみがえらせることによって
人の苦しみに無関心ではいられない神の心を人々に示し、
神の栄光を現します。
典礼の絵では、下に横たわって泣いているのがマリアです。
マリアをはじめみな泣いているのを見て、イエス様は
「心に憤りを覚え」ます
盲人の目は開けても死には無力だの声に
「再び心に憤り」を覚えます
マルタが4日も経っているのでにおいますと言うと
「信じるなら神の栄光が見られると、言っておいたではないか」
と語っておられます。
死がご自分のすぐ近くにやってきていること、
ラザロをよみがえらせれば、ファリサイ派の人々は
イエス様の殺害の計画を立てるでしょう。
イエス様は祈りの最後を
「あなたがわたしをお遣わしになったことを、彼らに信じさせるためです」
と結びました。
私たちの信仰のためです。
「ラザロ、出てきなさい」
イエス様の語りかけは、私たちみなへのものとなりまいした。