「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、
何回赦すべきでしょうか。7回までですか」
「あなたに言っておく。7回どころか、
7の70倍までも赦しなさい」
マタイ７・21
この後のたとえ話を読むと、ずいぶんあこぎな家来だと思いました。
自分が仲間に貸したのは、100デナリオンです。
返せないと知り仲間を牢に入れました。
でもその前に自分が王様から赦していただいた金額は1万タラント、
仲間に貸した金額の60万倍でした。
ひどい男だと、人ごとのように思いますが・・・
神父様は言われました。
わたしたちも神様からそれくらい赦していただいているのです。
でも、周囲の人とのわずかなトラブルが我慢できないのです。
聖書の中のたとえ話ではなく、わたしの身に怒っている事実でした。
友人がメールに添付して、ポーランドの旅行で出合った十字架の
写真を送ってくださいました。
ヨハネパウロ2世がポーランドに帰られたとき、ヘリコプターで降りた
その場所を記念して、この十字架が立っているそうです。
風景によく溶け込んでいると思いました。
今日の絵は、エマオのキリストです。
マタイの福音はエマオのところではないのですが。
「二人または三人が私の名によって集まるところには、
わたしもその中にいる」
マタイ18.20
イエス様のこの言葉は、エマオへの道を行く二人に当てはまるということで。
神父様のお話。
「トラブルがあったときは、きちんと忠告しなさい。
難しいことだけれど、黙ってみているのは仲間ではありません。
いろいろ考えて、努力するのです。
良い解決はきっと見つかります。
いつもキリストが私たちの中にいてくださるからです。
勇気をもって行動しましょう」
声を上げるのは勇気が要ります。
なかなかできません。
祈るのも一人の方が好きです。
神父様のお祝い日が近づいたので、
霊的花束をささげます。
私の花束はロザリオの祈りが一番多いです。
「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません」
「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をするもの。
神のことを思わず、人間のことを思っている」
神父様のお話
「ペテロはついこの前、教会のカギを預けると言われたばかりなのに、
今日はイエス様に叱られてしまいました。
ペテロはイエス様に説教しているのですね。
神様に対して、やめなさいなんて言っているのですよ。
洗礼を受けて長く教会にかかわっていると、自分の考えが一番と思って
行動してしまいがちです。
でも、神様のために働く、奉仕するという姿勢を忘れてはいけません。
自分が正しい、これでよいのだと思ってはいけません。
神様のために自分のできることはないか、
いつも考えて信仰生活を送りましょう」
誰かのために働くことをしたいと強く思うようになりました。
夏のサルビアです。
元気をもらいました。
