ゆめひこう 

日々の思いを

弟子になる

2014-07-30 17:33:41 | カトリック
今日の講座は、「弟子をとる」お話でした。

普通芸術の世界などで、お弟子になるというのは、

一生懸命精進して、高いお金を払って、お弟子にしてくださいとお願いします。

でも、イエス様の弟子は、イエス様から呼びかけられたのです。


マルコ1章16節

マルコでは、イエス様は伝道を始められて、早い時期にガリラヤ湖のほとりで

シモンとアンデレを弟子にしました。

少し進んでヤコブと兄弟ヨハネをお呼びになりました。

弟子にするには、普通は能力の高い人とか、これからの活動に役立ちそうな人を選びます。

でもイエス様が選ばれた弟子たちはあまり能力の高い人たちではなかった。

お弟子選びは失敗だったのではないか。

もう少しましな弟子を選べば」よかったのに。

でも、イエス様は弟子を選ばれる前に、一晩中神に祈っています(ルカ6・12)

イエス様の選びはかなっていたのです。

こういう人が弟子になったから、私たちも救われるのです。

力のない私たちにも、イエス様の方から声をかけてくださいました。

そうして洗礼を受け、私たちも弟子になったのです。


神父様からのお話を伺って、黙想に入りました。

自分にはどんな呼びかけがあったか。

呼びかけに答えているだろうか。

召し出しとは、

1.従うこと

2.奉仕して仕えること

だから、洗礼を受けて癒された人は、奉仕する人になります。

イエス様が弟子を選ばれたのは、ともにいるためです。

第一は共に過ごすためでした。ぼんやりと一緒にいるのではありません。

第二の弟子の仕事は、派遣してみ言葉を伝えること。

第三は愛のある行いをすること。愛のこもった言葉かけをすることです。

神父様の一時間のお話は、あっという間に終わります。



神様から声をかけられたのはいつだったか・・・・・

ずーっとさかのぼって考え、祈りました。




この聖堂は深く祈れます。




かたわらの水が、心を静めてくれるようです。

読書 2題

2014-07-27 15:58:17 | 読書
聖書の勉強が夏休みになり、宿題がないので、読書に時間が使えます。


フランスの新しい作家で、新作がベストセラーになったと書評にありました。

今ヨーロッパの人はどんなことを考えているのか、関心がありました。

意外に、舞台は第二次世界大戦でした。

ヨーロッパは国境続きなので、国家間の歴史はずっと引きずっているということでしょうか?

自分たちの国についても考えてしまいました。

一人の思い込みの激しさが、周囲を巻き込んでどんどん曲がって行ってしまう・・・。

今風のトリックは、あまり好きになれませんでした。





この作家の本は、まめにチェックしているつもりでしたが、

この本は2008年に刊行されていました。

一夜一話のような感じで、著者の人生観や社会観が広げられます。

この作家は、私の周囲でも、いろいろ意見が分かれるところですが、

長いこと馴染んできたので考え方は共感ができます。


黙想会 

2014-07-20 20:26:54 | カトリック

上石神井黙想の家に行ってきました。

以前はとても古い建物で、暗く、冷たく、寒いところでした。

それが建て替えられて、超モダンに。

普通のホテルより快適なくらいです。

何しろ静かで・・・

>

門を入るとお御堂が見えました。


室内は、机といす、クローゼット、ベッド、トイレ、シャワーがついています。
壁は十字架だけです。
まず、来られたことに、感謝の祈りを。




早く着いたので、十字架の道行きを一人でしました。
周囲に病気で苦しんでいる友人が多くいます。
一人ひとり思い浮かべて祈りました。








歴史を物語る大きな木






玄関ホールに、踏み絵を踏む少女の絵がありました。
大きな絵です。
少女の顔が身近に似た人がいるような・・・。




マリア様は聖堂の中ではなく入口に。




翌日の朝、主日のミサがありました。

毒麦のたとえ、これは今の社会でいえば差別と排除ですねと。
いいものだけを選別しようとするからストレスになるのかもしれません。

今回の黙想会のテーマは、「現代世界の中の教会」

テーマが大きすぎて、私にはピンときませんでした。

私はキリスト教がローマの国教にならないで広まったら
どうなっていたかなあと、考えたりします。

でもそうしたら、日本まで届かなかったでしょうね。




隣りの神学校のお御堂です。
入れなかったのでちょっとのぞきました。
和風の雰囲気のお御堂のようでした。

2日間だけでしたが、沈黙のうちに過ごせて、
私には至福の時となりました。

黙想会 

2014-07-20 20:26:54 | カトリック

上石神井黙想の家に行ってきました。

以前はとても古い建物で、暗く、冷たく、寒いところでした。

それが建て替えられて、超モダンに。

普通のホテルより快適なくらいです。

何しろ静かで・・・

>

門を入るとお御堂が見えました。


室内は、机といす、クローゼット、ベッド、トイレ、シャワーがついています。
壁は十字架だけです。
まず、来られたことに、感謝の祈りを。




早く着いたので、十字架の道行きを一人でしました。
周囲に病気で苦しんでいる友人が多くいます。
一人ひとり思い浮かべて祈りました。








歴史を物語る大きな木






玄関ホールに、踏み絵を踏む少女の絵がありました。
大きな絵です。
少女の顔が身近に似た人がいるような・・・。




マリア様は聖堂の中ではなく入口に。




翌日の朝、主日のミサがありました。


今回の黙想会のテーマは、「現代世界の中の教会」

テーマが大きすぎて、私にはピンときませんでした。

私はキリスト教がローマの国教にならないで広まったら
どうなっていたかなあと、考えたりします。

でもそうしたら、日本まで届かなかったでしょうね。




隣りの神学校のお御堂です。
入れなかったのでちょっとのぞきました。
和風の雰囲気のお御堂のようでした。

2日間だけでしたが、沈黙のうちに過ごせて、
私には至福の時となりました。

旧約聖書の学び

2014-07-17 11:31:36 | 読書


3月に出版されて、まだ1刷目だからでしょうか、読書メーターにもアマゾンにも写真がありませんでした。

旧約聖書の解説がとても分かりやすく書かれていました。



「禁断の実を食べた」

罪を犯す可能性のあるものを、手を伸ばせば届くところに置くとは。

聖書を編集した人たちがこの物語で伝えたかったことははっきりしている。

「約束を破ると人は不幸になる」

人間はこの単純な一事においてしばしば過ちを犯す。


イサクの奉献

当時、長子を人身御供として捧げる風習があった。

「人間の命の大切さ」

聖書の神は、人間がほかの人間を犠牲にしていこることを拒絶する。

社会において、いじめや差別による犠牲であれ、

他者を犠牲にして生きるような社会を神は望んでおられない。


コヘレトから

「ただし見よ、見出したことがある。

 神は人間をまっすぐに造られたが

 人間は複雑な考え方をしたがる、ということ」


神に反抗したヨナ

ヨナの仕事は、ヨナ自身の望むような成果にはならなかった。

多くの人も自分がそうありたいと願う人生を送れるわけでもない。

それでも神はいつも私たちを見つめていてくださる。

恵みと憐みの神が私たちとともにおられる。


「アダムとエバ以来、私たちの目を注ぎつづけて来てくださった

聖書の神の姿であり、また人間の本来の姿なのである」


著者のメッセージです。

やさしい人だという感想を持ちました。

旧約聖書をていねいに味わいました。