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ロッテと旅をこよなく愛する日記

今年の総括-投手編

2018-10-18 22:21:56 | 千葉ロッテ
うーん,確かに,今年は投手陣も,防御率リーグ5位と良くはなかった。また,印象的な数々のリリーフが打ち込まれての敗戦があったこともまた事実。

ただ,以前から言っているように,例えば同じ3失点でも,味方が5点でも6点でも取ってくれれば,よくまとめての白星,逆に味方が1点,2点しか取れなければ,結局先に点を取られた,あるいは踏ん張りきれなかったための黒星と評価が真逆になるわけで,単純に防御率とか失点では測れないところがあるんですよね。

そして,今年は,二木くんの1失点とか2失点での敗戦を初めとして,突き放しきれない打線のせいで,リリーフも疲弊し,崩壊に至ったという事情が明らかであるので,投手が力弱かったのは,



半ば以上は打線のせい

というのが誰の目にも明らか。投手だけを取り出して云々というのには,どれだけの意味があるのかと思うところではあります(苦笑)

多分,ケイタリングとか土肥くん,そして種市くんも,打線の援護があり,早めに勝利が付けばずいぶん違った形になっていただろうとは思うところではありますのでね。若い力を先発にどんどん試したのは,一つ意味があったことだとは思っています。


ただ,以前(ちょっと古いですが)にも書いたことがあるんですが,そこそこ頭数が揃っているようで,実は先発の力弱さは,長年に渡ってかなりもの。リリーフばかりが矢面に立ってますが,実は,先発防御率も,きっちりリーグワーストのようで,はっきり言って,先発が力弱いので,リリーフにしわ寄せが言っているというのは,否定し難いように思います。

まあ,今年は,リーグワースト防御率の西武が優勝しているくらいなんで,防御率の差もそれほど大きくなく,あまり気にすることはないかと思う一方で,なんと言っても将来に向けた不安要素は


ゴエモンが結局,計算の立たないピッチャーになってしまった

というところですね。

入団以来3年連続2ケタ勝利という輝かしい成績を残し,昨年は,WBCのプレッシャーがあまりのゆえの特異な年,今年は,あっという間に9勝を達成し,どこまで伸ばすか!と思いきや,オールスター後にとてつもない激変,結局,すべて6失点以上では,もはや当てにするのは無理と言われても仕方がないところでしょう。

もともと,次男坊気質,メンタルにはやや不安というところでしたが,2年連続でやらかしていては,とても軸としての働きを期待することは難しいわけで,正直言って,分からん選手やなあというのが正直な印象です。間違いなくすごい投手だけになんとか立ち直って欲しいという気持ちはあるんだけどね。

せっかく,ワックン,ボル様とともに,3本柱が立ったかと思いきや,ワックンは衰えが隠せず,ボル様も,すごい勢いの後,半ば故障離脱では,なんとも計算がしにくいところ。そして,率直に言って,打線の援護のなさがあったとはいえ,二木くんの前半のもっさりしたピッチング,そしてキャンプ中はとんでもない球を投げていたにもかかわらず,シーズンは完全に出遅れ,しかも,その後も,ランナーがいなければ完璧,出ると途端にバタバタするというピッチングを繰り返した酒居くんなど,なかなかに残念な結果に終わったなあというのが正直なところです。


ただ,有吉くんが柱として立てそうな気配が出てきたこと,岩下くん,種市くんあたりが,少なくとも光るピッチングを見せたことは,間違いなく好材料。とにかく打線が打てるようになれば,ピッチャーの評価は放っておいても変わるので,今ドラフトは,変に即戦力先発に行くのではなく,どっしりと打線強化に主軸をおいてほしいところですね。


一方,リリーフについては,とりあえず,みんなお疲れ!という感想しか浮かびません(苦笑) 前にも書きましたが,球界上げてのリリーフ酷使,それでいて低評価は正直ひどいと思いますし,うちのチームは,過去数年,他の球団と比較しても異常なくらいにリリーフのメンツが変わっていないことは明らか。そんだけ怪我をせずにマッス,松永くん,大谷くん,そして残機限定と言われていた内くん辺りがシーズン通して戦ってきたというのは,素晴らしいことだと思いますし,一方で,こんだけデータ全盛,丸裸にされている中で,いくらイニングが短いとはいえ,同じメンツで,しんどいプレッシャーのかかる場面をしのぎ切るのは,正直無理があると思うんですよね。

幸い,リリーフは,それこそ下位指名即戦力,そして外国人で十分補充が可能なところ。ついでに,リリーフから吸い上げて先発に回すという先発至上主義ではなく,今年のカラカーくんがやったように,先発からリリーフに回すのも大事なところ。これまで過負荷をかけてきたリリーバーたちを,ちょっとでも楽にするために,有効な補強&配置転換,そして,打線には,なんとか4点,5点以上の差を付けて,無駄な労力をかけずに済むような環境を,作り上げてほしいところですね。


一つ言っておきたいことは,



いろいろ言っても,マッス,あんたはえらいよ!(ひいきもしたくなるよ,このタフネスっぷり)

それではおやすみなさい

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6 コメント

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「半ば以上は打線のせい」 (ぼんた)
2018-10-19 01:28:12
100%同意です。
よくぞ、よくぞ言ってくださいました!
1年間(というか毎年のこと)、投手陣が哀れでなりませんでした。特にライオンズなどと比べてしまうと。
結局、チームが強くないと個人の実力も正当に評価してもらえないんですよね(逆に、強いチームにいて過大評価されているケースもある気が・・・)。

私も声を大にして言いたい。
こんな世の中で(笑)、文句も言わず明るくがんばってるマッスはえらいっ!

他の「総括」シリーズも、たのしみにしています!
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打者が投手を育てる (mak6582)
2018-10-19 12:32:07
…(by 里崎)をなかなか実行できないマリーンズ打撃陣。

先発陣は1点もやれないって意識で投げているのは明らかで、特に若手は際どくいって結局四球、ランナーためてドカン、が多かったです。
中継ぎ、抑えも±0〜2点くらいで繋がれる試合が多いから、役割なんてなくてとにかく投げなきゃいけない状況からの登板過多でしたね。

まあ、そんな状況だから使う方をあまり責めてはいけないかもしれませんが、松永と内はもう少し役割を明確にしてもよかったかなと思いました。
コマ不足は否めませんが、唐川の中継ぎ、東條の起用あたりが来季へつながるといいですね。
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>皆さんへ (ポンタ)
2018-10-19 23:14:15
コメントありがとうございます!

>ぼんたさん
そう言ってもらえると,書いた甲斐がああります! とにかく,長年打者が問題と言われながら,結局は目先のリリーフが叩かれるということを繰り返してきたわけで,やはり打者強化というアタリマエのことに舵を切ってほしいところです。
今年のCSを見ても,打てないチームはもはや存在価値がない(苦笑) これまで苦労してきたマッスがもう少しゆとりを持ち,まただWe Are!でもにこやかなリードをできるよう,打者陣にはさらなる奮起を,またそのためにも的確な補強をお願いしたいところですね!

>mak6582さん
そうっすね,結局,毎年言われていながら,一向に改善の気配がないですからね・・・。
1点もやれないでは投球も窮屈になりますし,完全に悪循環ですからね,現状は。おっしゃるような,役割分担を明確にするためにも,もう少しメリハリの効いた試合運びをお願いしたいところです。
とにかく今年良かった選手は,今年以上の結果を「連続して」出すべくがんばってほしいところですね。
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出遅れました (jun)
2018-10-20 00:58:59
最近、仕事のストレスから、ダイヤのエース全巻を大人買いしちゃいました(笑)
あれを見てると、ガンガン攻撃してくれる野手と組めば、投手に必ず逆転してくれるという安心感と攻め気を起こさせ、それが良い結果に結びつくという、まさにライオン多和田のような循環ってあるんだよなーって改めて思いました。
ラグーンが設置される来年こそは!
頼みますよ、野手のみなさん
頼みますよ、丸と大王様(現実感なし)
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Unknown (アンノーン)
2018-10-20 11:21:28
岩下、種市が魅力のある球を投げてて第2の二木になると感じました。
二木は不運もありましたが、前半もピリッとしなかったですし、もう一段階上を目指してほしいですね。
有吉も後半は微妙でしたが、通年安定していました。二年目なのにハートが強いですね。
中継ぎは唐川と東条、永野が出てきましたね。
こうして上げるとポジティブな材料は案外多いので、打線と先発、リリーフの三本柱次第で良くなるかも?
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>皆さんへ2 (ポンタ)
2018-10-20 21:32:25
コメントありがとうございます!

>junさん
ダイヤのA,名作らしいんですが,まだ読んでないんですよね。でも,やっぱり打者が投手に勇気を与えるというのは間違いないっすよね。あの多和田くんが最多勝なんですから,はっきり言ってずるいなあと思いつつ,野球というのはそういうもんなんだろうと思います。
とにかく裏切られ続けた我々ではありますが,今年こそは本気だと思います。少なくとも前向きな姿勢を忘れずに,積極的な補強をお願いしたいところですね!

>アンノーンさん
まあ,投手陣は,打線よりは明るい材料はあると思っています。ただ,二木くん・酒居くんを初めとして,とにかく2年続かない選手がほとんどなんですよね。相手の研究に耐えてこそ,初めて本当の実力,長きに渡って力を発揮することができるので,やっぱり地力をつけてほしいなあと思うところです。
でも,来年以降は,もうちょっと楽に投げれますよ,きっと!?
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