実は,交流戦後,気持ちがどん底の時に,うちのチームの本当のウィークポイント,逆に強みはどこなんだろう?と,アホみたいにデータをあさって作ったものの,そのまま気持ちも落ち着いてしまってほったらかしていた表があったんですが,このままだと出す機会もなさそうなので,暇ネタとして出してみます(笑)
以下が,その表
ソースは,いつものヌルさん(というか,今年は更新されていなかったヌルさんが,更新再開されてた!),データで楽しむプロ野球さん,NPB公式。申し訳ないですが,今回は個別のリンクはパス。あと,勢いに任せて作ったので,多少の数字違いはご勘弁を。
全部がウィークポイントやろ!というツッコミは置いといて,元々の,イメージとしては,本塁打はずっとどん底,先発はかつてはそこそこ,救援は2005年以降,ほぼずっと良しというイメージだったんですが,実際は,
先発はずっとダメ
救援はほぼ良好
本塁打は思ったよりマシだった(ただ,ここ5年はダメ)
というものでした。
あと,打率は,実は1位とか3位が多くて,結局のところ,総合してみると,まあ,確かに4位くらいが相当なチームだろうなあと,妙に納得してしまいました(爆)
しっかし,先発はもう少し昔は良かったのかと思っていましたが,(防御率1位の2005年は個別のデータがないものの),2006年以降の10年ほどは,3位が2回以外は,すべて5位か6位。対して,救援防御率は3位以上が半数の5回というところを見ると,ひ弱い先発を救援がカバーしているという構図は,ずっと変わっていないということがよく分かりました。逆に,ここ数年のつらーい感じは,その頼みの綱の救援の底が抜けたように悪化してきていることも大きいということもよく分かりました(ちなみに,作り出した6月上旬時点では,今年の救援防御率も,堂々の最下位,4点台でしたが,いつの間にか持ち直していた)。
ほんでもって打率は1位が2回,3位が今年4回の合わせて6回と,そこそこ。本塁打は,2006年からの5年は,うち3回が上位とかろうじて健闘していたんですが,ここ数年は,全くの下位に低迷。とりわけ2011年の46本は,記憶に未だ生々しいところですね・・・。ただ,ホームランバッターがいないので,もっと少ないかと思っていたんですが,満遍なくみんな打っているというか,総6番打線というのは,ある意味正確。それがどちらかというと,総6番から,総7番くらいにダウングレードしたイメージというところですかねえ。
しかし,こう並べてみると,もっとひどいチームかと思っていたら,実は,そこまではひどくないんだよな,我チーム。なんとなくフロントがぬるま湯体質に浸ってしまうのも,(納得は行かないけど),分かるといえば分かるような。何か金をかけてもかけなくても変わらないという,変に達観したような気分になるんでしょうなあ,きっと。これが,すべての数字が最下位で,総合順位も最下位とかなれば,もっと本気でテコ入れしようという気になるのかもしれんけど。
個人的には,投手よりも打者と言い続けてきたものとしては,忸怩たるものがあるんですが,こうなると,先発の補充は必須なのかねえ。ただ,スターターに関しては,どのチームも苦労していることから分かるように,先発を揃えるのは本当に大変。というか,それを揃えようと思えば,ソフトバンクみたいに大枚はたかないとなかなか難しいところはあるんですよね,実際。批判も大きいところですが,ボビーが投手を獲りまくったのも,野球チームとしての基本,あるいはドラフトでしか補強ができないチーム状況を考えると,ある意味仕方がなかったのかも。
ただ,それが結局は芽が出なかったこともあって,比較的安く,かつルーキーでも使いやすいリリーフで凌ぐしかない,ただ,そうするとリリーフにしわ寄せが来て,シーズン後半で破綻,あるいはリリーバーが蓄積疲労で崩壊という状況に至っているように思います。
考えてみると,かつてのオギー,川崎君,伊藤くん,2012年以降も,マッス,松永くん,大谷くん,西野くんと,才能溢れるリリーバーを投入し続けているにもかかわらず,リリーフ陣が崩れてきていることを考えると,どうしても長期間働くことが難しい,リリーフを元にチームを組み立てるというのは,確実なようでいて,長期的なチーム作りは難しいということなのかもしれません。それは,今季のオリの崩壊にも現れているところだしなあ。
まあ,しかし,批判の多いフロントではありますが,考えてみれば大枚をはたいて,他チームエースのワックンをFAで獲得し,また2億,3億かけてデスパイネ君を獲得しているところを見ると,ウィークポイントを見据えた補強をやろうという気はあるんだよね。実際,日本国内でもツテがなさそうなフロントが,よくあのキューバから選手を獲得できたなあとも思うし(まあ,弱み見られた契約でもあるけど)。
残念なのは,その補強が必ずしもすぐには芽が出ず,まるでダメみたいな雰囲気になってしまっているというのは,悲しいといえば悲しいところですよね。ドラ1藤岡,カラカーらに対する風当たりの強さもそうですが,やっぱり貧すれば貪するというか,明るいニュースが少ないだけに,数少ない補強に過剰なまでの大きい期待をかけ,それが結果がでないと,今度は過剰なまでの怒り,あるいは嘆きが選手・フロントに向かってしまうというのは,ファンとしても,ちょっと反省すべきところかもしれませんね。まあ,どうしても言いたくはなるんだけど。
もちろん補強を成功とするのも,失敗とするのも,最後は選手次第というところなのかもしれません。しんどいところではあるでしょうが,選手たち,とりわけ期待をかけられている主軸たちは,その期待の大きさを前向きに捉えて,なんとか長いシーズンを最後まで闘いぬいてほしいところです。
あ,そうそう,伊東さん,今のチーム状態でよくやっている面は本当に多いと思うんですが,個人的にどうしても気になるのは,考え方が,減点思考の昭和的というか,モチベーター的要素があんまり見受けられないところなんですよね。元々ノリで野球をしているような我チーム,ましてや最近の打たれ弱い若い子たちが増えつつある状況では,愛情の裏返しとしても,厳しい評価は,かえって選手たちを萎縮させがちなところ。
わずかに選手たちの能力の底上げがあったとしても,今,求められるべきは,その選手たちの能力以上の力を引き出すことかも。まともに行ったら地力の劣る我チームでは,プラスを引き出していくことは必須のように思います。
王者ライオンズからやってきて,因果なチームの采配を取ることになったと思っているかもしれませんが,ほめて育ててこそ,現代野球のマネージャーたる資格があるというもの。うんざりすることも多いと思いますが,何卒,最後まで気持ちを切らさずに,最後は,この監督で良かった!と,選手たちもファンも思えるようなチーム運営をお願いしたいところですね。
それではおやすみなさい
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